そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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梨花さんを赦せるかどうか
自由で、ほしいものがあれば強引に奪いに行く梨花さん。
彼女を赦せるかどうかで、この映画の評価は大きく変わるのではないかと思います。
梨花さんがほしいものは、贅沢な生活でも、自由に使えるお金でも、ちやほやしてもらうことでもありません。
「自分の全てをかけて愛する存在」です。
そして真実、どんなときも彼女にできる、彼女が「最高」と思うことをその存在のためにします。たとえ、自分の体を削っても。
自分の幸せのためではなく、愛する存在の幸せのために生きています。
それは愚かかもしれないし、自分勝手かもしれない。
でも私には、「最高に魅力的な女性」に見えました。
石原さとみがそれを素晴らしく演じていたと思います。
そしてそんな彼女を愛し、赦し、力になろうとする男性たち……彼女が愛した存在を同じように守ろうとする男性たちもまた、やはり最高に魅力的だ、と。
この物語はフィクションです。
「こんな良い人ばっかりなはずがない」
などと、「現実的」なことは言わず、優しい世界を楽しみたいと思いました。
ちなみに、私が観たとき、同じ部屋にいた人たちの多くが、梨花さんが新しい男性と出会い、振り回すたびに「プッ」と吹きだしていました。
眉を顰めるのではなく「この女はまったく」と、受け入れておられたのだと思います。
彼らのこの映画への評価はきっと、高いでしょう。
さてと、お墓参りにでも行きましょうか...
苗字が4回も変わる、それってマイナスなイメージしかないけど、この作品のみぃたんこと森宮優子は、素敵なお父さん達とお母さん達に巡り合って、とにかく愛に満ち溢れて育ったのです。
梨花さんは一般的なお母さんだとしたら、失格かもしれない。
ご飯はまともに作れない、浪費癖がある…
ただ、何よりも自分のことよりも一番に大事に
優子のことを思っていて、心から愛してくれたのです。
そして、実父の水戸さんも泉ヶ原さんもそして森宮さん、みんな優しくて優子のことを支えてくれ、守ってくれたのです。
何より、森宮さんが料理教室にも通い、毎日作ってくれた料理は優子の心も体もしっかりと育ててくれました。
そうなると、家族は決して血の繋がりだけで築かれるものじゃないんです。
大切なことは毎日の暮らしの中で子供のことを思い、話を聞き、一緒に笑ったり、泣いたり、喜んだり、ご飯を食べたり…同じ気持ちを共有する時間をもつことなのかなって感じました。
梨花さんが卒業式にこっそりと出席していたのを見たとき、『旅立ちの時』の合唱と相まって、梨花さんが優子への思いが手に取るようにわかって、その涙の笑顔は切なかったです。
また、森宮さんも必死に育て上げた娘の旅立ちが卒業、結婚とあって、梨花さんが用意してくれたドレスを着た優子をしっかりと早瀬くんにバトンを引き繋いだシーンは、森宮さんと梨花さんの2人の想いがひしひしと伝わってきて涙腺崩壊でした。梨花さんはきっとどこかから見ていたと思います。
まぁ、いろいろと無理な設定や、お涙頂戴の展開にはなってるとは思いますが、親が子を、子が親を思う気持ちはいつの時代になっても、こうであったらと思ってしまいました。
そういえば、岡田健史くん、顔つきがいつの間にか立派な大人になっていてびっくりしました。
なかなか面白いんだけど
泣けました
話はよくできてるけど、冗長的でダレる
今年一番感動した傑作
何かが、もう少し!
ただただ感動、、、涙です
世の中がこんな人達で溢れていたら、暮らし易い社会になるのに
あばずれママの華麗な伏線回収
予備知識なく楽しめる映画は良いですね
バトンを受け取ることの大切さ
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