そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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バトンの暗喩は予想と違って○○だった
どこまで気にするか…でかなり評価は分かれそう…(本文参照)。
今年153本目(合計217本目)。
※ 結局、先週当選した、なんばパークスシネマさんの無料券はこちらで使用しました。
物語の内容的にネタバレ要素が異様に多く、かつ、時間ずらし描写は多めです。ただ、時間すらしというより、予告や特集にあるように「2つの家族」を交互に描くという特殊な描写であり、真の意味での時間ずらし描写はあまりありません(一応、あることはある)。
私が見たときは8割くらい埋まっていて、結構すすり泣きが聞こえてきたのですが(こんなのも、2020年のヴァイオレット~くらい?)、そうとは言わないにせよ、私は別の点がかなり気になりました(採点要素にて記述)。
異様にネタバレ要素が強いので何を書いてもネタバレになってしまいます。ただ一つ言えること、それって、結婚も離婚も、子供のことを一番に考えなきゃいけない(子供は、大人の「付録」ではない)んだ、ということでしょう。このことはこの映画の「本筋」ではないのですが(まぁ、「準本筋」とは言える)、多くの方は気が付くかと思います。ただ、それにも単純に「子供は大人の付録じゃない」というのも本映画ではひねりが入っていて、またそれを書きだすとネタバレになるので…。まぁ、余り書きすぎると何書いてもネタバレですし…。
減点要素は「法律系資格を持っていると混乱する要素がかなりある」という点であり、それをどこまで突っ込むのかという問題につきてしまい(他で評価できる点があれば、それは控えめにできるが、本映画では結婚離婚という民法の親族編を扱う内容であるため、一概に完全無視もできないし、考慮すべき割合も多くせざるを得ない)、正直私も混乱したし、中には明確に配慮不足という点もあります。
採点は下記のようにしました。
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(減点0.8/すべてまとめて)
本映画はいつ(時代)が舞台か書かれていません。一方で「平成28年」という表記は登場するので、そのころか、数年後たった現在(令和2~3)を想定して見るのが普通かと思います。
さて、未成年の結婚には「現在は」親の同意が必要です(令和4年4月からは、この条件は全てなくなり、18歳以上で可能です)。このため、描写内での記述(親の同意を求めている)のは正しいものの、本映画は令和4年4月以降も見られることは想定され、そうすると、民法の親族編(結婚離婚)という超ドストレートな話に入っているので、それは考慮する必要があります(令和4年4月からは、ストーリー自体が完全に成り立たないところがある)。
また、本映画の特性上、家族関係が非常に複雑です(おそらく、日本の戸籍行政もこういう異様に特異なものは想定していない?)。また、現在(令和3年10月)では「未成年者の結婚は、父母の同意」が必要です(737条/令和4年4月1日で、この条文は消えます)。条文通り、求められるのは「父母の同意」です。この「父母」は通常は一通りに定まります。たとえ、この映画のような「通常想定していないような家族関係においても」です。離婚してしまえば「ただの人」だからです。
よって、離婚した前の人のところに訪れにきて同意を求めても無駄であり(法律上、何らの効果もない)、この点はそもそも「日本の民法も戸籍行政も想定の範疇を超える」事案なのだろうとは思いますが(※1/2)、やや配慮が足りないかな…という気がします(「私に求めてもダメなんだからな」とか一切言わない)。
(※1) なお、未成年者の同意を欠く結婚も、一度役所が受理すると、親権者は「条件不足」を理由に取り消せなくなります(結婚・離婚のように本人の意志が尊重されるものは、一度形成された関係を取り消す処理はなじまないため)。また、本映画のような特殊すぎる設定では、役所の受理に瑕疵がある(誤った受理)が発生しても仕方がない事案でしょう。
