「スカッとはするけど、スッキリせず」Mr.ノーバディ 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
スカッとはするけど、スッキリせず
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職場でも家族にもうだつの上がらないその辺の親父が、日頃の我慢が爆発してついに大暴れする映画だと思ってたが、大違い。男の設定が違う。出身が普通ではないらしい。でも、最後までアルファベット3文字が何なのかわからないまま終わってしまったので、暴れまくって好き放題やりまくりにはスカッとはするけど、正体不明のままでスッキリしない。
FBIのIDが出てたけどFBIじゃないよね。いくら横領犯とはいえ、正式に告発せず、その頭に拳銃を向けるはずがない。また出身を家族に聞かせられるはずだし、悩まなくても普通に家庭だって持てるはず。隠してなきゃいけない機関って・・・。男の父親も同じ機関出身だという設定らしいが、CIA NSA ATF?どこもアメリカ国内じゃ知力で勝負、武器を手段としてないと思うけど、表に出ないだけなのか。しかし、どれも職場をあんな要塞にできるスキルの獲得が可能なわけがない。火災で骨まで消し去るやり方にもねぇ・・・。
主人公父子(主人公が子で)のあまりにぶっ飛んだ、やりたい放題ぶり(老人ホームで等)がコメディタッチのところもあり笑える。あと、音楽のセンスにも笑い。うまい選曲だと思う。ところで、クリストファー・ロイド、殆ど変わってないように見えたけれど、バックトゥザフューチャーの頃から老け顔だったせいか。続編?うーん、観に行くかどうか。
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