そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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多分指揮者、アンサンブル
彼女(ピアノ)をメインに後はどんどんオーケストラのアレンジと調律を繰り返す
作品の完成こそ彼女の野望
演奏が終わり皆と彼女を見るとそこにはいなく
観客席の後ろの方から見守っていた
奏者達はそれぞれのパートを奏でた
身を委ねて素直に泣きましょう
原作は2年前に本屋大賞を取った有名な小説なんですね
いつもの事ですが全然知りませんでした
ベタでも泣かせてくれそうな映画を観たい時ってあるでしょ
いや、永野芽郁ちゃんのファンです
ハハ、いい訳する歳か
恥ずかしい
序盤から映画好きにはたまらないヒントをチラチラと見せて謎解きを楽しませてくれる
後で知りましたが原作もそんな感じなんですね
なるほど演出だけじゃないから解きがいがある
石原さとみとみーたんの会話で先が見えて
うっと嗚咽が出てしまった
先が読めてつまらない時もありますが、こういう伏線は悲しすぎる
この辺りで二つの物語の関わりも二択までには絞れました
”雨に唄えば”のような演出も楽しかった
卒業式の二つのショット
ああ、この映画は母親の話なんだとわかりました
答え合わせが始まると
伏線の回収で男達がなぜ、あんなに理解があるのかも納得できました
奔放な母親が連れ子に固執するわけがわからなかった
あれじゃ大森南朋の方が結婚に向いていない男ですよ
なるほど理由はあったんですね
彼女の先の運命もこれが原因ですからね
なんとも悲しい
ベタですけど
他には
手紙の役割など母親の行動もベタすぎで既視感ありありなのが少しマイナスかな
あとバトンの思い出もタイトルにするには軽すぎる
それに、市村正親以外の男達が情けない
大森南朋は家庭より夢を優先するし
田中圭はなんの生き甲斐も見つけられなかった男
岡田健史も大森南朋と同じですね
ただ、彼の場合は才能に関係なく好きな事をやっても良かったかなとも思います
原作作家の人生観が顕著にてていると思いました
けっこう保守的でつまらない
以前にも書きましたが、僕はアインシュタインがケーキ屋さんになりたかったらそうすればいいと思う人間です
そのために相対性理論が生まれなくて、人類の進歩が100年遅れようがかまわない
進歩に到達点なんてないんだから
ヒトは好きな事をあきらめる必要は無い
と思うんです
でもまあ、海外まで料理を習いに行った岡田健史ですが、ピアノ漬けに飽き飽きして親に反発したかっただけのおぼっちゃまという事で、情けない男の一人に加えて納得しましょう
だいたい、高校生にみえんやろ
どう見ても新任教師
嫉妬しかない
好きなのは
永野芽郁のピアノ伴奏で田中圭が歌うシーン
冒頓(ぼくとつ)として良かった
(アマプラで”さよなら歌舞伎町”を観て前田敦子の下手くそな”月のあかり”に腹をたてたばかりだったので余計にね
ほんま歌手とは思えんよ、あの娘は)
そして
永野芽郁がバージンロードを歩く時の目を伏せた顔が美しかった
石原さとみの最後のシーン(市村正親と並んで座って演奏を聴いているシーン)も年相応でキレイ
そろそろ落ち着いた役どころを演じるべきです
いい涙を流させてもらいました
今日はこれ一本でおなかいっぱい
彼女はいい母親になるだろうね
エンディングで動物を虐待していません
みたいなテロップが・・・
なんかあったっけ?
あ、カラスに石なげてたなあ
なんて、泣き笑い
2人の母親、3人の父親は衝撃!
涙暇なしのあったかい物語で、間違いなく力作です。登場人物の人生が、テンポ良く流れていきますが、人生は川の流れのように愛おしいと思わせてくれます。テーマはいくつもありますが、ピアノ、料理、結婚がメインの秀作です。最初見ていた物語の流れが、途中で全部謎が明かされ、まさにどんでん返しの波状攻撃です。例えば、石原の役所は最初はとんでもない悪女っぽさで描かれ、見ている方としてはこんなポンコツの役を、彼女もやるのだと感じました。ところがどっこい謎がどんどん明かされていくと、一番の良いところを全部持っていきました。すごい作り方です。また、何も予備知識なく見ていたので、二つの家族の同時進行と思っていたのが、実は一つの家族だったということが後で解ります。まさに衝撃です。単なるシンクロではなく、まさに一人の女性を中心にした物語だったのです。田中圭の役どころも人格としては優柔不断ではありますが、天使のようです。この映画を観て思ったのは、いろんな人生の行き違いや不幸や幸せは、全てその人にとって必然であるということを想起させてくれました。2人の母親に3人の父親って凄すぎでしょう。それも血がつながっている、つながっていないは関係なく、全部愛なのです。タイトルの「バトンが渡された」については、伏線から見事にラストで回収されて、原作者、監督の最高のテクニックに唸りました。
田中圭のお父さんっぷりと永野芽郁ちゃんの瑞々しい演技が涙腺を刺激!
