「女は魔性を秘めている!」先生、私の隣に座っていただけませんか? 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
女は魔性を秘めている!
マンマと手玉に取られました(笑)
妻・佐和子(黒木華)の描く漫画と同時進行で、
現実がリンクして行く。
下書きの漫画が途中からは再現フィルムように、実写化されるのだが、
これが実は、まったく事実とは限らないのです。
夫の利夫(柄本佑)は4年も漫画を書いてない。
妻のアシスタントと雑用を引き受けているが、
妻の編集者千佳(奈緒)と隠れて浮気をしている。
この漫画家夫婦。
(どう見てもセックスレスである)
佐和子の実家の母親(風吹ジュン)が交通事故で怪我をして、
看病の名目で帰郷したふたり。
佐和子は田舎で車に乗れないのは不便と、教習所に通いはじめる。
利夫は留守中に妻の漫画のネーム(コマ割り、カメラアングル、セリフ、表情を大まかに描いたもの)
を見てしまい、大いに動揺する。
動揺する柄本佑の演技が上手くて、声を出して笑ってしまう。
(このネーム、当然利夫が見ることを想定して佐和子は書いている)
妻の漫画には、教習所の先生(金子大地)との熱々ぶりが描かれていて、
おろおろ激しく動揺する利夫。
(教習所の先生はモテます・・・命を預けてるから、)
(そう言えば、20歳で免許を取りに通った時、
(担当の教官に誘われて何度かデート。彼は結婚式を控えていましたっけ!!)
やはり教習所は浮気と相性が良いかも!
遂に妻が突然家出をする。
漫画のネームはファックスで送られて来る。
この現実との同時進行が、先が読めずに実に面白い。
プライベートも漫画の肥やし(ネタ)
やはり、女は強かった!!
過去鑑賞
今晩は。
今作は、妻子持ち且つ、脛に傷持つある男としては、ヒジョーに怖かったですね。
鑑賞後に、慌ててイロイロとPCデータ含めて処分していたら、家人から”あら貴方、普段は自分の書斎には手を付けるのは止めろと言っているのに、どういった風の吹き回しかしら・・。”と氷のような眼で微笑みかけられた時の事は未だにワスレラレマセン・・。では。