シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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楽しめましたが想像より普通でした。
観る前の期待値は結構高かったのですがおもったよりかは普通でした。
それなりには楽しめましたが。
庵野秀明さんにはもっと話の内容が濃い大人が見ても納得できる仮面ライダーを期待をしていたのですが話は今までの仮面ライダーのレベルの範囲内でそれ以上でもそれ以下でもなかったようにも感じました。
仮面ライダーとショッカーと怪人って話が作りにくいのだろうか?
まあ個人的にはシンゴジラとシンウルトラマンの方が楽しめた気がします。
ただ悪かったという意味ではなく至って普通でそれなりには仮面ライダーを楽しめたという感じです。
しかしシンウルトラマンに出ていた主要人物二人がでているとはそこだけどちょっと驚きましたが1人は怪人です。
シンウルトラマンでは進撃の巨人になってましたがw
意外と同じ日に見たシャザムの方が楽しめたかな?w
アプデされた仮面ライダー☆☆☆
冒頭からBGMと共にダンプ2台から逃げるバイクのシーンから興奮した!
個人的感想してはアクションシーン(戦闘、バイクで走る、追う)は凄く良かったんだけど、ストーリー上しょうがないんだけど合間合間に入る会話のシーンで眠気がきてしまって会話短め、アクションシーン長めにして欲しかったのが率直な感想。
ストーリーももっとシンプルでもよかったのではないかと思った。
ルリコ演じる浜辺美波、ちょっとSっ気ありの、あのヘアスタイルは可愛すぎた!!
一文字隼人演じる佑さん好き過ぎてヤバイ!
オヤジさん同様いつもドラマ、映画でいいキャラ演じて、存在感も流石って感じです。
本郷猛演じる池松さんはセリフのシーンで小刻みに震えていた様に見えて寒い場所での撮影?それとも武者震い的な?何か気になった。
エンドロール前の新しいマスク、サイクロンで、猛との心の会話?マスクとの会話?しながら橋を走り去るシーンは何か熱いものを感じたね!
その後のエンドロールも私は世代じゃないけど初代仮面ライダーの曲が使用され、聞いた事あるこの曲!って感じでエンドロール最後まで楽しめました!
世代によって好きなライダーは違うと思うけど私ライダーといったら倉田てつをさんの仮面ライダーBLACK RXが一番好きでした。
あとエンディングに名前出てたんだけど、安田顕さん、仲村トオルさん出てました?
面白くなかった、原作知らないとだめなのかも。
原作しらずに見ました。
まず池松壮亮がよくない。
そして淡々と進んでなにも起きず終わった印象。
感情移入もできず、CGも雑(あえて?)でアクションも見ごたえはなく見づらかった。
原作見ていたらそのフリで楽しめたのかもしれないですが、どうなのだろうか。
どのキャラクターにも味はなく、昔の大味な構成であえて作ったのかと深読み。
歴代のシンシリーズは原作知らなくても楽しめただけに今回はなにも面白くなかったです。
最後のおちも、「そんな簡単に気持ち変わってやられるのかよ」という感じでした。
シンゴジ、シンマンに続く作品ではありますが、今回は等身大ヒーローな...
シンゴジ、シンマンに続く作品ではありますが、今回は等身大ヒーローなので派手な演出ではなく人間の心の闇の部分を描く作品だろうと勝手に予想していましたし、わざわざ大画面で見なくてもどうぜ1年ほどでネット配信されて見れるんじゃないかなと思っていたのですが、シン仮面ライダーは庵野監督のシンシリーズ最終作品とどこかで聞いた気がしてついつい劇場まで出向いてしまった昭和ライダー好きのおじさんです。
実際のところ、まぁまぁ予想通りの感じに仕上りつつ日本で特撮ヒーローの地位を確立させた作品を庵野監督なりにオマージュした作品なのだろうと感じました。平成から続く現在の仮面ライダーに馴染んだファンには理解してもらえないような単純な必殺技アクションは良くも悪くも昭和の特撮ヒーロー的な陳腐さを意図的に演出したものと感じましたし、なによりも純粋に突然驚異的な力を得てしまった人間の葛藤と誰かを守りたいという純粋な感情描写を庵野監督は重要視したのだろうと思います。
ですがそのようなストーリー構成では内容がますます暗くなるので、雰囲気が碇シンジに似ている池松壮亮を抜擢することで人間の弱さを映像からもイメージさせたのではないでしょうか。彼がアップのシーンでは意図的に演じていたかどうかは不明ですが少し震えながら話しているように見える場面が私にはとても印象的でした。
