「ワザとなのか?」シン・仮面ライダー Mt.ブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
ワザとなのか?
仮面ライダーに思い入れ無しで、「シン」シリーズとして観ました。
庵野秀明監督の作風って、ワザとなのか、ガチでこれなのかって分かりづらい所あるんですよね。
いただけないと思ったのは、アクションですかね。カメラブレ過ぎですよ。
後、CGもワザとなのか、ガチでアレなのか、分からない(笑)演出は、まあ、庵野節?って言うのですかねー。
その為、役者の演技もヘタかワザと分からない(笑)感情抑える演技か、ただ棒演技なのか、特に本郷猛に感じて(笑)葛藤的な感じがしないんですよ。ただ、ルリ子に付き従ってる感じだけで。(苦笑)
ルリ子と心通わす感が余り感じられず、正義の心も親が警察官で殉職して云々と言われても主人公の行動に直結する感が無く。(2号もそうなんですが。)
ショッカー自体も緑川家の家庭の事情が、世界征服にーっていうのも「エヴァ」みたいなもんだし。まあ、良いんですけど。(笑)
個人的に良かったってのが、他の怪人達も仮面ライダーと同型で、仮面被って改造されてるという統一されている所でしょうか。(長澤まさみだけ「おやっ?」って感じでしたが(笑))
後、役者が他の「シン」シリーズと被ってるのは何なんですね。事務所?
血飛沫も最初が凄く、後はそこそこで、しかもアクションがカメラブレまくりなので、残虐感が弱く、その辺しっかり観せて欲しかったかなと。
映画そのものも面白いかと言われると正直「う〜ん」って悩む感じで、面白く無いとも言えないんですよね。まあ、人選ぶかな〜。
引っ掛かる人には良くて、そうじゃない人には、ダメダメでしょうね。
個人的には「シン・ウルトラマン」の方が、全体的に演出や演技の突き抜け方、映像的にも合致してた感があります。
今回の「シン・仮面ライダー」は、最初に書いた通り、「どっちなの?」って感じがあってモヤモヤ感がありました。
個人的に、ワザとどうか抜きにして、「駄目だ」って思ったのがアクションですね。ブレすぎ、分かりづらい。最後なんか、疲れきっての掴み合いでしたからね。(笑)