「シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオン、シン・ウルトラマンと見たので...」シン・仮面ライダー jfs2019さんの映画レビュー(感想・評価)
シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオン、シン・ウルトラマンと見たので...
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シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオン、シン・ウルトラマンと見たので、つきあい(?)で見てしまった。怪獣の出ないヒーローものにはあまり思い入れはなかったのだけれど。
仮面ライダーと言えば、毎回、ショッカーに作られた怪人が市井の人に悪さをする→仮面ライダーが戦って怪人をやっつける、という物語構成だったと記憶しているが、この映画には市井の人はほとんど出てこない(出てくるが、モブキャラだけ)。基本、仮面ライダーが次から次へと怪人を探し出しては戦うというのを繰り返すスタイルだった。そのせいか、密度は濃ゆいのだけど、まるで大人の仮面ライダーごっこを見ているようだった。
設定も今風に変わっていた。ショッカーの目的が世界征服ではなく、なんだかエヴァンゲリオンの人類補完計画とおんなじような「煮込んでしまえば 形もなくなるもうすぐ出来上り」みたいなものになっていたので、監督の引き出しの数は大丈夫なのかなとちょっと思った。
観客は30人ぐらいいた。予想通りというか、全員わたしと同世代のおっさんだった。しかも、エグゼクティブシートは10~20人ぐらいのおっさんの団体が座っていた。
子供だったら、あれはたしかに真似したくなるよなーというほど高いところから飛び降りるシーンが連発し、しかもサマになっていた。バイクのアクションも見応えがあった。しかし、子供の観客は一人もいなかった。仮面ライダーなのに。
予算不足なのか、CGが雑だったので、15インチぐらいの4:3の昭和のテレビの画面で見るぐらいがちょうどよかったのかもしれない。
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