そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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家族の形は十人十色
小説で大好きなストーリーの映画化だったので、楽しみに鑑賞しました。
小説以上に感動して泣きました。
石原さとみさん演じる母親は、自由でふらっと娘を置いていなくなってしまうという強引でお金使っちゃう性格ではあるけど、ラスト30分の自分の病気を隠し通してまで、どんな時も娘のことを第一に考えていたことに心を打たれました。
また、「泣いてちゃダメ!笑っていれば幸せが舞い込んでくるんだよ」っていうセリフによく親に言われていたことだと思い出しながら泣いちゃいました。
実の父親が海外へ仕事で行ってしまい、複雑な思いを抱えながら日本に残る様子を見て、自分の家族も、父が単身赴任だったこともあり、重ねて観ていました。
離れて会えなくても家族は家族。たとえ実の父親が再婚して、子供もいるとなっても会えば温かく迎えてくれるシーンに、家族の形は十人十色で形が変わっても、いつまでも家族でいられるんだと思い、ジーンときました。
血はつながっていなくても、お互いのことを思いやって過ごせていけたら、立派な家族だと思わせてくれた今年一番の作品でした。
そこに愛はあるんか!?
梨花が子ども欲しさに水戸さんに近づかなければ、ずっと水戸親子は何事もなく平和に暮らしたと思う
梨花の愛ってただのエゴでないの!?
星2つは大森南朋が好きなので・・
子を持つ親に夫婦で見てほしい
前半は、田中圭演じる森宮さんと永野芽郁演じる優子の父と娘の物語と石原さとみ演じる梨花とその娘みぃたんの母と娘の物語が同時に進行していき、後半は優子のその後が描かれている。
早々に前半の落ちに気がつき、そこから目に涙がどんどん溜まりはじめ、落ちがきたときには涙腺崩壊した。
原作は読んでいません。
いじめっこがいきなり仲良くしてくるの変、梨花が仕事中に森宮さんに会いにいくところあたりで時系列が混乱する、優子と早瀬くんが付き合うの早すぎ、とか気になるとこがあったがそんなことはどうでもよく本当にいい映画だった。
シンプルな心で見て欲しい。
命を懸けてバトンを繋いだ梨花、渡されたバトンを最後まで離さずに次に繋いだ森宮さん、二人の愛情を受け取った優子、これでいい!
ぜひ子供を持つ親に夫婦で見てもらいたい映画です。
最後、バージンロードを歩く場面、バージンロードを水戸さん、泉ヶ原さん、森宮さんで繋いで欲しいと思いながら見てたけど、バトンはすでに森宮さんに渡っていたから、あれで良かったと思いました。
そして永野芽郁たんかわいいね。
感動作と言うべきか…
原作もレビューも見ずに観てみました。
ストーリー的にはところどころ穴というか隙がありつつも良く出来たお話だと思うし、出演者の皆さんは演技力も確かで自然に見られました、個人的にはみぃたん役の稲垣来泉ちゃんはすごく良かったなぁと…実際あんな子供いたら最高やろうな~
ピアノの伴奏の部分も岡田健史君なんかは半年前からレッスンしたこともあり触ったことのある人ではなくちゃんと弾ける人に見えたのは素晴らしいなぁ。
終わり方も綺麗にハッピーエンドで締めくくってくれたので個人的にはとても良かった、なんかもやもやした終わり方する映画って嫌いなんですよねここらへんの割り切り方は好感が持てます。
と、ここからは少し気になった点をしばし…
取捨選択は必要なのもわかりますが優子ちゃんと最初優子ちゃんにことごとく絡み倒していた女子〜ズがあんまりこれといった強い動機(一応美人先生に家庭環境を聞いたとは言っていますけど…)もなく急速的に親友ポジに落ち着いたのは流石に無理があるかと…
まぁ普通の友達程度ならわからんでもないけど結婚式にお呼ばれして喜んで参列しちゃうってなかなかの親友度だからね、もうちょい丁寧に描いて欲しかったなぁって気はします。
ってここはあくまでちょっと気になった程度なんだけど1番引っかかるのが…
小説とか映画とかあくまで作り物だから良いんだけど…
普通に一般社会として考えると梨花さんってヤバくね!!