しかし、意図的に陳腐なCGを演出した理由については私も理解できませんでした。予算の問題であれば仕方ないですがそんなはずはないでしょうし、地下通路を1号と偽ライダーが爆走するシーンにいたっては、綺麗な一列の数珠繋ぎで走っている様子をあれほど陳腐なCGでなぜ見せるのか困ってしまいました。そんな不自然な演出は映画の盛り上がりを阻害するだけですので、できれば見たくなかったです。
とはいえ、全体的にはとても楽しめた作品でしたので私的には大満足です。
緑川親子による人類補完計画を阻止することができました。
そして、物語としてはショッカーは本作品では壊滅しておらずアイというAIが組織の活動を継続している状態ですのでもしかしたら続編という可能性も残されています。
テーマ映画の佳作
オートバイが好きなので、そうでない人よりも楽しめているかもしれない。
評価としては甘めになっているような気もする。
役者個人への興味は0、映像への興味は並、脚本への興味が激高、そういう偏りのある人間のレビューとなる。
シンエヴァは明確なシリーズものだしアニメだしで別枠として、シンゴジ・シンマン・シン仮面と並べれば3作の中では一番好き。
ただ、なんだかんだ「わかりやすい娯楽作」であった前2作に比べて、本作はちゃんとテーマ映画路線を突っ走っており、一般のウケは前2つ以上に良くないのではないかと思う。端的に言うと「論理面はともかく心情面がちゃんとしているゆえに、頭空っぽにして見られない」具合。ヒーローとは何か、現代でのヒーローとは何か、をしっかり通しているので、そのぶんどうしても「広義のヒーロー」が着地点となる。つまり、ヒーロー映画なのだが、ヒーロー映画として理解するには結構なフィクション造詣(あえて言うなら、豊富なフィクション体験と思考から来るフィクション偏差値)を要求する。まだそこまでという人には、暗くてスカッとしない初代仮面ライダーファン向けの映画…と映り、喧伝されてしまうかもしれない。
きっとSNSでは、
「初代に詳しくないから、元ネタがよくわからなくて楽しめなかった」
という感想が溢れるだろう。
しかしそれは間違いで、本作はシンマンほど初代テレビシリーズに寄っておらず、全く仮面ライダーを知らない人でも、フィクション偏差値の高いファンなら「こういう、“人と力”や“現代でのヒーロー”をテーマにした人間ドラマ作品」として楽しめるはずだ。
正直、シンゴジやシンマンよりもはるかに登場人物たちの心のバトンは繋がっている。
だが、そこまでわかってなお絶賛とならない点がある。
やはり、脚本によくない開き直りが多すぎる点だ。
シンゴジ、シンマン、シン仮面と判を押したようにこうだと、監督・脚本のミスか信念わからなくなってくる。
自分としては、本作は後半までのキャラクターの言動の不整合や尺の使い方にイライラしっぱなしだが、終盤大きく持ち直す映画だ。そのために後半までの描き方が必要だったかというとそうとは思えない、もっと適した脚本があったはず例えばこうこう……と言いたくなる。ただ、終わりよければすべてよしも手伝って、後半で一気にご都合や不整合で雑になり感情が迷子になるシンマンよりは評価が高い。
---以下、好きになれなかった点---
・ルリ子の映画
本作は「ルリ子を通して仮面ライダーを描く」または「ルリ子を通して仮面ライダーとなっていく青年を描く」……と言えるかどうか、ギリギリに感じる。それが虚しい建前で、実はただの「ルリ子を撮りたかったのでルリ子の映画。仮面ライダーも一応いる」だったのではないか……と思えるほどに、120分中の90分は「最初からすべてを知っているルリ子が、世界観や自身の価値観や行動の理由を早口で説明し続ける」だ。役者さんは悪くない。脚本や演出が上手くない。
企画プレゼンや設定会議を聞きに来たのではなくて映画を見に来たのだから、半分ほどは「説明するな、描写せよ」であってほしかった。「早口で全部説明して全部その瞬間に伝わったことにする」は庵野監督・脚本の作風だが、本作はその役がルリ子だけだったためか、それとも最初からルリ子がずっと画面に居座れるから説明を多くしたのか、とにかくルリ子が占めるシーンが多い。キービジュアルもど真ん中にルリ子だし意図的なのかもしれないが、だったらタイトルは「ルリ子 with 仮面ライダー」の方がしっくり来る。シン・仮面ライダーと言われても、本当に仮面ライダーは物語の真ん中にいただろうか? と疑問が残る。