(※2) 中には「ひとり親家庭」というケースもあります。この場合、「その親の同意」で足ります(2人いても、一方が長期間行方不明、入院等で意識不明)。また、まれなケースですが、「保護者がいないケース」では、同意なしで成立します(もちろん、結婚適齢の年齢に達しているのは大前提で、それにより自由に結婚が可能)。
また、このストーリーは一部で「生活に困っている人」が登場します(詳細はネタバレになるので省略)。あの状況で「50円玉が机の下にある」とか、「パンの耳をもらってきた」だの言っているので、それらを考えると、明らかに生活保護の条件を満たしえます(かつ、働けないことについて正当な理由があり、証明等がちゃんとしていれば、おりやすい)。この部分の描写もなく、いわゆる行政の「見回り隊」(一般通報などで、貧困が疑われる家庭に行政の職員が訪れるもの。名前は違っても、だいたいどこでもやってる)も来ておらず、そういう描写もやや不親切かな…(生活保護を権利とみるかどうか等、意見の対立はあろうかと思いますが、あのケースでは証明さえしっかり出せば降りるケース)という点です。
(※3) ただ、だからといって「生活保護率(あるいは、申請率)を下げよう」という趣旨の映画に取るのは変なので、その傷は大きくはないです。
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うーん…
なんか…微妙な話だった…
子どもにたくさんの愛情を注いだのは分かるとして、なぜ男にすがる方法しか思い浮かばないんだろう…
自分だったらこんな母親嫌だし、見ていて辛くなった…
うーん…
原作を読んで、どんな内容なのか、もう一度きちんと把握して考え直したいと思った。
《ネタバレ注意》結局、本命に泣かされる
原作未読。泣ける、泣けると、大々的に宣伝してたもんで期待値高め。ただし「本屋大賞」だから期待値上げ過ぎは禁物。気分は拮抗するも、一応ハンドタオルを握り締めながら鑑賞開始です。
でですよ。誰が泣かせ役になるか、たいした事前情報も無い中で、予想はしてたんです。本命-石原さとみ、対抗-田中圭、次いで永野芽郁、穴馬-その他の登場人物。
これがこれがこれが。
話が進んでも、ラストが見えて来ても、秘密の暴露があっても、いっこーーに泣けないわけですわ。やられたよ、コレは。本屋大賞のゴリ押しかよ。と華々しく落胆してたら。
大本命の再登場にやられました。
TSUTAYAさんのプロジェクトのマイ・ダディの半分くらいは泣けたけど。この過剰な宣伝広告は、邦画界にとってはマイナスだよ、ってのは思いました。
極めて普通に泣ける話だったけど、長ったらしくてくどかった。
と。
決定的に感じたことなんどすが、人情噺をベタに撮ると、上手い監督さんって他に居ると思うんです。何故に前田哲さん?
なんでそこまで愛情深いのかってほど、みんな愛情にあふれている
大体の話は想像できてたけど、それでも泣けたー!
悲しい涙じゃなくて、あまりに愛情深い人たちばっかりなんで、感涙ってやつですか?
こういう心温まるストーリーで泣ける映画って、あまり観る機会がなかったので気に入りました。
最初はテレビドラマと同じくらい軽いノリだったので心配しましたよ。でも、中盤、終盤と尻上がりに締まってきますので安心してください。石原さとみと田中圭もこの二人でいいのか?って思いましたけど、この二人がはまり役でした。
あとは、特に映画が強要しているわけじゃないのですが、家族のあり方なんかも考えさせられて、家族が血の繋がりじゃなくて愛情で繋がっているところに理想を感じたりもしましたね。
お父さんお母さんには是非観ていただきたい。結末も心地よいのでデートでもOKです。
ただし、ハンカチは忘れずにご用意を!
今年1番の映画だと思います!
現代のユートピア物語
ある人の存在が他の人の幸福の条件になっている世界。すべての人が幸福であり、ネガティブな人は誰一人いない。これはまさしくユートピアである。こういう映画もあってほしい。悲しいかな、現実にはいろいろ問題があって、そこを象徴的に描く映画は必要なのだが、勢い生々しくなって観るのが辛くなる場合もある。そんななかでホッとする映画で、「男はつらいよ」的ではあるが、寅さんが懐古的であるのに対し、この映画の世界はこれから生まれる人間像、新たな人間関係を期待させるものである点で、未来に開かれている。
原作よりも泣ける😭
もう一度観たくなった
めっちゃ素敵な作品でした。(涙)
悪い人が出て来ない笑顔で席を立てる良作でした^^!
