Mr.ノーバディのレビュー・感想・評価
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オジサンアクション映画の新シリーズ誕生(を期待)
リーアム・ニーソンの96時間からだと思うが、オジサンが体を張って格闘し銃をぶっ放す映画がもはや定番化した感がある。普通に見えるオジサンが実はすごい元●●という経歴で、大事な人を守る(もしくは復讐の)ために立ち上がる!というアレ。
本作もその基本構図は同じ。若干ハードボイルドっぽい雰囲気が漂うのが特徴的か。流れる音楽も妙にカッコいい!パット・ベネターのハートブレイカーのカッコよさったらない!
最後まで観てみると、家族(父親を中心としたほう)の話の色が濃かったり、クールな感じでいながらめっちゃ感情的だったりするのがまた人間くさくていい。そもそもバスの中で大暴れするのなんて、やりきれない怒りをぶつけただけだし!
正直、話は単純だし、深みもない。でもこれでいい。オジサンアクション映画は妙に話に深みを出そうとしがちだけど、こんなんで十分楽しめる。
個人的にはすごく好きなんだけど、これヒットするのかな。続編が観たい熱が高まってるんだけど。なんなら、ジョン・ウィックの続編にちょっと登場するとかでもいい。またハッチの大暴れが観たい!
よくある感じだけど、新鮮
「ドク」おじいさんの暴れっぷりを見逃すな
チンピラ達が登り込んできたバスで、ハッチは拳銃から弾丸を全部抜いて、「I’m gonna fuck you」と宣戦布告。
よし、ここからチンピラ達をあっという間に片付けるんだよね。ロバート・マッコールみたいに。と思ったら、あれれ、まともにパンチもらちゃったよ。ついでにナイフも頂いちゃって、どうなるの。序盤で満身創痍だよ。
プロローグでは、殺人マシーンのオーラ出してるけど、どうやって覚醒するのかな。「チャールズ・ブロンソン」に憧れてるただのおじさんってことないよね。
このフリが効いていて、後半の暴れっぷりが鮮烈に感じる。イコライザー的な道具の使い方も最高で、思わずガッツポーズしたくなるトドメのさし方もあって目が離せない。
ラスボスへの決め技が、これまたすごい。あの武器をどう使うんだろうと思っていたら、ファンタスティックなフィニッシュで、声が出ちゃいました。近くにいた人ごめんなさい。
かかる曲もたまらない。いきなりnina simone のdon't let me be misunderstood。野太いニーナの声が、ハードボイルドなストーリーを期待させる。そして、ラスト近くでかかるパット姉御の「Heartbreaker」で興奮は最高潮に。V8のエンジン音もあいまって、ノリノリになって楽しめた。
ナメてた相手が実は…家奇襲 by ロシア人!最高におもしろいポスト・ジョンウィック
※読み終わる前に息絶えないでください。
みんな大好き演技派ボブ・オデンカーク × 一味違う【"ナメてた相手が実は…"モノ(ex.『ジョン・ウィック』)】。しかし、本作の何者でもない主人公ハッチは比較的現実的な強さな気がした。いや、むしろ家庭人としてブランクが空いたからこそ予告にも使われているバス車内の戦いにおいて、エンジンがかかるまで多少時間がかかっても、目覚めたと言って過言ではない。"会計士"をナメるな!
"I'm gonna fuck you up." こういうのは普通、定石として、本人は静かに隠居しておきたいと思っていて穏便に済ませそうとするが、バカな悪党どもに起こされ・引っ張り出された結果、ぶちギレて敵壊滅というのがお決まり通説な気がする。だけど、本作の彼は《もっと純粋に生き生きと輝いていた》!そう、本作は【中毒】についての作品でもある。ネコちゃんのブレスレットなんて口実、金をチラつかせて襲ってくるのを待つみたいに。冒頭から描かれるように代わり映えのしない退屈な日常の繰り返しが続いていくのなら、キッカケを見逃さず自分を楽しませればいい。刺激に満ちた日常 = 非日常をしばし作ればいい。そう言わんばかりに、主人公と一緒に観客も悶々としたものを解き放つ爆発カタルシスは、確かにタイトル通りある種何者でもない匿名性・普遍性、間口の広さがあるかも。中年の危機とオサラバして最後にもう一花咲かせるゴング。終盤父親自身も認めるようにある意味中毒な快感、忘れられない輝しき栄光の日々グローリーデイズについて。それによって(まさかの)『ヒストリー・オブ・バイオレンス』的に家族もハッピーな円満の秘訣?
