「劇伴を堪能、そしてオッサンの特権」シン・仮面ライダー またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
劇伴を堪能、そしてオッサンの特権
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今回も空席目立つ昭島のMOVIXへ。シネマシティがほぼ満員で良席残ってなかったんで。ホームにしようかな。
64年生まれの私はウルトラマンも仮面ライダーも戦隊物もスターウォーズもガンダムもそのスタートに立ち会えているのだ。そして最近思うんだが、いい劇伴は頭に残ってるなあと。今作も戦闘シーンにリミックスされたオリジナルの劇伴が流れる、そこで体温が上がるのを確認した。
庵野秀明によるシンではシン・ウルトラマンは全く響かなかったが本作はスッと入ってきた。どちらも複数の敵との戦いが続く構成なれど、主人公たちが変化していく経過がきちんと描かれたからだ。そして一文字隼人のキャラが(わかりやすいネタフリもありつつ)変わっていく。ポスターの「継承」の意味が明らかにされる。
主役3人はじめ全体に役者は良かったかと言える。池松壮亮はそのシリアスさが嵌っていたし、浜辺美波は高飛車なキャラと笑わないクールな顔が美しかった。ただ二人ともヒールが高すぎて気になっちゃった。柄本佑のはねたキャラ、セリフがアニメっぽかったかも。西野七瀬も悪くはない、ただ長澤まさみが印象に残りすぎた(笑)。あとお兄ちゃんのボスにはもう少し踊りが入るかと期待してしまった。
そしてラストの政府の男たちの名乗りがビンビン応えるのはオッサン世代の特権カモ。
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