「やりたい放題に作らせたらこうなりました!」ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット taku7216さんの映画レビュー(感想・評価)
やりたい放題に作らせたらこうなりました!
途中降板したザック・スナイダーがファンの声に後押しされて追加撮影も含めた“自分の作品”を作った!
追加撮影に7000万ドル、上映時間は4時間超え。好きに作ったねぇ…。DCが再登板をお願いするのに飲んだんだろうけど、どんな交渉したらこんな破格の条件になるのか。
アクションシーンが多く追加されていて、ザックらしいスローを多用した外連味溢れるかっこいい戦闘シーンがたくさんあります!
それぞれのキャラのバックストーリーを全てではないけど描いていて、気持ちが入りやすかったです。新キャラいっぱいだと困るから、マーベルは前後で単体映画もやるけど、DCは焦ってるのかすぐに大集合させちゃうから紹介フェーズがなくて大変。
フラッシュ、ドラマを見てないんですが、光速移動中にバランス崩したくらいで色んなところに突っ込んじゃうのめちゃくちゃ不便では…。そして弱い。速さにあぐらかいてるちょっと変なやつで残念。もうちょっと誠実なキャラかと思っていた。もちろん最後の光速ダッシュは震えました。
ベン・アフレックは相変わらず暗い。ザック・スナイダー版を象徴するバットマンですが、次作からキャストチェンジということで残念です。次作はバットマンオリジンっぽいので、オリジンが終わればもしかしたら再登板もあるのかな。
アクアマンはあまり活躍の場がなかったですね。5人もいると仕方がないところかなぁと思いますが、続編に期待。
サイボーグは今作と関係がある新キャラのためストーリーにしっかり練り込まれてました。キャラも立ってて万能。ぜひ続編を!
ガル・ガドットはいつも通りの美しさ。
エピローグだけで結構な時間がありました。ラストは荒廃した世界でバットマンとジョーカーが話し込んじゃうし、終わり際には明らかに対立してるっぽいスーパーマン出てくるし。
こんな作品を夜に出してしまったらザック・スナイダー続投させるしか道がないのではと思いますがザックもキャストの一部もその気がない様子で、この中途半端なところでジャスティス・リーグが終わってしまうなら残念です。それともジョス・ウェドン版を活かして今作はあくまでも番外編扱いですかね。