「凄く好きな作品のはずだった」先生、私の隣に座っていただけませんか? jellyfishさんの映画レビュー(感想・評価)
凄く好きな作品のはずだった
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不倫は許さなくていいと思っているので、最後の終わり方が嫌いなわけではないんだけど
その直前に佐和子ちゃんの見事な復讐と、
感動できなくなった夫の心を動かし(しかも自分に対してというのがまた良い)再び「先生」にしたことへ夫に対する揺るがない愛を感じて、感激、すっきり、最高と思っていたので
最後の最後にまた主人公の気持ちが見えなくなってしまったように感じた。
このお話だと、私は↑ここで終わっていた方が好きだった。そうだったらかなり好きだった。
主人公も結局不倫していたのでは、何だか復讐の意味が軽くなってしまう気がする。
許さない決断をするのであれば、もうすっぱり関係を断つ方が良かった。再びペンを握らせてから終わりにする→自分の爪痕を永遠に残してやるという風に捉えられた。
これからもFAXのやり取りで共同の作品を作っていくというのが、主人公が何を求めているのか分からない。引き続きメガネのお兄さんとの関係を見せつけて復讐継続ということなのか…それとも、やっぱり先生としての夫への尊敬や愛情からの複雑な行動なのか。
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