先生、私の隣に座っていただけませんか?のレビュー・感想・評価
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続きは現実で
漫画家夫婦の嫁が明らかに自分達を描いたと思われる不倫漫画を書き始め、それをみて焦る旦那の話。
連載を終えたばかりの嫁と、自分ではもう4年も書いていない旦那という漫画家夫婦。
嫁に編集者の女性との浮気を疑われる中で、嫁が書き起こした漫画をみつけた旦那が、そこで書き進められていく自分のことにビビったり、嫁と自動車教習所の先生とのことは現実かフィクションかと恐れおののく様が面白い。
編集者の女性は面白がっている感じだし、こういう時女の人の方が肝が据わってるよねw
観ている側も、主人公も、これは現実の話か漫画の中の出来事か、と頭の中がぐちゃぐちゃしつつ、ホラーでありコメディでありサスペンスであり、そんなに世の中…な感じがとても良かった。
演者さんGOOD! 続編ありの作り方でも良かったんじゃない?
予備知識殆ど無しで鑑賞、スクリーンにアップで映るのは6人位ですが、メインの3人(柄本佑・黒木華・風吹ジュン)の演技に引き込まれテンポ良く物語が進みます。
予想を外される展開もあり、とても楽しく最後まで観られました。
個人的にはラストを完結させずモヤモヤさせて続編あるかな?と期待させつつ終わるのでもよかったかな、なんて思いました。
素直に楽しめる作品でした♪
リアルと漫画の交錯
結局どっからどこまでが実際にあったことで、どれが単なる妄想なんだーというこっちの妄想を膨らませてくれる作品。
いやーこんな復讐怖いですな。柄本さんの立場だったら心臓がいくつあっても足りないです。恐ろしや。
絶妙な匂わせ感で匂わせたまま、見たままに判断を委ねる感じですかね。おもしろかった。
それもこれも演技がみな素晴らしいからでしょうねー黒木華のちょっとした表情も絶妙だし、柄本佑の間とか反応とか素晴らしい。奈緒も完全にハマり役でした。不倫してた相手とは思えぬふてぶてしさとズレた感じが怖い、笑。吹雪ジュンさんもどこまで知ってるのー?と思いつつ、優しく包み込んでて美しかった。
舞台挨拶つきでしたが、みなさんなんかイメージどおりでした。黒木華さんまじめー柄本さんと奈緒さん、吹雪ジュンさんお話うまくてビジュアルも素敵ー金子くんはまだ堅い感じでした。監督脚本かーすごいなぁ。。
凪のお暇見なおしたくなった。
これは面白かった! 面白かったり怖かったり騙されたりしてとても良かったー!
黒木華さん目当てで軽く観られるかと思ったら上手く考えられた密度が濃い目の作品だった感じ。
彼女と柄本佑さんが漫画家の夫婦を演じるストーリー。
不倫がテーマ。
現実と漫画の世界がシンクロしながら進む展開。
ドキドキハラハラ感が凄い。
早く先が知りたくなるストーリーに釘付け!
黒木華さんと柄本佑さんが本当の夫婦の様(笑)
彼女が可愛かったり綺麗だったり。
恐ろしい女性だったり色んな表情が観られた印象。
本作のタイトルの付け方も上手い!
見事に騙されてしまった(笑)
終盤の目まぐるしい展開に圧倒。
ここでも騙されてしまった(汗)
前情報一切無しでの鑑賞を推奨。
後半、二人の来客をほっといて二人で漫画を書くのは如何なものなのか?
気になりました( ´∀`)
こ~わ。という作品。
予告を見て、みたい衝動に駆られ初日に。
しずかーに、始まりました。全体的にずっと静かです。
早めに着席してゴソゴソさせないようにするのがオススメです。大音響に紛れてガザゴソ、この作品はできません。
静か、それがまた危うさ・怪しさを感じさせます。
ただ静かで淡々と進むのでやはり途中眠くなりました。ただやはり後半につれて面白く、集中してみれました。LOVE要素もワクワク、そそられて楽しかったです。
え!と思ったのは笑いが起きたところがチラホラ。
この話、笑える話ではないんです。
ただ私がみた時間は年配の、人生の酸いも甘いも経験した方が多かった。
まるで寅さんでもみてるかのような、笑いが後半で。一人じゃないんです笑ってる人。
ジェネレーションギャップ。
40代より前の方と、ご年配の方とでかなり印象が違うと思います。
私はこわーー。結論です。
主題歌は竹内まりやさんが以前に出したもの。eillさんの声がとても合っていてセクシーで。古くさくなく心地良かったです。
時代を越えての竹内さんの楽曲がそもそも素晴らしいのでしょう。
後味が何とも言えない、予告をみたワクワクと実際が伴わなく残念でした。
伏線回収したかと思ったらえ!最後これー??という。
ピークはエンド前、全ての答えが出る前までだったかもしれません。
結論はこわーーー、でした。
なにが一番怖かったって・・・・
初日の午後6時台開始のラストの上映で観賞しました。
もちろん、黒木華ちゃんお目当てです。
こういう日は仕事もサクサクこなし、シアターに向かうカラダも軽い感じです。
なにが一番怖かったって?
