「素晴らしい出来だが劇場版の評価を下げるものではない」ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい出来だが劇場版の評価を下げるものではない
ザック・スナイダーカット、確かに素晴らしい出来でした。「マン・オブ・スティール」から連なる重厚な物語はマーヴェルと完全に逆ベクトルへ進んでおり、お祭り映画として楽しい「アベンジャーズ」と違って悲壮感漂うチーム作りとなっていました。
しかしながら、そのザック・スナイダーカットを観てもやはり劇場版の、フラッシュがしゃべりまくるスパイダーマン的立ち位置も捨てがたいと思いましたし、何より4時間が許されるのは配信やディスク販売だからであって、もしザック・スナイダーが監督を降板していなかったとしたらどれだけ長くても3時間がデッドラインで、1時間は削られていたことでしょう。2時間という制約を守ってザック・スナイダー版とあらすじはほぼ変わらない(続編につながるキャラクターとかはまぁさすがに削られていますが)ものを作り上げ、バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生で暗すぎると離れていったライト層を呼び戻そうとしたウェス・クレイドンも評価されるべきと自分は思います。
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