サソリなんかは自衛隊によって秒殺されており、それ由来のアレもとんでもない決定力を持つ。ルリ子の尺の多さと「あれ? 仮面ライダー、いなくてもいいのでは?」の疑義が見るほどに積み重なっていくのは鑑賞中の不安要素であり、ストレスだった。
後半30分はちゃんと仮面ライダーの話になるのだが、作り手の心、本当の所はどうだったのだろうか。
・ルリ子
「私は用意周到なの」「私は誰も信じない」「私は覚悟が違う」が口癖の、無頼の脱走元ショッカー研究員だが、“そういう設定”を口で語らせても、冒頭1、冒頭2、コウモリ、ハチ、チョウ、アナザー……と、戦闘力が低いのに突っ込んでは策を上回られ、敵に生殺与奪を握られ続ける。「信じてなんかいない」と言った仮面ライダーこと本郷猛が助けにこなければ、冒頭から何回死んでいたかわからない。つまり、シンゴジやシンマンのヒロイン同様に、設定上は優秀らしいのだが、画面で起きたことをそのまま受け止めると全然優秀に見えず、なのになぜかプライドを保てていて命の恩人である本郷猛にオラオラ居丈高なのかがわからない、もし現実にいたら痛くて好きになれない……という残念さがある。用意周到で覚悟が違うなら、バッタvsハチしてたときにぼーっと突っ立ってないで撃ってほしかったな。実はそういうことを無理しないとできない、並程度に人間味のある女性というのはだんだんと描かれていくが、それを90分かけてじっくり描けばもう「ルリ子の邦画」だと感じる。
この「監督の中では、頭がよく強いらしい女性」のオンステージが続いてきついなぁ……とかなり耐えの鑑賞をしていたが、前述の通り最後30分で持ち直したので助かった。
・ショッカー?
ショッカーを滅ぼすために出発したのだが、ショッカーの枝葉の一つ(だけど世界転覆できる力を持つ)ルリ子の家族に軸が行って、戻らず終わる点は消化不良。入口と出口がずれている。今回はそういう話、ということにするのなら、ジェイやケイの設定語りや登場尺は、今回必要ではなかった。
また、ショッカーという「世界支配のために街を襲う反政府組織」(迫るショッカー 我が街狙う黒い影)と戦う話ではなく、組織立っていない暴走した個々の改造人間たちとの交流話になってしまっているのは、話の規模感からしても雑に感じた。感染やら洗脳やら魂飛ばしはしていたが…それでどう実害が出ているか、悲劇が生まれているかを伝えるシーンは無かったので、街を襲っている感はない。コウモリもハチもチョウも、誰の手にかかっても気持ちよく死ねそう。
結局ルリ子はチョウオーグこと兄を止めるために決意の離反と脱走をしていたわけだが、総帥の遺志であるケイをさておきチョウをラスボスにするなら、その因縁を冒頭で描いてほしかった。そうでないと、AIという流行のワードで気を持たせたケイから兄に、流れの軸ブレが起きたように見える。それもふまえて、ショッカーに組織感がなかったのは残念。
・言葉
「いわゆるコミュ障」「ところがきっちょん」等、テンションの違う言葉を入れてウケを取るのに味を占めた感がある。「上世代が頑張ってる感」が透けて見えるので無い方が嬉しかった。
また「プラーナ」「オーグ」というのも音がよくない。プラーナはプランナーと発音が近く難聴語で、オーグは呼称やセリフとして読んだときにキまらない音だ。クモオーグ、ハチオーグ、チョウオーグ、言葉にしたくなる&聞きたくなる音の配列ではない。プラーナ(息吹・風)、オーグメント(拡張・増強=強化人間)という意味であっても、設定・裏設定的な意味よりもシーンとしてキまるかどうかを優先してほしかった。
・カマキリカメレオン
一番弱いやつを奇襲して透明スーツを即脱ぐのは、キャラクターも製作チームも真面目にやっていない。そもそもその相手は生け捕りの命令だったはずだが…。あとこのシーンについてはルリ子、どうやって追いついたんだろう。
・映像
いわゆるCGで光線やプラズマバリバリ、オートバイにも乗らなくなった「平成ライダー」たちへのカウンターよろしく、ゴボウで叩き合うような「拳と脚」「バイク乗り」たちの肉弾バトルである。結果、映像も「ネオレトロ」とでも言うような、最新映像で取った地味目なバトルとなる。全体の好みで言うと、これは好き。
ただ、ライダーと言えば平成ライダー以降を見てきたファンや、「ヒーローもの」としてスパイダーマンやアベンジャーズを観てきた人にはドがつくチープさに見えてウケが悪いだろうなと、自分でもカマキリカメレオンの時に思った。