かなり埋まった席のほとんどが20代後半から40代の女性で、はじめから終わりまでシーンとして、クスリ笑いのひとつもなかったことです。男は3人ぐらいしかいませんでした。
わたしは柄本佑のリアクションに笑い声をあげそうになりましたが、じつに場違いなアウェーの冷たい雰囲気を感じました。結構、空気読めないほうなんですけどねぇ。お前ら、マジか?って、感じでした。
劇中のマンガのタッチも下書き(ネームっていうんですね)なので、色付けもなくあっさり系で、華ちゃん同様に可愛らしかったです。佑の絵もまぁ、許容範囲内。
普通はコミックの原作を映画化ですが、これは映画からコミックに出来そう。読みたい気持ちになりました。うまい脚本ですね。
先生、わたしの隣に座っていただけませんか? 先生と呼ばれる職業の人にはたまらない素敵な題名。監督のセンスがひかっていますねぇ。
浮気を認めるのは基本的に絶対ダメで、「ゆ○すきっかけもくれない」とかいう陽動作戦に乗ってはいかんのですな。
無口で無表情の華ちゃんと佑のペアには草木も生えないような荒涼とした雰囲気を感じました。さすがですね。
いまはコロナで教習所は空いているのかな?マスク越しで、ボディタッチもほとんどないんでしょうね。向かい合って座るより、隣り合って座るほうがなにかとボディタッチしやすいなんてことはいろはのいですけど。
こいつぁ、面白い!ネタバレ読まずに観るべし!
ひっさびさの映画鑑賞で観たかった一本を。
おもしろーい。
現実と妄想の入り乱れ演出とストーリーが
巧みすぎる一本でした。
漫画を媒体に、、、なるほどねー。素晴らしい。
いやいや、脚本が本当によい!
何が本当で何がうそ?
信じていいの?どーなの?
不倫を隠す夫婦間の騙し合い生活みたいな展開。
ひー!まさか、まさか夫婦の物語でこんなにも
サラリと感情が揺さぶられ、思考を何度もグルグル
回らせる作品だったとは!
見ている最中、どんな展開になっていくのか?
ワクワクし通しです。
いろんなストーリーラインが見えるんです。
結構裏切られましたから引き込まれていくん
ですなぁ。
本当、事前の情報を極力シャットアウトして
劇場鑑賞して欲しい一本です。
どこに連れて行かれるんだろう?って感じを
味わって欲しいです。
さらに演者さんたちが見事っす。柄本さん、
黒木さん、いいですー。作品にグルーブを
生んでくれます。特に黒木さんがキーです。
何色にも染まれて、どんな役柄もこなしちゃう
彼女だからこそ生まれる説得力。
これなくして現実と妄想の入り乱れは
表せなかっただろうと思います。
そして受けの柄本さん。見事。
そして、観る方によって本作のジャンル認定は
変わるのではないでしょうか?
サスペンス?ホラー?ヒューマンドラマ?
恋愛ドラマ?コメディ?
はてさて、皆さんはどう思われますかね?
僕としては大満足ではありますが、
もう一つ、二つの盛り上がりは欲しかったかな?
色合いが様々な点は良いですが、深堀して
欲しいところがあったのも確かです。
けど、堀江監督の次回作が楽しみで仕方なく
なる一本でした。
お見事な秀作です!