途中から毒親としか見えなくて嫌悪感の方が勝っちゃって感動の部分があまり浸透してこないんだよなぁ…
正親パパ・圭パパが超絶聖人・仙人(梨花さんのことほとんど悪く言わないとかどんだけ達観してるんだよ)レベルに良く出来た人かつ優子ちゃんが超絶素直じゃなきゃ普通にグレると思うよ…
実は病気でとか、実は余命幾ばくもなく…とか言われても優子ちゃんのセリフ宜しく“子供なんだから隠さないでちゃんと話してよッッ!!”って言いたくもなるよ…
演技力やキャストの美貌・全体のストーリー構成は素晴らしいのでドラマ・映画の世界に没頭出来る人はとても面白く見れると思うので宜しければ。
92%が泣いたと言う映画を、おっさんが観てみた
92%が泣いた映画と言われると、身構えちゃいますよね。
映画を観てよく泣くおっさんの私は、まんまと泣かされるんだろうと思いつつ鑑賞したわけです。
だけど、始まってみると、ストーリーのわりに温かい空気が流れている映画に感じたんですね。
原作は未読なんですが、瀬尾さんのイメージに合う温かさかな。
永野さん自身も温かい空気を纏っている気もするし。
そんな雰囲気の中で迎えた卒業式のシーン、感動的な良いシーンなんですよね。
なんだけど、ここまで駆け足気味だったせいか、登場人物達と一緒に泣けないんですよ。
この時点では、そんなに泣ける映画だとは思わなかったんです。
けれど、この映画はここからでした。
結婚の許可を得る為、今までの親に会いに行きます。
実際、結婚って疎遠になっている人に会う機会になる事も多いじゃないですか、この話の展開は巧いなと思いました。
でね、誰かの幸せを願った行動って、なかなか受け手にその思いの全ては伝わらないものですよね。
また、その行動が必ずしも正解とは言えない時も有る。
だけど、その思いが伝わった時、行動ではなくその思いこそが、受け手を幸せにすると思うの。
その辺の感覚を、役者さんの上手な演技で見せてくれるから、終盤は涙が止まらなくなりましたよ。
音楽もいいしね。
身構えて観たんだけど、やっぱり泣かされちゃいました。
ところで、優子の同級生のかわいい子は誰かなと思ったら、萩原みのりさんなんですね。
萩原みのりさんの出演作いくつも観てるのに、かわいすぎて気付きませんでした。
ムチャな話・・・なんだけど、やっぱり泣いちゃう!
ン十年前の話ですが、坂口良子さん主演のドラマが、ある事情(本作と似ている)を抱えたシングルマザーが娘の為に婚活を続ける話でした。その当時に婚活という言葉はありませんが。
切羽詰まっていましたが、なりふり構わず、では無くて、相手の事を考えて身を引いたり、自分から断ってしまったりで毎回上手くいきません。でもフラれても坂口さんはカッコ良く、毎週母と楽しみにしてました。
それと比べると、本作はファンタジーだなあ。話が出来過ぎだし、登場人物(大人たち)にあまり共感できないです。それでも泣いちゃうのは、何なんでしょうね。自分がこういうのを求めてたのかもしれないです。
石原さとみさんが可愛いからかな。田中圭さんもすごく良かった。
それに、永野芽郁なんてキライだもんねと思っていたのに、花嫁入場の場面で、永野さんが照れ隠しのように「じゃ、行こっか」と言い、歩き出したベール越しの伏し目がちの表情の美しさにヤラれました。
想いのバトン
中年の男性はかなり涙腺を刺激される作品です。
バトンを繋ぐ梨花と三者三様の父親。それぞれの父親が大切に娘を想い、梨花と娘と父親がしっかり手を握る姿が想像でき、それぞれの写真がとても素敵でした。
その中で育った娘が結婚しようとする時に知る真実。
いつその真実を聞かされるかにより心情の変化はあるだろうけど、全ては娘の笑顔のため。
そしてその笑顔を守ろうとする家族の素晴らしさに拍手を送りたいと思います。
そのバトンをまた新たな家族の元に。
最後の笑顔がこの想いの大切さを受け継ぎ希望に満ちた笑顔の様に思えました。
原作に強い思い入れがあるから自分には無理だった
監督も脚本家も原作のこと好きじゃないでしょ、たぶん。
原作を読んだ後にはそれぞれのキャラクターが愛おしく思えたけれど、映画のキャラクターたちは原作の要素を表面的にはなぞりつつ、泣かせる要素を山盛りにするために舞台装置としてチグハグな行動をさせられているからハリボテ感がえぐい。
特に森宮さんに優子が理不尽に怒鳴った後に謝らずに結婚式でハッピーエンドでしたって何?原作にない蛇足シーンを追加したなら回収して為人を補強する演出としてくれ。
原作の優子なら絶対に言わないし言ってしまったら謝る。
原作に対する解像度が低すぎて気絶しそうになった。
あとは単純に映画としての出来も微妙。
演出が全体的に古くてダサい、セリフが冗長で何もかもを説明しきるから余韻が全く残らない。
原作の洗練された物語運びが台無しにされてる。
幼少期をみぃちゃんという別人の物語としてミスリードを誘う進行にする必要が本当にあった?