そして、映像が「ネオレトロ」に寄るとしても、冒頭のバイクシーンまでスローに見えてはいけない。国道20号か奥多摩かという峠道で、オートバイが大型トラック2台に追いかけられているのだが、大型トラック2台がぐるんぐるんと曲がり切れても距離が離れないほどに「必死に逃げるオートバイ」は安全運転。絵として単純に遅いし、大型トラックがオートバイに追いつけないのは車社会なら常識中の常識なので、日常以上にチープになってしまっている。絵の撮り方で、超速いトラックvs超速いオートバイにしないといけなかった。
余談だが、本作のオートバイのモデルになったのは超がつく優等生(大人しい)バイクメーカー・ホンダのCB650R。そしてホンダのオートバイの公式HPには車種ごとにPVがあるが、それらの方がワインディングでのスピード感が美しく出てしまっている。本邦を代表する映像作家として、ホンダの一般向け反則PVに、後出しで負けてしまうのは悲しい。
終盤のバイクチェイスも、タメも重力を感じないバイク乗りとしては違和感だらけの左右リーンなので、バイク関係の設定はともかく映像は明確に不満。
---以下、よかった点--
・ちゃんとバイク乗りの話だった
仮面ライダーがオートバイに乗らなくなって久しい昨今、ちゃんとオートバイ乗りたち(緑川博士、本郷猛、一文字隼人、チョウ)が、オートバイを孤独な戦士の相棒として選択している丁寧さがいい。ライダーだからライドするのだ。ライドは「乗る」ではなくて、「跨がる」という意味だ。そしてオートバイとは難儀な乗り物で、風や虫から体を守るヘルメット(ゴーグルとマスク)とグローブとマフラー、ギアチェンジのためのブーツが無いと快適には走れない。あと事故った時用のプロテクター。「だから仮面ライダーはこの格好なのだ」とわかるメッセージがあり、それは嬉しかった。
・玉座の横
2台のクラシックバイクが、なぜかスポットライト展示。物語的には博士と自身ので、メタ的には初代テレビシリーズのサイクロン号のモデルになった二台だろう。チョウオーグさん、プログラム構築で忙しいはずなのに面白空間にしてくれているのは笑えた。盆栽バイク。わかる。愛車眺めながらだと、プログラミング捗るもんな。
・泥臭いヒーロー
「思いだけでも……力だけでも……(ダメです)」は20年前のガンダムSEEDから明言されていてそうなのだが、これは20年前以上に今の時代に合っていて、しっかり描いてくれて立派なヒーロー像だったと感じた。
仮面ライダーは、原作の出自からして泥臭い。ショッカーに捕まって改造人間にされ、望まぬ力を与えられて裏切り者として命まで狙われている時点で「負け犬からの出発」であり、必然的にダークヒーローなのだ。でないと、どう見ても悪役然のドクロモチーフのマスクなど、主役としてかぶらされていない。その「源流」は戦い方でも戦いの結果でも、切り離せるものではない。
なので、チョウに単体戦闘力では及ばずとも「ただただ諦めず踏ん張って倒れない、無様な組み付きの力でも勝ってみせる」というような戦い方は、私としては望んでいたシーン。それができてこそ、このリアリティラインのヒーローだとも思えるし。
結末も「広義のヒーローたち」が取る道としてふさわしいと感じた。
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頭がいい人の描き方が下手、その人に役を負わせすぎたためか後半までがストレスフル、というだけで、ただの迷える改造人間が這い上がり本当のヒーローになっていく・なりきるというコンセプトは大好きな作品。
シンゴジやシンマンのような、作者が自在に振れる不思議な力での解決よりは、地に足付いた人々の意志の力の物語となっている。
実写シン3部作の中では一番好き。
冒頭はおっ!となりましたが、、、
さほど期待せずに鑑賞です。仮面ライダーはオリジナル世代と、リメイク世代の間なので全く懐かしさもなく、私にとっては「ファースト」仮面ライダーになりますね。
ふむ。冒頭のバイクとダンプのチェイスシーンや、コンビナートでの戦闘シーン、ほかのアクションシーンはなかなか良かったです。ハチオーグとの戦闘もアニメっぽくて凝ってるな〜。綺麗で迫力のある構図は、さすが庵野ですね。
ストーリーは、、、途中、うつらうつらとしていたので、判明しないのですが、ショッカーってAIがどーとかって話が、兄妹の闘いになっていましたね。いつの間にか仮面ライダーが増えてた、、、、まあ、いっか。
役者は、、、、浜辺美波がすっかりお姉さんになっていますね。シンデレラガールの頃から、もう10年近くたっているのか〜。また、長澤まさみが訳のわからん役で使われていましたね。あれで良いのでしょうか?
