「変なシーンの釈明も兼ねる考察的なレビュー。」シン・仮面ライダー Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
変なシーンの釈明も兼ねる考察的なレビュー。
どうしてそこにいるの?と思うような場所で戦う。
どうやってそこに行ったの?と思うような場所に集まって会話をする。
人のいないロケ地ばかり、それは優しい本郷猛が被害を最小限に抑えるためだろう。
対向車が来ない道路は、ショッカーがトラックでふさいでるからだ。
速度違反の取締りに出くわさない理由は、ショッカーが周囲の警察をやっつけちゃったからだと思う。
舞台となる時代は1971年かと思いきや近未来っぽい。レトロ車と今時風な車が混在している。
人口削減や疫病感染などに言及している。ショッカーの世界征服の詳細な計画。
「Let's 世直し!」「Ecstasy! Ecstasy! スーパーecstasy! 」の長澤長澤まさみさん演じるサソリオーグがインパクトが大きかったので、登場シーンの尺が長くなくて良かった。
仮面ライダーの変身システムや生態についての詳細な設定。改造人間はプラーナにより生命を維持できるので食事をしない、らしい。説得力を持たせるためにシチュエーションも交えて映像化してほしかった。
浜辺美波演じる緑川ルリ子が、もし仮面ライダーアマゾンに登場した少年の姉である岡村りつ子のような人だったら、本郷猛はもっとカッコよく見えただろう。緑川ルリ子の見た目は綾波レイだけど、敵陣に堂々と降伏勧告したりして主役よりカッコいい。
終盤、硬派な本郷猛と軟派な一文字隼人のタッグ戦に興奮。
今更ながらエヴァンゲリオンの弐号機や零号機が、仮面ライダーのオマージュだったことに氣付く。
庵野監督らしいカメラアングル、構図に拘った引きの映像が随所にある。
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