「オヤジを舐めるな!!!!!」Mr.ノーバディ J24さんの映画レビュー(感想・評価)
オヤジを舐めるな!!!!!
ザ・アクション映画、そしてバイオレンスコメディムービーとしてシンプルに楽しめる作品。
主人公のハッチは見た目はごく普通にどこにでもいる冴えないオヤジ。(その割には人相は悪いが)
妻とも距離を感じ息子にもバカにされ家庭内での威厳の低さを感じつつある。
そんな中自分の不注意で強盗を自宅に招き入れてしまい相手が無防備且つ女性だった事もあって見逃すがそれが帰って息子から父への信頼が薄くなってしまう。
その強盗団を追い詰めるも彼らの貧しい事情を目の当たりにし良心が先行してトドメは刺せず。
何をしてもうまくいかずむしゃくしゃしてる中目の前に現れたチンピラを成敗してしまうがそれがマフィアの関係者でありそのマフィアのトップに狙われてしまう作品である。
最初は冴えないオヤジだったはずなのにストーリーが進むにつれてハッチが只者じゃない事が伝わる。案の定昔特殊工作員として働いており、普通の生活を望んで今の姿を演じていたのだが今回の一件で内に秘めた物を爆発させてしまった。
終盤はハッチのオヤジ役のBTTFのドク役のロイドもだいぶご高齢ながら最後は戦場に参戦。
もう1人の兄弟と共に3人でマフィアの集団をなぎ倒していくシーンは爽快でとてもエキサイトさせられた。
ハッチ一人で何十人倒したか忘れたがこの敵を倒すシーンが中々バイオレンス且つグロテスクなのだが怖さよりも笑いが勝る。ここまで敵を爽快に倒してくれりゃまぁ笑ってしまうよね。
アームストロングの歌の挿入タイミングといいなかなかコメディ部分も楽しませてくれてあっという間の90分ちょっとだった。
ジョン・ウィックシリーズのスタッフが集結との事だったがジョン・ウィックシリーズに比べたら内容は薄い。ただジョン・ウィックシリーズよりも笑えて単純爽快に楽しめるのは間違いない。
このタイプのバイオレンスムービーが好きな人にとっては強く勧めたくなる作品である事に間違いない。
一応続編も作れる様に最後は終わっている。
是非ともハッチがまた大暴れする姿を見たいものだ。