「好きな設定ではあるがカタルシスが若干少ない」Mr.ノーバディ ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
好きな設定ではあるがカタルシスが若干少ない
みんな大好き、悪党が何気なく巻き込んだ男がとんでもない奴で手出すんじゃなかったと後悔するやつです。
それなりにスカッとはするのですが、こういうのは主人公が無敵であればあるほど悪党が笑っちゃうほどかわいそうになってきて、悪党が「お前は一体なんなんだ!」って泣き言を言えば言うほど楽しくなってくるのですが、今作はどちらかというと主人公の方から八つ当たりのように突っ込んだ結果であって、それも結構傷だらけになりながら倒すのでカタルシスとしては弱め。
「96時間」とか「イコライザー」、後はジェット・リーの全盛期の作品「ワンス・アポン・ア・タイム イン・チャイナ」シリーズなどは悪党を一方的にやっつけるのでカタルシスが半端じゃないです。ワンチャイなんか敵が「やつは悪魔か!」まで言いますから。
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