配信開始日 2021年4月30日

「アニメーション×アニメーションの驚くべきバランス感覚。そして、最高の情報量爆発演出。」ミッチェル家とマシンの反乱 モトコさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アニメーション×アニメーションの驚くべきバランス感覚。そして、最高の情報量爆発演出。

2021年5月8日
PCから投稿

凄まじくバランス感覚の取れた作品。
アニメーションの中に実写や別のトーンのアニメーションが重なりあう演出は、今までに見たことのない体験だったがそのバランス感覚が絶妙。
アニメーション内に実写が出てくるという演出は特に新鮮で、「アニメーション=現実じゃない」というなんとなくのステレオタイプを一気にぶっ壊してくれ、この作品の世界に引き込まれるきっかけになった。

最高の情報量爆発演出。
普通に見ていたら処理しきれないような情報量爆発の演出が幾度となく登場するが、これを追いきるのは困難だと思う、でもひとつひとつの意味を理解できなくても、楽しい雰囲気は十二分に伝わってくる。
そして、処理しきれないひとつひとつの細かな演出にはきっと意味がかかっているのだと思う。
Music Videoなどでは、情報量爆発した1コマがあり、その一つ一つに意味がかかっている。という演出が多く見られると思っているが、それに似たことを、この長編映画にも行っていることは素晴らしいと思った。

モトコ