ハチオーグのアジトに向かうシーンで流れていたトルコっぽい楽曲がなんだったか、が気になりましたが、まあ「シン」シリーズも元ネタに思い入れがないと、こんな感じですね。
ひとり闘う 仮面ライダー
初日に観劇。
それから一晩すぎ、「シン・仮面ライダー」を咀嚼中。うまい!
特撮番組と原作漫画、二つの原作を網羅することは予測していた。しかし、シン・シリーズはいつもその想像を超えてくる。
親父さんや滝(今回はタチバナとタキね)と言う協力者が居るとはいえ、改造人間の悲しみを背負い、一人闘う異形のヒーロー…
それが私にとっての仮面ライダー。
しかし一方で、2号、3号が登場する高揚感と、引き継がれていく正義の系譜…それもまた仮面ライダーの魅力。
一見矛盾するこの要素を、見事に融合してくれた。
仮面ライダーは一人であるが、独りでは無いのだ。
しかもしかも、2号ライダー登場のタイミングで1号が足負傷、そしてルリ子退場とは、リスペクトにも程がある…
そう言えば、制作発表の時の池松壮亮の松葉杖にも驚かされたが…
しかし…
それこそが仮面ライダー。
漫画、特撮、そして主演俳優の大怪我に起因する2号ライダーの登場!熱狂する子供たち…この物語を超えた社会現象こそが仮面ライダーの正体なのだ。
それを二時間の尺に凝縮し、エンターテインメントとして仕上げられた、それがシン・仮面ライダーなのだ!
ああ、まだまだ書き足りない、咀嚼が足りない!
シン・仮面ライダーをみた
ライダーが孤独なのはわかった。でも、何をやりたい作品なのかはさっぱりわからなかった。主人公元々あまり有名でない人つれてくるなら、脚本では、ぐいぐい引っ張らねば。
怪人の登場のさせかたとやっつけられ方、まあああいった時系列になるよな・・・学芸会的な。キャシャーンかよ、実写版の。
ショッカーとかいまの時代共感得られなくない?組織としての統一感がない。死神博士の劣化版みたいな怪人多すぎ。
石ノ森正太郎の原作漫画に関係があるらしい。石ノ森の漫画は難しいからキカイダーも仮面ライダーもちゃんと読めなかったな。仮面ライダーは勧善懲悪のテレビは一話読み切り型シリーズにしたから流行ったんだ。複雑な漫画版に引き戻した辺りが悪手。
唯一よかったのがロボット刑事Kみたいなのが出てきてたところか。 シン・ロボット刑事Kがみたくなった。
あと、個人的には市川実日子が好きなので登場は評価。
浜辺美波の出し方が半端。匂いフェチ描写とかいらんから。最近こうゆうの出すよな。
蜂女もエロがない。さそり女は不要。寝てしまった。
齋藤工(ウルトラマン)が滝で、竹野内豊(ゴジラ)が立花か。転職のインディードでも踊り出すかと思ったぜ。
ゴジラやウルトラマンと同列に期待して見に行くとひどい目に遭う。
テレビでなら、続編やってほしい作品だが、金払って映画見に行くのはもう御免だな。
庵野秀明に原作のある実写版の監督で映画を撮らせてはいけない事例がまた増えたな。キューティーハニーは割りと好きだが。
海や森が綺麗。怪人の塗装がきれい。ジャンプとキックがバッタ感があって良い。あと、仮面ライダーの仮面は素顔隠すお面だったことがわかった。この辺りを評価して星1つ。
TVシリーズと原作漫画へのリスペクト
クモオーグのところまでは100点中100000000点くらいの出来で最高。
ショッカーがパンチで弾けるとことか超人感あって良い。
ライダーキック最高すぎる。ライダージャンプは手の角度が違った為、150回ほど飛んだ後に全て取り直したそう。特報のOP完全再現といい動きや角度にまでこだわりすぎてて目が飛び出る。
バイクで走るだけの変身がここまでカッコよくなるとは。タイフーン(プラーナ強制排出補助機構付初期型)いいね。言いたいだけ。
そこからはエヴァ味を増し難しめの設定が続き、しょぼめのCGでスーツを使ったアクションもほぼ無く、出だしが良かっただけに残念だった。
ただ2回目に観た時はこのあたりはこうゆうものと分かって観たので純粋に楽しめた。シンシリーズの期待値が高すぎたか。
2号の洗脳とか13人のライダーとかは漫画のオマージュらしい。(1号+2号+11人のショッカーライダーで「13人の仮面ライダー」編)
ショッカーライダーは途中で2号が来てダブルライダーになってから数が6人になってTVオマージュに。
大量発生型相変異バッタオーグのマスクの下が化け物なのは気持ち悪くて良い。
