「黒木華と柄本佑が素晴らしい」先生、私の隣に座っていただけませんか? asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
黒木華と柄本佑が素晴らしい
二人でしかあり得ない作品。
漫画家同士の夫婦。
夫はもう半ば筆を折ってる状態で妻のアシスタントをしている。
最終回を迎えた後、妻が描き始めたネームに夫は戦慄する。
事実かフィクションか。
「いやいや 漫画だから〜。俺なにやってんだろ」
こういうセリフを柄本佑より上手く言える人はいるんだろうかってくらいの柄本佑。
黒木華の、静かだが底知れない怖さ。
こういう、計画的な復讐って 私には無理。
怒りを何日も静かに持ち続ける事が、はい、出来ません。
なので計画殺人も無理です。
するなら衝動殺人でしょうね。
私が、です。
教習所にはあはあ言いながら走る柄本佑は、声出して笑えるからコメディなのかと思える場面ありの
ミステリ、いえ 誰も死にませんけれども。
最後の最後まで気を抜けない展開、
と言えば言えるけれど、ああいう計画的に復讐する女がそう簡単に感動〜って終わらせるわけないです。
まあ 母親ってものは いつも我が子側にいるんだよ、とそれは納得の場面ではありました。
そうそう
柄本佑の役名の トシオ が、
クリーミーマミのトシオに聞こえてしょうがなかったのは
漫画繋がりだからなのかしら?
コメントする