金曜レイトショー『 そして、バトンは渡された』
VOD待ちでもいいかと思いましたが、何故か癒やされる永野芽郁ちゃん観てきました。
冒頭のキャラ紹介といつ何時も田中圭さんの変わり映えのなさで惑わされますが・・・
感のいい人ならすぐ気づきますね。
3人の父親と2人の母親を持つ女の子の10年ストーリー
後妻役の石原さとみさんの行動全てに終始違和感ありましたし、父親のブラジル行きにも唐突過ぎる^^;
ただその後の義理父2人、田中さん演じる森宮さんの健気な想いと市村さん演じた泉ヶ原さんの気持ちの大きさには感服します。
みいたん役の稲垣来泉ちゃんの泣き顔と・・・・
永野芽郁ちゃんの大人の顔色を見ながら絶やさない笑顔から作られる物語は最高エンディングを願わずにいられない。
ラストの市村さんと大森さんの台詞に久々に涙腺緩む。。。。いいラストでした。
誰も悪い人が出て来ない幸せな気持ちで、笑顔で席を立てる良作です。
つながること
泣きたい時ほど笑顔で❣
とにかく、泣けます。
後半からは、ずっと目頭が熱くなりっぱなしで、涙が溢れてマスクがビッショリで、息苦しかった。
本屋大賞にも輝いた瀬尾まい子の原作は、既読。勿論、原作も素敵なヒューマンドラマの心温まるストーリーだった。映像化すると、とかく原作の良さが損なわれる作品もありますが、本作は、脚本と演出、そして出演者の演技の妙が、原作以上の温かな感動を、これでもかと押し寄せて、映像化されている。
最近は、親による子どもへの虐待の事件が、頻繁にニュースで取り上げられる。しかし、本作の様に、父が3人と母が2人もいる特異な形であるけれど、素直に明るく育った主人公・優子を観ていると、こうした家族愛もあるのだと、改めて人と人との絆と優しさを感じた。登場人物それぞれに、相手を思いやり気遣う気持ちが溢れた、心がとても温かくなる内容だ。
物語は、森宮家の高校生・優子と、水戸家の小学生・ミィーたんの2家族のシーンが交互に描かれて展開していく。どちらも実母は既に亡くなり、優子は継父と暮らし、ミィーたんは破天荒な継母と暮らしている。原作を読んだ人は、その関係性も早々見えるだろうが、そうでない人には、この2家族がどう絡んでいくのか、映画で楽しんで欲しい。
また劇中での、卒業式の定番『旅立ちの日に』は、自分も伴奏したり、指導したこともあり、思い出深い曲であるため、そこでまず涙を誘われた。そして、破天荒に離婚と結婚を繰り返す継母の隠された真実に触れたラストシーンでは、涙が止まらなかった。
主役の永野芽衣と田中圭の2人は、原作通りのキャラクター。永野芽衣の演技演技していない、自然な明るさや素直な演技が、ホントに魅了された。そこに、ちょっと風変わりだけど、ほのぼのした継父役の田中圭もこれまたピッタリ。そして、破天荒な継母役の石原さとみのケバケバしさも、これまた他には考えられない配役(笑)。そして、大森南朋と市村正親の主役を温かく包み込むような、ベテランならではの演技も素敵だった。
継母の言葉の「泣きたい時ほど、笑顔でいること」を貫き通した優子と、血の繋がらない親達が、ゆっくりと親子の絆を深めていく物語です。年頃の娘を持つ親として、いろんな意味で、思いが重なるシーンもあり、父親目線で主人公・優子の成長を見守ってしまった。
この作品は、多くの人に観て欲しい、素晴らしい作品です。
違和感ある行動がキャスティングの妙で説得力を持つ
不思議な存在
嘘くさい話だが、もらい泣きする
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