森宮さんしか勝たん
話の前半でみぃたん=優子なのはすぐわかりましたが、それを暖かく見守る森宮さんがとても素敵でした。
私もピアノを弾くので卒業式前の家での練習から卒業式のくだりがピークだったかなと。
その分、その直後の桜並木で梨花さんの病気を匂わせてから後付けの連続で白けてしまったのが残念です。尺的にはそこからが本番だったのでしょうけど。
卒業式までなら文句無しに☆5でした。
いい話なんだなー。
最初に。
すごい個人的な感想なので「この感動を共有したい!」という人向けではないでーす。
「そして、バトンは渡された」というタイトルからして期待していたこの作品。
お話としてはとても素敵で個人的には好きなのですが、
どうしても気になっちゃって乗れなかったのです。
劇中の二つの物語の連携はすぐにわかるし伏線もベタベタなので、この種明かしをどう演出で見せるのかというところに注目しましたが、後半はほぼ口で説明。という最近の日本映画のそれでした。ナレーションベースで種明かしの前に出てきた同じシーンを答えを知ってから見てみると、、、あるいはちょっと画面を引いてみるとというようなよくある感じ。「あーはいはい。そうですよね。」とあまり驚きはありませんでした。前半は女の子目線、事後の後半は、お金持ちの男性目線でしたが、やはりここは自由人のあの女性の目線でどれほどの気持ちで行動をしたのかが語られないと感情は伝わらないし心が揺さぶられません。この説明する人もバトンが渡されてるのです。この映画では最後まであの女性の口から本当のことを語るシーンは出てきません。○人に口なし。そこが他と違っていいのかもしれませんが、故に感動味が薄かったです。あの女性の手記や手紙はなかったのか?全てを知っているあの男性に話すシーンは?
そして、なぜあの男性だけにほんとのことを話したのか?ほんとのほんとは彼女しか知らなくていい!それを入れるのは野暮ってもんなのかな?
そんなことを考えながら映画館を後にしました。
途中、いじめっ子が出てきます。これはあの女性と同様、人はその人の背景や事情を知ると見方が変わるということの伏線に使われているのですが、態度がいきなり変わるのがなんかすんなりすぎて「これは裏がありそうだ」とずっと思っていました。しかし最後までいい子のままでした。虐めっ子役はもう少し他にいなかったのかな?
永野芽郁ちゃんも田中圭さんもハマり役でホリプロ制作ですが石原さとみも市村正親もピッタリで主要の配役は良かったです。
お話自体は大好きなので本を読んでみようと思います。
ちなみにピアノの上手な男の子、早瀬の家、今「リッチウーマン」で松田由紀演じる漫画家と同じ家ですね。
ストーリーに無理がありすぎ
最悪です。つまらん。石原さとみの演技がマジむかついた。永野芽郁さん、田中圭さんが好きで観たけど、正直がっかり。ストーリーに無理がありすぎるし、泣かせたい感だけが感じます。人間の感情を舐めるなと思う映画でした。
事前情報なしで鑑賞したい
予告から感動の物語が描かれるのだろうと予想して鑑賞してきました。そして、きれいなストーリーに、期待どおり気持ちよく泣かせてもらいました。
物語の前半は、二人の少女の家庭がかわるがわる描かれます。一人は、物心つく前に実母を亡くし、父の再婚で新たな母を迎えたのも束の間、父が夢を求めてブラジルへ旅立ったため、血のつながりのない母と貧しい生活を送ることになった、小学生のみぃたん。もう一人は、母の再婚により新たな父との生活を送っていたものの、母が突然姿を消したため、義父との二人暮らしをしている、高校生の優子。そんな、みぃたんと優子にどんな関係があるのかが気になります。まあ、観客もうすうす気づくわけですが、中盤でその秘密が明らかになります。
