「よかったはよかったけども…」そして、バトンは渡された 武松さんの映画レビュー(感想・評価)
よかったはよかったけども…
瀬尾まいこさんの作品でまだ読んだことがなかったため、とても楽しみにしていました。田中圭さんと永野芽郁さんも好きなので。他の方のレビューを読んでいるとまぁ原作→映画の順じゃなくてよかったなと思いました。良かったのですが、なんだかモヤモヤする部分が多くて…。
まず実のお父さんですが、あまりに可哀想ではないでしょうか…?まぁ本人たちが良いと言うならそうなのかもしれませんが…。みぃたんが自分の元から離れるのが怖いからといって(自分が子供を産めないからといって)、手紙のやりとりをさせて良いわけじゃないと思いました。本当にみぃたんを愛していたならそんなことしないと思うんだけどなぁ。それが1番モヤモヤしました。2人から時間を奪っちゃったのは…。
あとブラジルに行くのに体調が心配だったからというのは、病気のことは伝えずに結婚していたのかな?生命保険って自分の(リカさんの)ってことだったのかな?
あと優子をいじめていた女の子たちが家庭の事情を知って優しくなって、そのまま謝ることもなく仲良しになったり、家庭のことを伝えてしまう先生もなんだか…。個人面談の時に優子が「私が泣いて悲しい話でもすれば満足ですか?」みたいなことを言うシーンもあったけど、まぁ優子は別に不幸じゃないよってことだったのかな。
あとみぃたんをあんなに手放したくないって思ってたのになんで森宮さんのところに置き去りに??ってなってしまいました。まぁそれは病気が悪化したからってことだったらしいけど。
あと手紙の言葉をお互いに読み上げるところはちょっと…泣かせに来てるなと…。
森宮さんもわざわざ「俺が親として〇〇」って言うシーンがちょっと多すぎなのでは???と思ってしまいました。原作わからないけど。
芽郁ちゃんのピアノはすごく綺麗でした。卒業式も良かったです。
まぁでもみんな優しくてみんなに愛されて私から見たら幸せじゃないって思う環境で、あんなに優しく楽しんで育った優子は素敵だと思いました。