「映画泥棒。10年以下の懲役または1000万円以下の罰金。」エンドロールのつづき ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
映画泥棒。10年以下の懲役または1000万円以下の罰金。
「NO MORE 映画泥棒。10年以下の懲役。または、1000万円以下の罰金。」
映画好きの為の映画って聞いてたけど、見当違いの触れ込みで、
本当の映画好きは映画泥棒なんてしない。
そうやって散々、洗脳教育を受けてきたんだから、
なにをいまさら映画泥棒の主人公を見せられて、感動するわけ無かろうに。
父親は途中までは、正しかった。映画泥棒のガキを棒で叩くのは、正義。
戸塚ヨットスクールの館長こそ、感動して泣き崩れる美談だろうに。
何を思ったのか、違法上映を見せられて、あの父親、心変わりしやがった。
やっぱり最後は、犯罪者でも自分のガキは可愛いってか。
もはや同罪。親子揃って重犯罪。
カーストがバラモンだけど落ちぶれて、駅前の路上食い物屋とかいう設定も、
結局バラモンから格下げされたわけでもなく、インドは犯罪者に甘いなって印象しかない。
数百年前の日本なら、士農工商で上の階級の農民でも、
犯罪者になった途端に村八分で、穢多に降格させられるだろうに。
「山女」の山田杏奈の一族は、先祖の罪のせいで遺体処理の仕事してんだぜ。
なんか、インド映画の株が自分の中で急上昇してただけに、
この映画のせいで大暴落しちゃったなあという感じだった。
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