そして終盤、みぃたんの母・梨花がひた隠しにしていた秘密が明らかになります。事前情報ほぼなし、原作未読の状態で鑑賞したので、驚きで思わず声が出そうになりました。ここで、前半で描かれていた、みぃたんへ注ぐ愛情、ずっと一緒にいる約束、笑顔のわけ、ピアノへの思い、卒業合唱を聴く後ろ姿、自由奔放に見えた行動等、周到に用意された伏線が回収されていきます。と同時に涙があふれてきました。
ストーリーもさることながら、本作は俳優陣の熱演が光っていたと思います。主演の永野芽郁さんは、彼女のイメージどおり笑顔の素敵な優子を自然体で演じています。石原さとみさんも、男を手玉に取り自由奔放に生きているような表の顔に隠された、深い愛情をもつ母親を好演。そして、田中圭さん、大森南朋さん、市村正親さんも、三者三様の父親を熱演しています。中でも、市村正隆さんは、懐の深い大人の優しさがあふれていて、すばらしかったです。終盤で三人がそろう場面でのやりとりも、涙なしでは見られませんでした。そして忘れてはならないのが、子役の稲垣来泉ちゃん。大人の都合で振り回されながらも、新しい親との絆を紡いでいこうとする、みぃたんを見事に演じていました。
物語のラスト、タイトルが回収され、その意味がわかります。そして、身の回りにあるすべてのバトンが愛おしく感じられます。人に関わる仕事をしている自分にとってはなおさら意味が重く、さらに身が引き締まる思いがしました。自分に託されたバトンをしっかり引き継いでいきたいと思います。
こんなお母さん最高。
苗字が何度も変わり、今は義理の父親と暮らしている高校生の優子の話と、自由に生きながらも結婚相手の子供のみぃたんを大事に大事に育てる莉子の話。
普通の人がどのくらい先が読めるか分からないけれど、「ママは死なない?」みたいなシーンが出てきた時に何となく先の展開は見える。でもこれ、結末見えてた方が梨花とみぃたんの暮らす姿がより尊く見えるし、その後出てくる人達がいかに温かくて善意に満ちた人なのか分かって終始泣ける。
後はもう梨花が石原さとみさんピッタリすぎて。華やかで底抜けの明るさで美しくて最高のお母さん像。まさにさとみのための役。
でも、梨花が全くみぃたんに怒りをぶつけたり怒ったりするシーンがないのは、いくら梨花の事情を考えても不自然だと思う。どんなに子供を愛してても親は完璧じゃないから。無意識のうちに「親は子供を無償に愛すことができる」という神話が刷り込まれてしまう。今年は『哀愁しんでれら』『 明日の食卓』があったから余計そう思う。
さらに、血の繋がらない家族という現代的なテーマを扱ってるように見えて、案外伝統的な価値観の映画かなって思って。最後、優子の結婚式で旦那さんが「バトンを渡された」という心情のモノローグで終わるのだが、もう家を出て1人で生計を立てて生活してる女性がまだ「バトン」なのですか?まだ優子は誰かに守られるべき存在ですか?
私的にはみんなが繋いでくれた「バトン」を今度は優子自身が繋ぐという風にして欲しかったな。でも梨花が何度も苗字を変えなきゃいけなかったように、日本で女性が1人で生活をしていくのは本当に難しいもんね。
騙された。
物語中盤までは石原さとみが演じる梨花という母親は、自分の欲の赴くままに男をとっかえひっかえしてる最低な女に見える。
ただ、物語中盤以降で実は子供を産めない体であり、本当に娘の優子を大切に思っていて、男をとっかえひっかえしてたのは全部娘のためであったと明かされる。
物語としてはとても素敵だし、主人公はよくこのような環境で素直に育ったと思う。ただ、家庭の事情を知った瞬間に手のひら返しをした主人公の同級生や、日本に戻ってきていたにも関わらずに娘に一度も会いにこない実の父親等、ツッコミどころは多々あった。
ひとこと言いたい「ずるいよ」
他人の人生の転機に立ち会うことはそれほどない。あったとしても、そのときはそれと気づかず、あとになって、そういえばあの時があの人の転機だったのかと思うことはある。ただ、明らかに他人の転機に立ち会っていることを自覚する時がある。結婚式だ。
