「情熱の輪」エンドロールのつづき リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
情熱の輪
クリックして本文を読む
映画に魅せられた少年の物語ですが、
娯楽が少ないからか周りの友人達男子6〜7人も皆で手造りの映写機を作る情熱の伝播が凄い。
そして主人公の少年、
「映画作りを学びたい」ではなく
「光について学びたい」
「光はフィルムを映し出してくれるから」
と、「光」の仕組みを学ぼうとするのが良かった。
古い映画館で映写室に入らせてくれるとか、
スクラップ工場のリサイクル現場に何故か子どもが入り込めて古いフィルムテープの行く末を見れるというのも一昔前の時代がなせる技だろうか。
大事な作品の詰まった大切なフィルムが溶かされリサイクルされることへの絶望から、リサイクル製品を後に目にして「あのリングはフランシス・コッポラ」「あのリングは黒澤明」と想いを馳せるところがなかなかに感慨深かった。
そしてRRRでも思いましたが、インドの人にとって
英語が話せること、英語が読めて最新機器が使えること、
「英語」が夢を叶えるキーになってるのだと改めて思いました。
そして、学ぶために小さな街を出て親元を離れても一人でも都会へ出て学ぶことが大事。。
学べ、そして旅立て。
という学校の先生の教えと理解がお父さんに伝わって良かったと思いました。
コメントする