「「バトン」はしっかりと握らなければならない。」そして、バトンは渡された ムービーブラザーズさんの映画レビュー(感想・評価)
「バトン」はしっかりと握らなければならない。
大事なのは味方の数ではなく、正しい味方の数と、その味方との正しい関係である。(リチャード・コッチ)
試写会当選で一足早く見てきました。公開前でもあるのでネタバレなしで魅力を書きます。
血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。現在は料理上手な義理の父・森宮さんと2人で暮らす彼女は、将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花は、泣き虫な娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。(HPより)
血の繋がらない〈父と娘〉〈母と娘〉。この複雑な家系を描く俳優、監督が素晴らしいと思う。そして、これに華を添える1つ目が俳優のピアノ演奏。映画館で聴く音楽ほど心弾むものはない。半年であのレベルってすごい。
2つ目に、伏線の映像とタイトル。あぁ、涙。
個人的にはスタンドバイミードラえもんなどより感動した。
映画館が涙と鼻を啜る音で満たされていたから。
深く考えていくと心に染みる。
涙と鼻水でマスクがクシャクシャになること必須。
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