底知れぬ愛の闇のレビュー・感想・評価
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感情移入出来ない主人公たち
映画は
「主人公にどれだけ感情移入できるか?」
面白さの基準になることが多い。
だからこそ、ドキドキハラハラし、最後に感動する、と。
でも本作は違う。
男女の恋愛モノは、
観客は男女それぞれ、男女の登場人物に感情移入するように出来ているのが多いが、本作で
男性の観客はベン・アフレックに感情移入できるだろうか?
女性の観客はアナデアルマスに感情移入できるだろうか?
どっちも無理じゃね?
作品紹介のあらすじには「心理戦」みたいに書かれていたので、
妻が夫の悪事を暴こうと、策を巡らすのかと思ったら、単に違うオトコとイチャつくだけ。
しかも夫の前で(笑)
これで妻に感情移入しろ!って言われても無理だよね。
子はかすがい!?…
結局妻も夫が人殺しとわかっても踏みとどまったということ… まあ、この夫婦は普通ではない。そもそも妻は結婚、母親に向いていない。夫は妻が奔放に遊んでても愛しているから別れず、目の前でいちゃつかれても、真顔で見るだけ、惚れた弱みに尽きる。妻もよく次から次へとだが、百歩譲って夫にもっと言葉に出したり、感情を表してほしいのだろうが、あんなに人前で他の男といちゃつくのを見せれるところに頭がイッちゃってる。金持ちで働かずずっと家にいられるのも息苦しいのだろうが。妻の方こそ何で別れを切り出さないのだろうかと何度も思えてくる。間男達もよく夫や、その友人たちがいる前でというシーンがたくさん出てくるが、そういうプレーなのかと思えてくる。しかし、この夫婦はある意味金は取らないが、美人局的な間男連続殺人コンビとなっていて、この先も妻に男が現れるたびに切りなく殺していかねばならない。。ドンこそ、何であんなところに居たのだろうと思うがやっぱり最期はそうなったか。ケリーが可哀相だった。アナ・デ・アルマスは正に適役、仕方ないかと思えてくる。
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