ヴァーチャル・ウォーのレビュー・感想・評価
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VRゴースト
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「ゴースト/ニューヨークの幻(1990)」やスピルバーグの「オールウェイズ(1989)」など恋人の幽霊ものの映画を現代風にVRテクノロジーでアレンジした、珍しいラトビアの映画。
コンピューター上に死んだ恋人の再現をするプログラムを創った女性プログラマーがバーチャルと現実の狭間で翻弄されるお話・・。
アレクサのように音声応答するテクノロジーは既に当たり前だし、メタバースの仮想世界のサブカルチャー熱も盛んだから映画の設定は荒唐無稽なSFとも言えないかも知れませんね。
ウォーと言うから戦争ものかと思ったが一風変わったラブストーリー、キアヌ・リーブスの「マトリックス(1999)」のような扮装と銃撃戦が唐突に出てきたりしたが中身の大半は職場の同僚やプログラムの製品化を推すシニカルな女上司とのゴタゴタ劇、VRで出てくる場所も廃墟や工場風が多く殺風景、ゴーストとの別れが去りゆく列車シーンというのは別れの定番をもじった遊び心でしょうかね。まあ、アメリカのB級SFとは一味違った珍品でした。
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