「戦闘シーンだけでも一見の価値あり!」劇場版 呪術廻戦 0 ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘シーンだけでも一見の価値あり!
まず言いたいのは、戦闘シーンがめちゃくちゃ気合い入ってて格好良かった…!!
本作の核となる乙骨vs夏油戦も良かったし、五条vsミゲル戦も画角が凝っててスピード感があってゾクゾクした…。しびれる!!
この辺特級呪術師はやっぱ格が違うなーというのが伝わってくる。
あとはおそらく映画のサービスシーンなんだろうけど京都で戦うナナミン、めちゃくちゃ格好良かった…。
冥さんも体術技のみの戦闘シーンだけだったけど格好良いー!
京都校メンバーとか猪野さんとかの戦闘シーンがあったのも嬉しい。
あとは印象に残ったところを書きたいとこだけ。
・里香ちゃんの花澤香菜さんが絶妙。女の子の無邪気で真っ直ぐな好意がそのまま呪いになった。そのことが説得力を持って感じられる声…!!里香ちゃんについては、彼女のバックボーンがもう少し描かれても良かった気もする。
・乙骨くんの拭えない抗えないシンジくん(エヴァ)み…!むしろ里香ちゃんの事故シーンの回想なんてオマージュしにきてたよね?
・狗巻くんの呪言のシーン、毎回声の良さにドキドキしてしまった…。内山昂輝さん、声が良い…。
・原作(アニメ化未)で五条・夏油コンビの過去が描かれた後に製作したアニメだからこその、過去シーン(雑踏でのやり取りなど)の挿入…。夏油さんが高専を離れるまでのエピソード、切なくて、夏油さんの人間臭さが出ててとても好きだから嬉しい(でもやっぱり切ない)。
そう、本作は乙骨くんと里香ちゃんの物語でありながら、五条先生と夏油さんの物語でもあるんだよな。
種類は違えどどっちも相手への好意が元で発生した、愛であり憎であり、呪い。
過去には分かり合えたと思っていた親友と袂を分かつことになった五条先生が切ない。
五条先生の「若人から青春を取り上げることはできない」という思想の背景には夏油さんがいるんだろうな、と思う。
あとラストのKing Gnuの主題歌…!!
「一途」はもう最初に聴いた瞬間に惚れてしまい、映画観に行くまでも聴きまくってたんだけど、「逆夢」もとても良かった…。美しくて切なくて里香ちゃんや夏油さんの鎮魂歌みたいでありながら、どことないクリスマス感もあり…。
「一途」は本編観た後かつ劇場音響で聴いたら更に格好良かった…痺れた…。
ちなみに本作は24日公開日に観に行ったので、百鬼夜行に参加してる感あって楽しかった。
レイトショーなのにすごい客入りだったし、夏油傑概念ファッションしてる方もいた。
(ちなみに私もコート以外は黒服で固めて気合い入れて行った。)