スズメバチはバッタの天敵とか、相変異した黒いバッタは群生相になり凶暴だとかの昆虫の性質を設定に入れてるの好き。
1号2号が大量発生型相変異バッタオーグを前に並んで決めポーズを取り目が光り、それに合わせてメインテーマが流れるのは鳥肌もの。
今回は怪人もマスクをしている為、ライダーがショッカーの改造人間であるという統一感もより感じられて良いデザインだった。
また、ショッカー怪人やショッカー戦闘員がちゃんと改造された"人間"と認識しやすかったのも良かった。(ライダーと装飾も似ていて素面があったりキックが背中にめり込んだりと)昭和のはどうしても人間に見えず化け物に見えるからな、。
2号誕生の経緯がちゃんと1号の左足骨折だったのは不謹慎ながら笑ってしまった。(当時1号役の藤岡弘さんが撮影中のバイク事故で左足を骨折した為、代打で2号が生まれた)
一文字隼人のキャラが良い。本郷に合わせて敵を労うため下を向くとことか。「お見せしよう」の台詞とか。
元祖変身ベルトのシャッターを「開閉式安全装置付初期改良型」として安全装置の役割にしてるの上手く設定に落とし込みすぎでは?
マスクの下が化け物なのとか1号が死ぬのとか最後マスクの中に本郷の意識があってこれからは二人で行こうっていう演出も漫画の最終回ネタらしい。
そこにTVシリーズの新1号になる流れも組み込まれてて上手い。(第2号+1号表記なのエヴァ味)
その他の新キャラだと思ってたものは全部石ノ森章太郎作品のキャラみたいで
ケイはロボット刑事K
ジェイはキカイダー
チョウオーグはイナズマン+V3
と聞きなるほど言われてみれば。
庵野さんの愛が僕に伝わらず知識不足を実感しました。
クモオーグ先輩の「しまりました。空中では私の方が圧倒的に、不利ィー」てのドツボにハマってる。
「しまった」の敬語が「しまりました」なの面白すぎるので今後使っていきたい()
心やさしい正義の味方を貫く
エヴァンゲリオンはそもそも知らないので私にはシン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに続くシン・シリーズ。仮面ライダーは当時カードを専用フォルダに貼ったりしてウルトラマンよりガチ世代。V3とストロンガーが好きだったな。ただ子供だったので映像効果やストーリーに興味を持って見ていた訳では無くこだわりはない。
本作を観にきたのは浜辺美波さんの定期点検的意味合いが強い。本作を一般的理由で観にきたレビューではないので承知いただきたい。ガチのファンではなく題材と嗜好がマッチした時に観にくる感じなので出演ドラマはほぼ見たことないし、屍人荘の殺人以来3〜4年ぶり。
観客はアラフィフの私と同世代の方も多かったようだが、庵野版仮面ライダーは当時流れなかった血もリアルに流れ、元祖とは別物だ。私はそもそも元祖にこだわりがなかったから気にならなかったが、そうではなかった方は気になったのでは。ここでの評価の星が伸びていないのはそのせいか。仮面ライダーは私にとってヒーローだったので、池松壮亮さんの本郷猛が心やさしい正義の味方という1点を貫いていただけで十分だ。十文字隼人の柄本佑さんのキャラはストーリー上仕方ないのだろうが少し軽く見えたがご愛嬌か。
久しぶりに見る浜辺美波さんは時を経て華奢で細いのは相変わらずだが、見た目も声も当たり前だが大人になっていて予告の印象のかなり上をいっていた。緑川ルリ子もアンドロイド的なものなので感情を極力入れない淡々とした早口のしゃべり方は、シン・ゴジラの米国特使を演じた石原さとみさんの語りを想い起こさせる。元祖の仮面ライダーの緑川ルリ子さんを検索したが全然似ていなかったので、なぜ美波さんが起用されたのかは謎のままだ。
エンドソング最高でしたが、チョッと詰め込みすぎ・・・サソリオーグでプラス1点
金曜レイトショー『シン・仮面ライダー』
庵野さんが仕掛ける”シン”シリーズの新作は、1971年の仮面ライダーのリプート版
自身も7歳の時に始まったシリーズなので思い入れのあるヒーロー・・・名前もタケシですしww
<ネタバレあり>
前回のシン・ウルトラマンしかり・・・
テレビシリーズしか観てない人は困惑する原作や漫画のネタを取り入れた作品
ネタバレ厳禁エッ〜〜〜〜〜って俳優さん達が出てきます。
まだ観てない方はご注意下さい。
短略に言うと最初の15分とエンドソングは、5点満点!!