新郎新婦のふたりだけではなく、親や兄弟姉妹、祖父母、場合によっては息子や娘など、ふたりに深い関わりのある人たち全員のそれまでの人生が垣間見える。そこに結婚式の感動がある。少し前に当方が参加した結婚式で、父ひとり娘ひとりで生きてきた父が、花嫁姿の娘に向かって「娘よ」を歌ったときは、家父長的な歌だと知りつつも、思わず感動して泣いてしまった。
秋篠宮家の眞子さんは結婚の儀をやってもらえなかったが、儀式としての結婚の儀はなくても、一般人として普通の結婚式をして、みんなから祝福されてほしいと願う。眞子さんだって同じ人間だ。たまたま皇室に生まれただけなのである。
さて作品であるが、全体として何かダレるところがあった。五七五の俳句で表現できるところを、五七五七七の和歌で長々と語ってしまった感じなのだ。
本作品のキーワードは作り笑顔と「ずるいよ」という台詞だと思う。作り笑顔については、ホラー映画を作り笑顔を浮かべながら観ると、怖さが半減するという実験の通りである。つまり脳は自分の身体からしか情報を得ることができないので、作り笑顔を浮かべると自分は笑顔だから大丈夫なのだと受け取り、恐怖心が薄まるというメカニズムなのだ。
石原さとみの演じた梨花がみぃたんに教えたかったのは、まさにそういう脳のメカニズムだ。もちろん梨花がメカニズムを知っていたわけではない。しかし「女の子は笑顔で可愛さが3割増しになる」「笑顔でいるとラッキーがやってくる」といった台詞から、女の笑顔の威力を本能的に理解していたことがわかる。それは知識として知っているよりもよほど強力である。
みぃたんもやはり本能的に義母の言うことを理解したのだと思う。笑顔はみぃたんの精神安定剤であり、みぃたんの強さである。それを維持しつづけたことで、みぃたんは誰とも争わない優しい高校生に育った訳だ。誰のことも責めないし、責められても柳に風と受け流す。みぃたんの本名は当然、優子でなければならない。
その点を考えると、優子が森宮さんを非難したシーンには違和感を感じる。予告編で流れたあのシーンだ。優子の性格からは、あのシーンは生まれない。原作にもあるのかどうかは読んでいないので不明だが、あったとしてもカットしていいシーンではないかと思う。
作品全体として微妙にダレるようなところがあったのは、そういった無駄なシーンと冗長な台詞をカットできなかったところに原因があると思う。
ただ「ずるいよ」という短い台詞は、二度ほど胸のすくタイミングで使われていて、このふたつのシーンは見事だったと思う。他のシーンでももっと台詞をカットしたり短縮できたりする部分がたくさんあった。
前田哲監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」でも冗長な台詞が多かったが、大泉洋と高畑充希という芸達者のおかげで上手にまとまった作品になっていた。しかし本作品は役者がカバーできる以上に冗長なシーンが多かった。特に田中圭が演じた森宮さんがタイトルの意味を説明する無駄に長いセリフが最後にあった。登場人物がタイトルの意味を説明してしまうと、観客の想像力を削いでしまう。森宮さんと早瀬くんが眼を合わせて頷くだけでよかった気がする。
ピアノのシーンはよかったと思う。早瀬くんが弾いたショパンの「英雄ポロネーズ」がとても力強くて感心した。少し前にサントリーホールで及川浩治さんが弾く「英雄ポロネーズ」を聞いたが、同じくらいの力強さだった。
ラストも泣き虫のみぃたんで終わるのかと思ったが、最後の最後は、母の言いつけを守って満面の笑顔を見せる。おかげで、永野芽郁の渾身の泣き顔と、力一杯の笑顔が印象として残る作品となった。当方もひとこと言いたい。「ずるいよ」
多様な家族のほっこり愛
永野芽郁の笑顔がとにかく良い!
