「ギャップ萌え」Mr.ノーバディ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ギャップ萌え
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冒頭から警察の取り調べ室らしきところに手錠に繋がれた中年親父、ポケットからツナ缶を出したと思ったら、なんと子猫ちゃんまで登場、まるでブレイク・スナイダーの「SAVE THE CATの法則」と教科書どおりなのだが、BGMはなんと往年のヒット曲「悲しき願い(Don't let me be misunderstood)」と明らかにひとを喰った、一癖ありそうなオープニング。
一見、どこにでもいそうな気弱な中年親父、判で押したような平凡な暮らしぶりにあまり生気は感じられない・・・。
ところがどっこい、彼こそ敵に廻したらどんな悪党でも地獄をみる、正真正銘のRED(Retired Extremely Dangerous)でした。
彼だけではなく老人ホームでテレビの西部劇を観ているだけの父親も元FBIの強者、親子そろってREDでした。
ユーモアも交えながらやるべきことはきっちり、これほど過激で痛快なアクション映画は久しぶり、おそらくタランティーノも北野監督も舌を巻くでしょう。
クライマックスの工場に引き入れての戦いはランボー・ラストブラッドを思わせます。
いやー凄かった、ギャップ萌えです。
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