全体的には2点+サソリオーグで1点プラスの3点
最初のバトルシーンで、とんでもない作品になるぞ!!って期待しましたが・・・・
私的には、キャスト発表時に池松壮亮さんより、松坂桃李さんかな!?って思ってました。
2号が、どちらかと言うと怪人顔の柄本佑さんって事でも松坂さんの方が、身長バランスも良かったように思ってましたが・・・
仮面ライダーとは違う石ノ森先生の別キャラを連想させる”K”の声が、松坂桃李ちゃう!?って思ったらエンドロールに名前が!!
他にもクモオーグの声が、大森南朋さんってのもすぐ分かります。
カマキリカメレオンも声ですぐ本郷奏多!?仮面割れたらやっぱり!!
一番のサプライズは、サソリオーグ〜まさかこの顔この声は・・・・
長澤まさみ!!!素晴らしい!!!!
シンシリーズ常連の竹野内豊&斎藤工の最後明かされる役名に、おやっさんとあの相棒出てこないと思ったら^^::::
で、エンドロールで二度見したけど・・・中村トオル&安田顕さんどこに出てた!?
池松さんの悲哀感は良かったけど何か物足りないし、柄本さんはやっぱり怪人の方が似合うと思う。
ルリ子役の浜辺美波&ハチオーグ西野七瀬さんは、いい感じでしたし・・・
ラスボス森山未來の雰囲気所作は抜群でしたが・・・
変身した姿が蝶には見えずV3とイナズマンの合体形態のようでした。
総評は、チョッと詰め込みすぎた感あるのとCGが。。。
俳優は豪華でしたが、18年前の仮面ライダー THE FIRSTよりビジュアルもアクションもCGも退化してて残念でした。
ヒーローと悪の組織について
仮面ライダーについては兄弟と一緒に見てたな〜くらいの特に思い入れもない緩い知識で観に行きました。
シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンも鑑賞済みで、恐らく仮面ライダーも古き良きを残した作りになるんだろうなと予想していたので、だいたい予想通りだったので楽しめました。
知識があまりないのでオマージュだとか小ネタだとかはほぼ分かりません。分かったら楽しいんだろうなとは思います。
ストーリー、冒頭が駆け足すぎて基本情報ここで言うから覚えてね!って感じでびっくりしました。なかなか言葉が覚えられませんでした。一号は風を受けないとプラーナが貯められないの?緑川博士と本郷さんの関係は?見逃してるのかもしれないけど小さな疑問がちょこちょこありました。
分からない部分もありながら良かったなーと思えたのは、本郷さんもイチローさんもそれぞれ弱さを持ちながら自分にとって正しい道を探して貫こうとしていたところ。そんなもがきを経て、一文字隼人は本郷さんとルリ子さんの思いを持って迷いなく戦える仮面ライダーとなり、ショッカーはイチローの思いなんか関係なく世の中に襲いかかる存在になったのかな、ここから世間が知る仮面ライダーの世界になったのかな、という考えになったからです。一文字隼人は辛さを幸せに変える存在だったらいいなと思いました。
絶対的な正義とは何か、世界征服を企む組織とは何か、ていうところを掘り下げていったのかなーと考えていました。
昭和の古き良きのアクションシーン、私はニチアサを見てる感じだなと思ったけど馴染みのない人からしたらクオリティの低い映画にしか見えなさそうで、万人受けはしないだろうなと思います。
もっとシンプルで良くない
出だしがすごく良くて、戦闘員を一撃で撲殺するリアルさに期待値爆上がりだったのだけど…
戦闘シーンの多くがCGで、リアル感とどんどんかけ離れていくと同時にワクワク感が萎んでいきました。
ショッカーライダーとの戦いは、もはやノーコメント。
ラストは最強の敵とWライダーがド派手な死闘を繰り広げて勝利!するというシンプルな形が良かったな。
「ショッカー万歳」と叫びながら爆発するという感じでスッキリしたかった。
ラスボスがイカデビルだったら感動したかも。
完全大人向け映画?
