「これは、何に対するリスペクトかで全てが変わる。」シン・仮面ライダー yanlonさんの映画レビュー(感想・評価)
これは、何に対するリスペクトかで全てが変わる。
クリックして本文を読む
一緒に観に行った50代の妻でさえ、「これは意見がわかれるわね?」と呟いた作品です。
私は観覧し始めて、少ししてから「あ、石ノ森漫画版の構図だ」と理解してから一気に楽になりました。
緑川ゆり子を誘拐した車を先回りするサイクロン号をはじめ、ショッカーライダーにサイクロン号で囲まれるところなど、様々箇所で漫画版の構図が使われていいます。
漫画版は一回たりとも変身ポーズはありません。
更には第二の皮膚としてライダースーツを認識しているし、サイクロン号がなければ、変身できないのもそうです。
(フェイスクラッシャーから血を吐くのは、仮面ライダー THE First以降のお約束演出?)
ラストシーンのダブルライダーの会話は、2巻のセリフそのもの。
とは言え、随所昭和初期のTVそのものを彷彿させる演出も。(当時は全体的に画面が暗かった)
スーツが堅いから足が伸びきらないとか、「本人」が演じているとか………
TV版・本郷猛をリスペクトする人たちは受け入れるのが難しい作品だと思います。
しかし庵野監督の作品は、また何か仕出かすのでは?と観るまで安心できない……
ところで安田顕さんは何処にいた??
コメントする