彼女、確かに可愛いけど、石原さとみのような正統派美人とはちょっと違う。
どちらかと言うと、素材的には地味な方なのかも。
ただ、混じりっ気のないピュアな笑顔がとにかく魅力的。
常に笑顔を心掛けてるという、この役柄にピッタリ。
ストーリー自体は言葉悪く言えば、不能女がたまたま手に入れた義娘と共に鼻の下を伸ばして次々と言い寄ってくる野郎共を取っ換え引っ換え乗り移りながら奔放に生きていくという、どっちもどっちのどうしようもない人達が織り成す物語。
ただ、主人公のみぃたん(優子)を愛おしく思っているのが皆に共通している。
だからか、不思議と嫌悪感は薄められ爽快感さえ覚えた。
そういう意味では王道路線から少し逸れた変化球気味の感動物語。
それにしても、大森南朋はすっかり冴えない中年オヤジの役が板に付くようになった。
以前は「ハゲタカ」の鷲津政彦のイメージが強過ぎて、ビジネスマン以外の役の時は違和感があったがようやく鷲津の呪縛から開放されたような印象(あくまでも個人的な主観だが)。
奔放な美人と優しい男たち
4回目(以上?)の視聴。
自分の適当さに感謝する。
何度見ても涙が駄々漏れする。
今回新たな泣きポイント。(笑)
泉が原さんとの別れのシーン、
みーたんが彼に抱きつきに行くシーン
どう見たって、不自然な家族関係だったのに、
感謝他が溢れたシーン。
それにしても、いつも適当に見てると気付いた。(笑)
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アマプラでお薦めされたので、再視聴。
りんご農家のお父さんに会いに行ったシーン
『みーたんなのか?』と声をかけられて
『分かるの?』と返信したシーン
我が身に置き換えて、反省(?)した。
30年振りに息子に会った時、分からなかった。
本当にごめんなさいでした。
ここで懺悔しておきます。m(_ _)m
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DVDが出たので再視聴。
ヤバい、内容が分かっているだけに
最初の方から泣きっぱなし。
優しさが溢れてました。
でも再視聴で気付いた、“どーなの?”って点。
結婚式で遺影を持つなら、生みの母の写真も
持とうよ~。(-_-;)
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《奔放な美人と優しい男たち》
って感じで進んで行きますが、
その目的に全員が同意すれば、
他人には不自然に見える関係も
成立するんだと感じます。
どこが泣かせるシーンなんだろう?
と思いながら見ていたのですが、
いつの間にか涙がでてました。
でも、石原さとみさんと永野芽郁さん
だから成立する話だなと、突っ込んでいる
自分も同時に居ました。
タイトルなし
永野さんが好きで見た。瀬尾まいこさんの原作なんだ。娘を奪われる不安で父親と離すという設定は倫理的にどうかという点はあるけれど、主人公が母を選んだというところはポイントかもしれない。
原作と違うという声があるのは気になる。
石原さとみの健気さと奔放さの共存の役に説得力があり、勢いがあり(それは反転だと後でわかる)きれいで良かった。
永野は、半分青いのときの逆境を生ききるたくましさがここでも生きていた。そしてたくさんの人から愛される役柄にも説得力があった。また、子役がとても良かった。
岡田は役不足。大事な役どころなのに、作品を損なっていた。でしゃばりすぎな感。
お父さんを無理にやろうとする感じの田中圭はよく、そんなお父さんをナチュラルに揶揄する永野が良かった。
卒業式のピアノはとても良かったけど、シーンが長いなと思ったら、そういう伏線だったんだ。
歳のせいか涙腺が弱くなって弱くなって、なんか俺だけ号泣してたような・・・
2回は観て欲しい。国民みんなの娘
子どもはみんなで育てればいいんだな。実の親でなくても、愛情いっぱいに育てられた子はかくも優しい素敵な子になるのだ。
永野芽郁ちゃんは日本国民みんなの娘にふさわしい。
優子の役を違う女優でなんて考えられないくらいピッタリだ。
石原さとみも最高!無邪気な明るさ、奔放さ、人懐っこさ、だらしなさ、したたかさ、儚さ、くるくる変わる色んな表情。石原さとみにしか出せない梨花だろう。
スタイリストさんのセンスも素敵で、石原さとみの衣装はどれもこれも可愛かったなー。
田中圭、市村正親、大森南朋の三父親もそれぞれはまり役。
たくさんの愛に溢れた映画だ。
子役の稲垣来泉ちゃんが雨の中傘を放り投げて躍るシーンがとても素敵!
映画化に当たり、幼少期を優子とわからせず、みいたんとみんなが呼んでいた所は小説よりよかったな。
みいたんと優子が重なった時に1回目なるほど、やられたなと思い、後半の手紙が届く辺りからのどんでん返しにまたやられたなと思う素敵な構成。
小説よりも映画の方が格段に好き!
梨花は身を隠して優子と会わないままの方が心情も理解しやすいし、素敵だ。病室で優子にぺらぺらネタばらししたり、式に参列する小説の梨花よりずっといい。
出てくる食事もロールキャベツにホイコーロー、バスタにスープに、パンの耳だってフレンチトーストになってしまってとっても美味しそう!
原作のカツ丼とか煮付けとかラーメンよりもいいな。
アンパンマンの曲があんな名曲になるのもびっくり。
卒業式のシーンも含め各所にピアノ曲が流れるのもよかったな。
泣けるというよりも、ジーンとくるハートフルな映画で、誰が見ても楽しめるいい作品に仕上がってました。
↑と書いていましたが、2回目見たらもう石原さとみと田中圭を見る度に涙が止まりませんでした。
是非とも2回は観て欲しい映画です。点数も上げました。
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