私は『シン・』シリーズについても、庵野秀明さんの作風やらなんやらも全く知らない人間です。
仮面ライダーについても、平成のライダーは「......子ども向けじゃないの???」と思うくらい設定を理解できずにいて、昭和のライダーを観ながら「大人になったら作りの安さに笑ってしまうけど、哀愁か何かすら感じるくらいになって楽しめる」と思っています。
そんな私が今回この作品を鑑賞したのは、友人に誘われたからでした。
で、ようやく本題に入ります。
期待と不安を半々くらいで観始めたのですが......(以下、ネタバレ)。
今の時代は、こういった作品がウケるのでしょうか?
冒頭から、少なくとも私にはグロテスクに感じるくらいの血を使った演出(人間とそうではない敵を分けるためのもの?)に、気分が悪くなりました。
台詞も、カタカナの用語や小難しい背景や理論かなんかを並び立てて、雰囲気で察するしかない状況。
ライダー2号があっさり味方になったけど、ルリルリは結局何をしたの?
ハチオーグを倒す時にかなりの高所から登場したり、コウモリオーグにはけっこうあっさり勝てたりしたけど、チョウオーグにはかなりの苦戦。
サソリオーグに至っては人間で倒せるほどの能力で、オーグ内のパワーバランスや、仮面ライダーの能力の高さ設定かなんかはどうなっているの?
カマキリとカメレオンを組み合わせたオーグの兄ちゃんは、ルリルリを仕留めてからマントの類を投げ捨てていたけど、2号との闘いでは透明要素を駆使しなくても良かったの?
昔を美化する老害の発想でしかないのでしょうけど、【組み合わせたら面白そうな動物&道具の設定に、全身タイツとちょいと凝った被り物の衣装】といったものを観慣れた立場としては、“怪人”というより“武装兵器”というかなんというかの敵の見た目にも......でした。
圧倒的な存在感の森山未來さんや、ツンデレではないけど心のバランスを良い感じに魅せてくれた浜辺美波さんがいなければ、ライダー二人では持ちません。
冒頭に書いたように私は無知なので、庵野秀明監督作品に関する小ネタの類は一切わからなかったのも、あまり盛り上がらなかった原因かもしれませんが.......。
最後に余談ですが、仮面ライダーの仮面、他の人も装置できて映像も観られるなんて、フルフェイス型のVRゴーグルみたいだけど、ああいったものは商品化される事はないんですかね(既にある?)?
結局「人類補完計画」
やさしい本郷猛はいいのだが、がショッカー打倒を決意する動機が薄すぎる。
コウモリ怪人をオミットしてもうちょっと導入部分を厚くすれば良いのに。
また、ラスボスの目的が結局「人類補完計画」なのはいかがなものかと。
庵野監督こそエヴァを卒業したほうがいいな。
劇伴を堪能、そしてオッサンの特権
今回も空席目立つ昭島のMOVIXへ。シネマシティがほぼ満員で良席残ってなかったんで。ホームにしようかな。
64年生まれの私はウルトラマンも仮面ライダーも戦隊物もスターウォーズもガンダムもそのスタートに立ち会えているのだ。そして最近思うんだが、いい劇伴は頭に残ってるなあと。今作も戦闘シーンにリミックスされたオリジナルの劇伴が流れる、そこで体温が上がるのを確認した。
庵野秀明によるシンではシン・ウルトラマンは全く響かなかったが本作はスッと入ってきた。どちらも複数の敵との戦いが続く構成なれど、主人公たちが変化していく経過がきちんと描かれたからだ。そして一文字隼人のキャラが(わかりやすいネタフリもありつつ)変わっていく。ポスターの「継承」の意味が明らかにされる。
主役3人はじめ全体に役者は良かったかと言える。池松壮亮はそのシリアスさが嵌っていたし、浜辺美波は高飛車なキャラと笑わないクールな顔が美しかった。ただ二人ともヒールが高すぎて気になっちゃった。柄本佑のはねたキャラ、セリフがアニメっぽかったかも。西野七瀬も悪くはない、ただ長澤まさみが印象に残りすぎた(笑)。あとお兄ちゃんのボスにはもう少し踊りが入るかと期待してしまった。
そしてラストの政府の男たちの名乗りがビンビン応えるのはオッサン世代の特権カモ。
冒頭10分大興奮
冒頭10分がマジでやばかった。
アクションもカッコよかったしライダーキックをこんなにもカッコよく見せるのすごい。
ただ、終始どういう気持ちで見たらいいか分からなかった。
原作やリアルタイム世代のファンを喜ばせるための敢えてのチープさなのか、真面目にやっててこういう絵になってるのか分からなかった。
庵野監督がいろんなところで言ってるけど邦画作んのってほんとしんどいんだなーって思いました。
誰か庵野さんにめちゃくちゃ金出すか、海外で撮らせてあげて欲しい。
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