「痛いけど慣れると劇薬、痛快すぎるハードボイルドアクション」Mr.ノーバディ たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
痛いけど慣れると劇薬、痛快すぎるハードボイルドアクション
痛快…!になる前は痛々しいんだけど、慣れると劇薬に!何でもおじさんが主人公かと思っていたら、爪を隠した鷹でビックリ。これは痺れる…。
洋画を普段観ないので、『ジョン・ウィック』のスタッフが!と言われてもピンとこない。しかし、このテーマだけにそそられたこともあって、期待以上のモノを見せてもらった気分。虎視眈々で大胆不敵、100分切るのも魅力的。
そう思わせる背景にあるのは、細かな設定が効いているからだろう。退役した兵隊であったこと、親父譲りの腕があること、やるからには計画をよく練る性格…どの設定をとっても上手い。「そんなことある!?」になるべくリアリティを持たせて、あとは暴走するだけ。あんな巨悪の引き金を引いたのにアドレナリンだけで行けるなんて屈強すぎる。これはお手上げ…。
『アオラレ』よりカーアクションがド派手だし、『ザ・ファブル』より人が死ぬ。リミッター解除されたハードボイルドなアクション、鬱憤を晴らすようで気持ちよかった。
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