どちらと言えばコメディ演技も多めにふと溢れる悲哀や人生経験を感じさせるドラマ演技の印象が強かった名優ボブ・オデンカークに、アクションスターとしての道・新境地を切り開く最高のポップコーン映画だ!…って話してるのに死んでるのかい。
FRONT TOWARDS ENEMY
デレック・コルスタッド脚本 × ロシア敵。この人、【家に大人数で襲いかかってくる】の好きすぎるだろ!もはや鉄板。コレコレと言いたくなる【金太郎飴】的快感。実際おもしろいから大いにいいのですが、ロシア人に恨みでもあるのか?あと、やっぱり『ジョン・ウィック』のコンチネンタルのように燃える&笑える展開や設定を考え出すのが上手い。これ思いつきたかったとなるくらいズルい、素直に好き。きっとこの人の頭は良い意味でチャイルディッシュ子供のままなのだろう。細部に(世界観の)魂が宿ると言うようにコミックブックから飛び出したような小粋な瞬間が随所に散りばめられている。製作にはデヴィッド・リーチも。
"Don't call 911." 肝心のファイティングスタイルとしては最初の方こそ腕時計、バット、包丁、やかん、皿からの消火器など日用品を使ったもので、ホームセンターで働くイコライザー = マッコールさんばりな部分もあった。『ジョン・ウィック』シリーズみたいにクールなテロップは無いけど、その代わりと言ったらなんですが、選曲がよかった。
クリストファー・ロイド × RZA。家族総出でやりすぎド派手粛清タイムが、待ってましたと言わんばかりに景気良すぎパーティータイム!『ジョン・ウィック』で言ったら、ウィレム・デフォーで(実戦共闘はないけど)ジョン・レグイザモみたいな。『ランボー/ラスト・ブラッド』よりカタルシス気持ち良さ多めな殺戮『ホーム・アローン』ピタゴラスイッチ状態で、工場が戦場と化す終盤はアイデア込みで圧巻。特に勝ち方最高、ある意味画期的。まだこんな方法があったかと目からウロコな気持ちでした。あと、コーヒー飲みすぎ。
P.S. 地下室大事。劇中で「黒人のロシア人なんて初めて」みたいな下りがあったけど、最近見たドラマ『ザ・グレイト』にも黒人のロシア人がいた。あと、また余計なもの付いている邦題はワイスピシリーズのカート・ラッセルに引っ張られた?
THANK YOU FOR YOUR SERVICE
"It is what it is. This is me."
勝手に関連作『ジョン・ウィック』『イコライザー』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『ジャック・リーチャー』『デス・ウィッシュ』『ランボー/ラスト・ブラッド』
楽しい
【”疲れた羊の皮を被った、心優しき家庭を持つ中年男の素顔” ガン・カーアクション、接近格闘戦とも見応えあり。スッキリ爽やか”J・W”ハイスペックカスタマイズバージョンでもある。】
ー 冒頭から、無茶苦茶格好良い。
傷だらけのハッチ(ボブ・オデンカーク)が、”Don’t Let Me Be Misunderstood"が流れる中、猫の餌のツナ缶を開けながら、男女の取調官に問われて”Nobody・・"と答えるシーンに痺れる。ー
<Caution! 内容に触れています・・。>
◆今作は
”日々の単調な生活に疲れた中年妻子持ち男、だと思ったら、中身はトンでもない狼だった!"