早瀬くんのピアノを初めて聴いた時の光の演出、そういうギャグかと思うほどダサかった。譜面が散らばったシーンは撮影した素材無くしちゃったのかな?とさえ思った。
演出の何もかもが効果的に実行されていない。
このバトンを多くの人に渡したい
しばらく映画館から遠ざかっていましたが、原作既読でどうしても観たい映画でした。感動の原作をどのように映像化しているのか期待の作品でした。
キャスティングが素晴らしい。どのキャストもピッタリでした。
優子役の永野芽郁さんの、涙の演技は最高ですね毎回泣かされてしまいます。田中圭さんの森宮さん、もう少し歌のシーン(原作では感動のシーンなのですが)が観たかったですが、役の再現度はさすがです。(ミートソースを優子と食べるシーンで2人とも白い服を着ていたのはドキドキしました)梨花役の石原さとみさんもイメージしていたままの梨花でした。特出すべきは早瀬役の岡田健史さん、本当に良い役者になってきたと思います。大河ドラマでもとても印象に残る演技をしていましたが、ここ数年で急激にうまくなっていると感じます。また、みぃたん役を好演している稲垣来泉さん(アンナチュラルで石原さとみさんの幼少期を演じていましたね)も将来が楽しみです。
優子の「みぃたん」設定(原作では「優ちゃん」でした)、水戸さんがブラジルに行く理由、高校の友人との関係、梨花が亡くなる設定等々は映画オリジナルで、原作との違いで違和感があるが、1本の映画として作品を成立させるためには有りだと思いました。
感動が溢れて幸せを感じることの出来るラストです。
このバトンを多くの人に渡したくなる非常に満足度の高い素晴らしい作品です。
観客動員100万人突破!
報知映画賞 主演女優賞 永野芽郁さん!
監督賞 岡田監督!
おめでとうございます。
おまけ映像無し
久々に泣いた。
文句無しの★★★★★😉
ブラインドブックがご縁で、瀬尾まいこさんの「強運の持ち主」を読んだことがあったので、本作が気になって観ました。
観てよかった。
たぶん原作読まずに見たほうが泣けそう。
予備知識無しで、「ママ」に対する不安感や、否定的な感情を蓄積すればするほど、最後に思いっきり肯定の方向へ心を引っ張られる。
その振り幅の大きさが感情を揺さぶって涙につながる感じ。
今から原作読みます。
あの母をどういう風に考えるかで評価が変わる?
正直期待以上でした。
2人主人公(優子、みぃたん)ものかーとか思ってたら終盤主人公は梨花と優子、森宮さんの3人に変化したように感じた。(全員主人公という方もいると思います)
いろいろな苦難を乗り越える母の強さに魅せられた作品でした。
ただ、この母梨花は結局自分の人生のために他人が産んだ子を巻き添えにしたとも取れるので、正直好きになりきれませんでした。
とか言いながら映画館で泣きまくってましたが笑
不満点があるとすれば優子を産んだ母の写真を結婚式場に持って行ってないことですかね。
産みの親が疎外されているのでは?と思いました。かわいそう・・。
人と人が付き合っているのなら、絶対に自分の影響を周りの人は受けているのだ!
