詩人の生涯のレビュー・感想・評価

女工哀史？
殖産興業に於ける大日本帝國、資本家の労働力の搾取って事だなぁ。
今ではアナクロな話だが、資本家が山の中腹に居を構える姿は黒澤明監督の『天国と地獄』ダネ。

そして、文明の危機を地球寒暖化としている。物理的な法則で言えば、雨や雪が振り続ける事で、地球は寒くなる。それが、物理的な常識。
これは資本主義の終焉とひんがしの野に陽光が舞い降りる春の訪れ、つまり、社会主義の建国を言っている。実にアナクロ。
こんな時代があった。

糸を紡ぐ母親が糸車に巻き込まれ糸として紡がれて巻き起こる話。

平面の絵の上で平面の絵が動くストップモーションアニメでみせていく超ファンタジーなストーリーだけど、糸がジャケツになり、赤く染まり、息子の基にやって来て…そこまでは良かったけれど羽織ったら詩人？

いくらファンタジーとは言え、詩人の件からは唐突過ぎて、はあぁ↑???という風にしか思えなかった。