映画ざんねんないきもの事典のレビュー・感想・評価
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ひとことReview!
一見「やってる感」だけ先走る感じだが、侮れない傑作に仕上がっている。動物達の意外な一面は「これマジか!」と思って観た後に調べたくなる。でも動物にスマートフォンは無い。
1本の映画としてはちょっとざんねんな感じ
本作は「ざんねんないきもの辞典」から
出来上がったストーリー
ストーリーの合間にざんねんポイントが紹介される
ただ、ざんねんなところというよりも
雑学的なところが多い気がする
そこらへんでは「へー、知らなかった」という感じなものが多い
コアラがユーカリの葉を食べるのは
他の動物が食べないものを食料にすることで生き残る
という感じで進化したが
ユーカリの葉の毒性があるためか
睡眠時間が20時間ほどになっているというは
本末転倒っぽくて、ざんねんな感じがするが
ほかはそこまででもなかったように思う
この「ざんねんポイント」の紹介が何回かあるが
ストーリーの邪魔になっている感じはなかったのでよかったと思う
この映画は
3つのストーリーで構成されており
①コアラのリロイがホームツリーを探す旅
②アデリーペンギンたちが、皇帝ペンギンをすみかに送る話
③家出したウサオの大冒険
という感じになっている
3つすべて、作画とストーリーが別々であって
統一感がないので、1本の映画としてみて良いのかなと感じてしまった
ペンギンの話だけ「紙兎ロペ」っぽい感じがして
好き嫌いが分かれそう個人的にはよかったと思うけど
(ペンギンやシャチがスマホを契約できるとかについては考えないこと)
コアラのリロイの話はまあ普通の大冒険っぽい感じがする
ディプロはコアラやウォンバットのご先祖様なので幽霊としてついていく
最後のウサオのストーリーは
はちあわせした生き物にビビッて逃げているということを
繰り返している感じがして、ストーリーとしてちょっと物足りない
家に帰ったあとも、一人前になったので独り立ちしなさいということで
帰ったのにまた旅立つということになってしまって
野生動物としては自然なのかもしれないが
ちょっといきなりだなとは感じてしまう
ちなみに「ざんねんポイント」の紹介で
うんち関係のことがこの映画では
そこそこ多くでてくるので、そこは下ネタが苦手な人は少し注意
試写会にて鑑賞
3話で構成されており、ストーリー性もコミカルで子供はもちろん大人も楽しめるよう面白くなってます。でも、1話と3話目は共通して最後が悲しいかなぁ・・・自然界では大人になるのが早いなぁと悲しみもあり感心もしました。
ペットを飼っていられる方はここの部分で重なる思いがあると思います。
絵は各話それぞれ違っており絵のタッチの違いを見る楽しみもありました。
特に2話目のペンギンは『紙兎ロペ』の監督さんで、今回も監督・脚本・声優を全てこなしてて、ロペ好きな人も必見かと思います。同じようなノリでシュールな笑いが盛り沢山でした。
エンディングの秦基博さんの『サイダー』も
映画の為の書下ろしだけあって作品にとても合ってました。
エンドロール中にもざんねんないきものの紹介も入ってくるので
最初から最後まで楽しめました。
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