書き物が現実に起きる系で1番揺さぶれ面白い
2021年劇場鑑賞20本目 優秀作 71点
劇場の上映前の予告で見かけたことがなく(月に4,5本観ていますが)、こちらのサイトの公開予定作品で拝見して、気になり鑑賞した作品。
とても当たりでした。今年はこういった何かで予告しそれ通りになるという作品が多いなか、1番色々な面で良いと思った作品でした。
まずは配役が素晴らしい。原作は未読ですが柄本佑と黒木華が実にちょうどいい。
演者の人数や規模、名前で配役していない様が良く、同じ系統のキャラクターや鳩の撃退法のような豪華なキャストで話題を産もうみたいな、日本の映画業界の悪いところというか、本当に作品に向き合っている観客への冒涜というか、そういったのは他2作品より感じないだけで個人的にはポイントが高い。
今年の個人的邦画ランキングを更新し7位にランクインしました。
是非。
隣に座るのは遠慮しておきます
机の上にあった佐和子先生の新しいネームを見て背筋が寒くなる夫である「俊夫さん」。そりゃそうだよね。自分の不倫現場がそのまま漫画にされているんだもんね。
奥さんの漫画で生活しているのに、よりによって妻の編集者と不倫なんて完全にアウト。
佐和子先生が現実をマンガにしているのか、マンガを描いてから実行に移しているのか、それとも夫を惑わすための妄想なのかが、見ている自分もだんだんとわからなくなる。黒木華の真骨頂だよね。最後の最後までわからなかった。
奈緒の小悪魔ぶりもいいよね。自分の不倫のことなんか全然気にしていない。いい作品ができれば、俊夫のことなんかいつでも切り捨てるつもりでいる。
終着点は、そっちの方なんだと思っていたら、見事に裏切られた。心の整理をしていたら竹内まりやのプラスティック・ラブが流れてきた。なんかピッタリ。
現実と妄想(ネーム)の境界線を曖昧にする脚本の妙
マンガを描く最初の段階でコマ割り、ページ構成、キャラの動きやセリフといったものを大まかに書いた下書きをネームという。なんでネームというのか気になったから調べてみたらnameの指定するという意味からとった言葉で、セリフの級数とかフォントを指定するところから始まったんだとか。なるほど。
本作で出てくるネームは一般的な大ざっぱでラフなものではなく、結構描き込まれているもの。もはや下書き。これで編集さんと話して修正することになったら大変だななんてことを考えてしまった。映画として観やすくするためのフィクションだから仕方ないんだけど。ま、それに編集さんに見せるつもりなのかも曖昧。
さて、マンガ家夫婦の不倫を描いた本作。妻が描き始めたネームを夫が見てしまったところから盛り上がってくる。妻が体験していること(事実)と、マンガのネーム(妄想)との境界線がうまくごまかされた面白い脚本だった。柄本佑の抑えた感じでいながら笑いの起こせる演技と、黒木華が徐々にキレイになっていく変化・何を考えているのかわからないミステリアスな演技はやはりすごかった。
終わり方もなかなかいい。タイトルはどの先生に向けたものなのかって考えていたが、それもいい落とし方だった。
パートナーの浮気はどこまでを許せて、どこから許せないのか。人によって異なるのだが、その繊細なラインをうまく描いていた脚本だったと思う。そして、普通の形とは違うが妻の愛も描かれていたように感じる。こんな感想は男だからなのかな。目立つ作品ではないが面白かった。
役者さんがだれもうまいから面白い。
漫画と現実の話がうまく交差するから二転三転する気持ちの揺らぎが面白い。浮気夫婦のシリアス話だけど主役ふたりがさすがな演技に加え吹雪ジュンも毎度ながら良い感じ。今時な担当編集者も楽しい。心理合戦を明るく楽しめます。
リアルと妄想を漫画で描くドラマ
これは実話か?妄想なのか?
純愛か?復讐なのか?
答えは最後まで分からない。
シリアスっぽくも、どこかのどかな感じで、
少しせつないような、でも共感出来る恋愛シーン。
キャスティングかなり良かった。
人気をとるキャスト陣ではないかもしれないが、皆んな素晴らしかった。
非常に良く出来た映画なので、是非観て欲しい作品。
本当面白い。
怖さとユーモアが両立したシュール過ぎる復讐劇
これは可笑しい。後からジワジワ来る作品。序盤の微妙な夫婦の空気感が既に面白い。柄本佑の気まずくてやましい表情の演技がめちゃくちゃ良い。ストーリー、脚本、配役も非常に良い。観ている間、思わずずっとニヤけてしまいました。
全153件中、121~140件目を表示