楽園の夜のレビュー・感想・評価
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ノワール好きにはオススメしたい。
殴られた跡とか血の色がとてもリアル。
韓国映画ってすごいなぁと思う。
映像が美しい。
ブルーのトーンが北野武のキタノブルーみたい。
最後全員が死んで救いのない結末にも武みたいだと彼は言っていた。
ものすごく暗い映画で、
私はノワール映画が苦手なのでダメだったけど、
ノワール好きにはオススメしたいくらい最高に暗かった。
重い話なのにグイグイ引き込まれる
かなり重い話なのにグイグイ引き込まれて最後までのめり込んで見れた。動きの激しい暴力パート、島でのゆったりパート、メリハリがあって飽きない。良かった点は4つある。
1つめは、ロケーションが綺麗なこと。
沖縄を彷彿させる青空と海が綺麗で癒された。話の内容が暗くて辛いので、ちょくちょく挟まれる自然のカットは落ち着ける。もし景色が暗かったら、鑑賞後にずーんと落ち込んだかも。
2つめは、ジェイ(チョンヨビン)とテグ(オム・テグ)のやり取りが可愛かったこと。
人に慣れてないツンデレ気味の2人が、徐々に心通わせてく様が面白かった。ジェイがテグを一緒に寝ようと誘って、「俺にだって好みはある。軽い男じゃない」と断るの笑った。
好きな台詞はジェイがテグに言った「大丈夫そうに見えないのに、大丈夫って言う人きらい」。これには私も共感できる。最後は逆に瀕死のテグがジェイに向かって言うのは感動した。
3つめは、理事長役(チャ・スンウォン)の不気味な演技が怖くて良い味でてたこと。
大人しそうな見た目と雰囲気だけど、キレさせたらヤバいオーラが半端ない。初めて見た役者だけどオールバックめっちゃ似合うなぁ。約束はちゃんと守ろうとするのが意外で好感持てた。ゲス野郎のヤン社長よりよっぽどマシ。
4つめは、テグがジェイを助けに来てからの、怒涛の展開がエグいけど熱かったこと。
映画的に助けに来たヒーローが死ぬわけないでしょ、と思ってたからテグが死ぬのビックリした。ヤン社長たちの勝利か?と思いきや、ラストの報復でジェイがヤクザたちを皆殺しするのは爽快!
ラストで銃口を頭に向けるジェイの笑顔が残る。劇中で初めて見せた笑顔から、胸の痛みは癒えたように見える。自殺で締めるのに後味いい不思議な映画。
韓国映画お得意の…
糞中の糞という裏切者、ヤン社長。マ理事の余裕ぶりも板についているが、ラストは呆気なかった。それにしても全員撃ち殺すって、最強少女。少しテンポがゆっくり過ぎた感があり。水刺身食べたくなった。
いかにも韓国ノワールという話の展開かつ映像のトーンが暗くてめっちゃ...
いかにも韓国ノワールという話の展開かつ映像のトーンが暗くてめっちゃ地味だなと思っていたけど、主人公が女と交流するにつれ徐々に画面に色がついていく。
私のイメージとして男ばかりのノワールものにちゃんと女性を戦いに参加させたのは珍しい気がと思ってたら、『The witch』の監督さんね!雰囲気似てるなと思ってた。
韓国ノワールはそれ武器にする!?というもので人を殺していくから面白い。今回はカギでしたね。
あとは、韓国人がくちゃくちゃご飯食べるのめっちゃ美味しそうに聞こえるんだよなぁ。良いASMRだ。
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個人的にはノワール史上最高傑作!
実に面白かった。2時間越えも飽くことなく、最後まで手に汗握る展開。
序盤の展開はよくあるヤクザ映画だな、と思っていたが、終盤は個々の登場人物の人間性がにじみ出てめちゃくちゃ面白かった。
ノワール、ヤクザ映画はそれほど好んで見てきたわけでもなく、たまに興味本位で観たいと思ったときに観てきたため、あまり詳しくはないが、個人的には一番気に入った。
北野作品的な雰囲気もありながら、クァク・キョンテクなんかの韓国ノワールの匂いもしたり。
あと、個人的に日本ヤクザ映画によくある性描写がないのが好き。
何と言ってもチョン・ヨビンが素敵すぎる。『シークレット・ジョブ』で結構好きになったが、見た目のクールさと役柄がぴったり。
今回はNetflixでの世界同時配信のようだが、今からでも遅くない。どこかの劇場でやってほしい。
スクリーンで観たい傑作。
パク・フンジョン監督ベストアルバム的濃厚展開目白押し
どのみち死ぬ男と女の逃避行モノ?いや、攻める!! 一見シンプルなプロットの中に男たちの関係性や混戦乱戦にと、『新しき世界』思い出したり、『魔女』彷彿とさせたり、この監督のキャリア・フィルモグラフィーを総括するような内容だった。
姉と姪が事故に見せかけられて殺されたことで、『ゴッドファーザー』のマイケル・コルレオーネのように一仕事大暴れして隠れる主人公。刺されないでね、すごく痛いから。大丈夫じゃないと知りながら大丈夫かって聞く人が一番嫌い。タメ口はよせ。内容に対して少し長すぎる気もしたけど、やっぱり濃厚におもしろかったし、ジョン・ウィックおじさんにシバラバ決戦。魔女にもなる?裏切り社長役が友達に似すぎていた。
勝手に関連作『鵞鳥湖の夜』
韓国映画といえば、というくらい 予想通りの手加減なしのバイオレンス...
韓国映画といえば、というくらい
予想通りの手加減なしのバイオレンスシーンがてんこ盛りなので
そこは完全に目を背けたけど
ただそれだけで終わらないというか、チョンヨビンがとにかくよい
見終えたばかりのヴィンチェンツォとはまた違う雰囲気
そして、ただのヒロインじゃない
ラストの展開がかっこよかった
韓国ノワールに外れ無し
まぁ予想がつく展開ながら、本土のヒリつく緊張感と濡れた感じに対して済州島の少し明るい風土の対比が良いし、二人の渇いた関係性がグッとくる。
実際に人を撃つときには手が震える感じなどもキチンと描かれているのが良いね。
音楽使いが「新しき世界」っぽいなと思ったら、監督・脚本が同じ方なのね。外れ無し。
惨殺、血まみれが大丈夫ならおすすめの映画です。
殺人シーンのオンパレードです。ここまで惨殺シーンを入れ込む必要があったのかと思いました。
しかし、闇社会の中で生きる男と余命短い女の共鳴、映像美と演技力の素晴らしさでこの世界観に引き込まれ、登場人物の切なさや感情に没入して最後まで一気に見られました。
見応えあり。
面白かった。
韓国ノワールはやはり、どう生きてどう死ぬかだと思う。
主人公のテグを、
強いけど姉と姪っ子には甘いと言うギャップで
キャラを見せるのもベタだけど良かった。
済州島に渡ってから、失意もあって主人公が薄くなったけど
代わりにチャ・スンウォンの存在感が増した。
主人公にはもっと主人公らしい無敵感と言うか
圧倒的な強さを見せてほしかった気もするけど、
最期までまぁこうなるわなと切なくて良かった。
北野武を彷彿とさせるブルーフィルムやHANABIみたいな
エンディングは意識したのかな?と思いました。
ノワールの良さは
男の美学にあると思うのでストーリーが単純なのが良い。
テグが復讐する。
テグのボスが済州島に逃がす
組の内部で揉める。
テグが済州島でお世話なった人が殺される
テグのボスが済州島に現れるが直前に
裏切った事が密告される。
追いかけっこの末捕まる。
殺し合い。
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