「むちゃくちゃ面白れーぞこれ!」Mr.ノーバディ MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
むちゃくちゃ面白れーぞこれ!
みんな大好き「舐めてたオヤジが殺人マシーンでした」映画です。
またかよ!いい加減喰い飽きたよ!
そう思ったでしょう?自分もです。
実際ストーリーに関しては「ジョン・ウィック」と「イコライザー」足して90分にまとめた様な感じです。
そんなこんなで鑑賞が終映ギリギリになってしまいました。
まあこの手の映画は思えば「狼よさらば」あたりから延々と作られ続けたわけなので、最早1つのジャンルといっても良いのでは。
で、そんなジャンルムービーの今作の何がそんなに良かったのか?
まずはテンポ。
主人公は退屈な日常を送っている中年という出だしなので、当然観客もその退屈なシーンを見る事になるのだが、そこをアクションシーンの様なカット割りの連続で見せるというツカミの旨さ。
この退屈なシーンをアクションシーンのカットで見せるというのは「ホット・ファズ」で先にやっていたと思うが、この使い方は旨いとしか。
そして所々に散りばめられたブラックな笑い。
これは演出家のセンスが良いからこそ出来る業で、センスが無いとただの寒いシーンになってしまう。
"笑わせるのは泣かせるよりも難しい"のだ。
そしてセンスといえば劇中で流れる楽曲の数々。
それらの曲がまるでこの映画の為の曲かと思えるほどシーンにピッタリフィットで、それがまた名曲揃いでオジサンを実に喜ばせてくれる。
そして何よりこの作品はオジサンのストレス解消映画なのだ。
これ程映画館を出た時"あ~面白かった!"
と思えたのは何時以来だろう?
なので昨今の情勢の為ストレス抱えたオジサン達にこそ、オススメ。
勿論若い方達にも!
この映画を観て、"よし!俺も明日からジョギングと懸垂するぞ!"
と、考えた三日坊主さんはクレイモアの安全ピンで共感ボタンを押してください。
コメントありがとうございます!奥さんの名前、「ベッカ」でそれは愛称(?)で本当の名前は「レベッカ」ということでしょうか?
でも世界狭いですね。「パワー・オブ・ザ・ドッグ」に出てたキルステン・ダンストの夫(再婚相手)は私生活でも夫と読んで、へー、と思いました。
MAKOさんのレビューでこの映画、映画館で見ました!とっても面白かったです。スタント・ダブルスとダブルが複数形でした!とっても不思議。スタンツ・ダブルでないんですね。
どうでもいい、この映画大好き。続編絶対ありますよね。レベッカって誰?の疑問置いといてくれてるし!
MAKOさん、ご無沙汰です。「マディソン郡」にコメントありがとうございます。そりゃそうですよね!なんてったってイーストウッドで、家族不在で、ドア静かに閉めるし!