「小梅ちゃんがモテ過ぎる!!」うみべの女の子 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
小梅ちゃんがモテ過ぎる!!
羨ましいやら悔しいやら、中2で初体験とか、早すぎるやろ!!
茶髪で不良の三崎先輩に告るものの、良いようにセクハラを受け
落ち込んでいると、中1の時に告ってくれた磯部が慰めてくれる。
小梅(石川瑠華)は好奇心もあって磯部(青木袖)と初体験を持つ。
磯部の兄は三崎に虐められたのを苦にして大波に攫われた形で
自殺している。
磯部の口癖は「どうせ、来月の今頃には自殺している・・・」
磯部は兄の自殺が心の大部分を占めている鬱屈した少年。
小梅の幼馴染の鹿島も小梅に好意を持ち磯部を疎ましく思っている。
磯部と鹿島の大喧嘩シーン。
鹿島が磯部をボッコボコにする。
仲裁に入った教師の前での磯部の生意気な一言に切れた鹿島は
全身でタックル。
2人は2階のホールから階下へ真っ逆さま。
鹿島は脚を骨折して入院する。
そして遂に磯部が決行する三崎への復讐シーン。
深夜のビリアード場でスタンガンを用意して襲う。
死んだように横たわる三崎。
ハイライトは9月15日の磯部の誕生日と文化祭そして台風。
この三つが重なった日は大変なことになる。
暴風雨の中、磯部を探して防波堤を彷徨う小梅。
「ラブレター」と「ハッピーエンドのCD」を抱えて。
防波堤に腰掛けて今にも海に吸い込まれそうな磯辺。
夜が明けて、磯部は《うみべの女の子》に出会う。
《うみべの女の子》は小梅のことではない。
磯部の兄がパソコンの待ち受けにして、カメラにも保存していた
美しい少女。
彼女に磯部は現実に出会い言葉を交わす(このシーンは映画ではない)
小梅は身体を与えて愛しても愛しても磯辺から愛は得られず、
幻の美少女に磯部は一瞬で心を奪われてしまう。
《愛の不条理やな!》
しかしビリアード場の決闘で三崎先輩がどの程度の怪我を
負ったかは不明だが、刑事が磯部を訪ねてきて、磯部はパトカーに
乗せられて連行されていく。
ラストシーンは高校に入学した小梅に早くも言い寄る男子有り。
いやはやモテる子はモテモテで不公平にも程がある(怒and羨望))
と、激動の思春期の熱い記録だった。
(遠過ぎる話で、特に共感はしなかった)
☆☆☆備忘録を兼ねて内容を詳しく書きました。
ご無沙汰しております。この映画が上映された頃は、コロナで街に人がいないものだから、やたらと渋谷でロケしていた頃じゃないかと思います。「猿楽町で会いましょう」も、その頃の映画ですよね。
脱がなくても映画は成立しますが、集客したい方と、いい役がほしい方で需要と供給が合うのかもしれません。
もう少し、かわいい役をやった方が良かったかもしれませんね。