「画面支配率が高いアクション映画でした」シン・仮面ライダー Ryunoshin Nakamoriさんの映画レビュー(感想・評価)
画面支配率が高いアクション映画でした
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開始1分であまりの画作りの上手さに驚きました。完全に画面を支配していますね。特に工場地帯でのアクションは、カメラも人物も動きながら、(恐らく)プレヴィズを使って映像的快楽のあるシーンになっていました。
チョウオーグは、小さいころに好きだった物を捨てられず、写真に写る仮面ライダー風の少年はどことなく昭和の雰囲気。恐らく、庵野監督を仮託したキャラでしょう。人々の魂を、相互に理解しあえる、ある人にとっては地獄のような世界に連れて行ってしまうというのは人類補完計画のようでもあり、恐らく、エンタメ作りにはそういう危険があるという事でもあるのかと思いました。
好きなシーンは、ルリ子さんのSOUND ONLYのセリフですね。それで死ぬ瞬間がフラッシュバックしました。
残念なシーン。量産仮面ライダーとの戦いは何をやっているのかよく見えなかったです。
(あと、抑揚を抑えて難しい単語を並べるセリフ回しがそろそろ飽きてきたかも。いや。でも、やっぱり、そこが良いんだなぁ。。。)
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