と言う家族と猫のために戦う中年男の姿
ー ハードボイルド&ガン・カーアクション、接近格闘戦etc.ー
を”楽しむ”作品である。
・ハッチは妻(コール・ニールセン)とは距離が出来、強盗に入られた際には、息子の助力が出来ず・・、鬱積した日々を過ごす。
だが、唯一自分に懐いてくる娘が可愛がっている猫のブレスレットを強盗に盗られた事をきっかけに、”J・Wと同じく”秘めていたハッチのトリガーがブチ切れて!
ー ここで、”J・Wのパクリじゃない!”とか言わない。パクリじゃなくって、”カスタマイズ”である。ー
・ココからは、怒涛の如く不良青年達をバスの中のナイフ&の肉弾接近戦で、少しやられながらもバッコンバッコンにしたり、徐々に【元、3文字組織の会計士】の、素顔が見えてくる。
ー 【元、3文字組織の会計士】・・・CIA、FBI、MI6(イギリスだしな・・)、KGB(もうない・・)・・・。非常に気になる。最後まで明かされない・・。ー
・バスの中で、瀕死の重傷を負わせた男(で、のち死亡)は、ロシアン・マフィアのボスで”ソシオパス”の男ユリアンの”関係者”だった・・。
ー 家族を狙われた事で却ってハッチのギアは上がり、怯むことなく、ロシアン・マフィアの年金(そんなのあるのかい!)”オブシャク”の大量のお金はド派手に燃やしちゃうし・・。ー
・”普通の家庭を持ちたい・・”と言う想いで、組織を抜けたが、元の自分に戻るシーン。
ソファに並べた、ロシアン・マフィアの四死体に”家庭を持った理由”を話しかけ、ルイ・アームストロングの”What a Wonderful World”が高らかに流れる中、自宅に火を放ち、臨家の気障な男のスポーツカーで走り去るハッチ・・。
ー もう、且つてのハッチではない・・。格好良いなあ・・。ー
・そして、ロシアン・マフィアの巣窟に、単身乗り込んでいくハッチ。漢である。
で、再びバッコンバッコン、ガン・カーアクション。飛び散る血しぶき、飛び交う弾丸・・。
・で、冒頭のシーンに戻る・・・。
<ハッチの父(クリストファー・ロイド)も、弟もトンでもない人達で・・。
面白かったなあ・・。
家族を再び呼び寄せた新しい家には、しっかりと”シェルター”もあるしね!
続編希望っていうか、続編あるでしょ、この作品。
”J・W”の様に、息の長いシリーズ化希望である。
但し、あくまで地味に。地味に・・。
そして、哀愁のハードボイルドテイストを忘れずにお願いします。>
最高に面白い❗️映画ではない。👉普通
#46 普通のおじさんになりたいんです
と言って会計士を引退したのに出来なかったオジサンの話。
主人公やそのパパの話は理解出来たけど、奥さんとの関係が不明なまま。
何故ずっとセックスレスなのか?
そして"I miss you"の意味は何なのか?
ひょっとして奥さんも元会計士かと思ったけど違うみたいだし。
これって続編あるケースかな?
バック・トゥ・ザ・フューチャーのドク役の人とか、Pat BenatarのHeartbreakerとか、忘れてた記憶を思い起こさせてくれたところが良かったわ。
ちなみに出だしのPlease don't let me be misunderstoodもすぐにわかったよん💗
ザ・シューティングゲーム
非痛快映画
何の情報もなくボンヤリ観だしたらあ〜ら面白い!オッチャン強いのなん...
何の情報もなくボンヤリ観だしたらあ〜ら面白い!オッチャン強いのなんの、更に強い父親役の元FBIの爺さんがクリスト・ファーロイドw エンドロールまで気が付かなかったけどこの爺さん、バックトゥザフューチャーのドク。かなり高齢なのに本作でロシアのマフィア相手にはドンパチやりまくり!久々に痛快娯楽という言葉が当てはまる映画だ。
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