「自分の今ある環境に感謝を✨」クレッシェンド 音楽の架け橋 らま+たんさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の今ある環境に感謝を✨
音楽は世界を救う!を目指すストーリーとしてはありがちな感じ。
でも、自分にとってパレスチナ問題は遠くニュースの中でしか聞かない話だったものがどんな感じで人々が生活してるのかそのイメージを得る素晴らしいきっかけとなった良作。銃音や催涙弾が飛び交う中で日常を送るって一体どんな気分なんだろう…大義があって戦争に参加している人についてはさておき、それに巻き込まれて生活する人には何の罪もないのに……。
でも映画を見進めていくと戦争にただ巻き込まれているだけだと思っていた人たちの意識にも長年に渡る戦争は爪痕を残していることがわかってきて、イスラエル人とパレスチナ人との間にはどうにもわかり合えない根深いしこりがあることを知る。
そのしこりに一旦は目を瞑り、音楽で心を通わせようとするけど一朝一夕でうまくいくような話ではない。
自分がココに居たら、とか、親がこんな目に合わされたことを想像したら、とか、映画なんだけどドキュメンタリー作品のように感じで観ながら色々と考えてしまった…。
「大義のもと戦争を行う」
やはり自分には理解できません。時間をかけても相手を理解し、自分を理解してもらえるような努力と、お互いの歩み寄りによって解決をする。
そんな理想論は甘いのかな。
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