「主演・浜辺美波」シン・仮面ライダー Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
主演・浜辺美波
浜辺美波が演じる緑川ルリ子の話だよね。だからルリ子が死ぬまでが面白いの。そこから先はなんだかなあって。
予告編が「仮面ライダーっぽい」って感じだったから、バリバリにその感じでくるのかと思ったら、そうでもないのね。庵野監督が好き放題やってる感じもあって。
映像はやっぱりうまくて、さすが映像職人という感じなんだけど、一応ストーリーもあって、なんだか何を観てるのか良く分からないの。面白いからいいんだけど。
人を殺すときに血しぶきとぶのいいね。仮面ライダーはなんかそういうところ、ちょっと生々しかったし。
話が進んでくと竹野内豊と斎藤工が出てきて「《シン・ゴジラ》と《シン・ウルトラマン》からキャストが!」って思うのね。更に長澤まさみと市川実日子でてくるしね。シン・シリーズオールキャストだね。
東映の映画に東宝シンデレラの長澤まさみが出てて、さらに主演は同じく東宝シンデレラの浜辺美波で、それでいいのか東映と思ったけど、関係ないんだろうな。
西野七瀬と浜辺美波がやり合うところは、ちょっと西野七瀬では格が合わない感じはあったな。
それで隠れ家を変えたあたりで、突然、浜辺美波が女の子キャラになるんだよね。エヴァンゲリオンにこんな子いたよね。さらに死んでからの浜辺美波は女神キャラになって、エヴァンゲリオンにこんな子いたよねって思ったんだけど、どうなの。真剣にエヴァ観てないから自信ないんだけど。
強引に『一文字隼人だ』って出てきて、そうですかあって感じだったけど、まあ仲間になって、最後、森山未來を倒しにくね。どうやって倒したか覚えてないんだけど。浜辺美波が死んだところで面白さがダダ下がりしたから覚えてないんだよね。ここでライダーがいっぱいでてきてバイクで走る映像は面白かったな。
ラストには竹野内豊と斎藤工が『立花と滝だ』と名乗って、「おやっさんのポジションか。滝っていうのもいたなあ」と強引な感じ。《キャシャーン》で最後に意味なく『フレンダーだ』ってやられた感じに似てる。
一文字隼人が生き残ったから続編つくれるけど、それをやるよりは、浜辺美波と池松壮亮が生き残るハッピーエンドの方が良かったかな。浜辺美波が死んだところでダダ下がりもなくなるし。