劇場公開日 2022年1月28日

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「タクトの先のパレスチナ問題」クレッシェンド 音楽の架け橋 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0タクトの先のパレスチナ問題

2022年1月30日
iPhoneアプリから投稿

パレスチナ人とユダヤ人の若者を集めてオーケストラを作るお話しで、非常に見応えのある作品でした。両者の若者の本音をあけすけにぶつけ少しずつ歩み寄りながらも、決して予定調和な展開としないところが、問題の根深さと製作者たちの真摯な姿勢が感じられます。一方,演奏されるクラシックもお馴染みな曲が多く、家路や四季の冬など、作品のテーマからすると深読みできそうなタイトルですね。最後の空港での両者によるボレロの演奏は、わかっていてもジーンとくるし、指揮者のタクトの一振りのような、鮮やかな幕切れも見事です。役者では、ユダヤ人代表役のダニエル・ドンスコイ、パレスチナ代表役のサブリナ・アマーリの緩急つけた演技が素晴らしかったです。

シネマディクト
NOBUさんのコメント
2022年1月31日

今晩は。
 お褒めのお言葉、有難うございます。
 素直に嬉しいです。
 これからも、宜しくお願いいたします。
 - 営業セールスの上がらない営業マンみたい・・。-
 寒き日々が続きますね。御身体ご自愛下さい。(お互いに・・)

NOBU
NOBUさんのコメント
2022年1月30日

今晩は
 今作、佳き映画でしたね。
 ”ユダヤ人代表役のダニエル・ドンスコイ、パレスチナ代表役のサブリナ・アマーリのお二人は初めて見た役者さんでしたが、魅力的でした。”
 仰る通りですね。
 個人的には、スポルクを演じたペーター・シモニシェックさんの存在感が印象的でした。(あの、自分のナチスの強制収容所の医師をしていた両親の最期を話すシーンなど・・。)
 今作で描かれる中東和平の実話に基づく民族問題は、島国で暮らす私にはその奥深さは、到底理解出来ませんが、理解する努力はしなければいけない、とも思っています。
 では、返信不要です。

NOBU