笑顔で生きて行こう!
仕事楽しいいいいいい()
映画観てほぼ泣いた事なくても、この映画は泣けました
映画の前半は自由奔放な母親に振り回されている子供が可哀想で、平行して進む現在と幼少の頃とがいつ繋がるのかとハラハラして観ていましたが、泣けるシーンは後半一気に来ます。
子供の高校の卒業式というのは、親として1つの任務が終わる節目の時で、今までの子育てのあらゆる出来事が思い出されて涙が止まらなかった事がありますが、そんな大切な日を、あの状態でしか見られなかったのが何とも悲しく思えました。
結婚前に次々と明らかになる3人の父との事、結局一番会いたい石原さとみとは再会できず人生の最大の節目である結婚式を迎えて、バトンとはこの事か………父親達3人の温かさと、少し逃げた感もあり愛情表現が独特だけど、娘の幸せを命が尽きるまで願い続けたママ母に涙が出てきました。そして何より家庭環境に屈折すること無く笑顔を心がけて素敵な娘に成長した永野芽郁ちゃん演じる優子に涙涙です。心底心温まる映画でした。
永野芽郁が良い
どなたかも書いていましたが、映画が始まって「あぁ、こういう流れかな?」と思ったことがそのまま映画になっている(笑)ので「やっぱりそれか〜」という印象。それはないだろ〜と言うことも多々起こるので映画に没頭しづらくて泣くに泣けなかった。
ただ永野芽郁は良かった。明るく振る舞うシーン、シリアスなシーン、涙のシーン。彼女のシーンは引き込まれてもらい泣きしました。
想定内
そうだろうなぁという部分を裏切られなかったかな。
最初、みぃたんとゆうこは同一人物?なのかな?どっちかな?と思いながら見ていたけど、そこもサラッと同一人物だったし、
まぁ病気落ちだよなぁ?あー、やっぱり病気だよね。といった感じで、いい意味で裏切られたいなぁと思いながら見てたけど、すんなりだった
泣ける泣ける聞いてたけど、私は泣けませんでした。
映画としてはなんとなく好きです。
自分が被害者なら許せますか?
子供が産めない体になったから子持ちの男から娘を奪い取り、
お金が無いから金持ちの家に転がり込み、
その金持ちと共謀して他人に娘を押し付けて音信不通になる話でした。
なんだかずっとウルウルしてた気がします。
号泣はしませんでしたが数多くのシーンで涙してしまいました。
ネタバレになるといけないので詳しくは書けませんが、ただの自由奔放(ワガママ、勝手放題)な梨花(石原さとみさん)の本心というか秘密が解き明かされ(それでも私的には許せないのですが)優子(永野芽郁さん)が許すくだりは一番来ましたね。
家族ものにはもっぱら弱いため重松清さんや森浩美さんの小説を電車など公共の場で読むといい年して涙ぐんでる怪しいオヤジになるので気をつけていましたが、その点映画館は暗いのでエンドロール中にお化粧直しじゃないですが、平静を装えるのでありがたいですね。
それぞれのお父さんたち、大森南朋さん、市村正親さん、田中圭さん、みんなカッコいいです!梨花のみいたんに対する無償の愛(最後にならないとわかりませんが)に気づいて暖かく許してあげる大人というか男気に感動します。
それにしても『中学聖日記』でいきなり素人から抜擢されてからの岡田健史さんの成長たるもの驚きを隠せません。彼をイメージして原作を書いたんじゃないかとさえ思いました。
永野芽衣さんも『ひるなかの流星』で初めて観た時は「面白い顔の女の子だな~(失礼?)でもこの子誰?」みたいな感想でしたが『君は月夜に~』でも笑顔で泣かしてくれましたし、今回も素晴らしく素でやってるんじゃないかと思うほど自然な演技、涙にやられてしまいました。
田中圭さん、石原さとみさんもここのところ大活躍ですがそれぞれの出演者がいいところを出し切った感があり、私の中では今年一番かもしれません。よかったです!
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