全員切腹のレビュー・感想・評価
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〇〇…繋がってんね…?
日本人向け、というよりも海外の方の方がウケそうですね。
Samurai Armor×Japanese Sword×Wagakki×HARA-KIRIですよ。
なお、観終わってから例のピースサインの写真を見ると、え?って思ったです。
この写真とタイトルに関連があるのかは不明ですが。
長編でも短編でもどんどん訴えていく監督と演者達の熱力は過熱する。 ...
長編でも短編でもどんどん訴えていく監督と演者達の熱力は過熱する。
熱量は充分すぎる程だったが、前後があって引き立つ様な気がする。
チケットは、800円が妥当
妖艶な女郎が神社でキョーレツな参拝をするシーンで幕が開ける。短編なのにたっぷりと予告編を見せられた観客の目をバッチリ覚ましてくれる。
疫病が蔓延している街が舞台で、和太鼓の響きが鬼を登場を予感させる。
窪塚洋介が、かっさばく腹を豪快に出した時に、ちょっとガッカリした。ちょっと貧弱じゃない?
時世の句を呪うように絞り出すところはよかったが、殺陣がないのは物足りない。
チケットは、800円が妥当かな。
最低レベルの映画。
なぜ切腹の話で、宣伝ポスターはピース?
全く意味不明なストーリー。窪塚の切腹が撮りたかっただけ?あと、とにかく演技が皆下手、これは演出側のせいと思われる。思わせぶりで何も中身はないから、ムカついてきます。
そして、本編より最初の映画告知と最後のエンドロールの方が時間長いって、本当にふざけた映画だと思いました。久々に体験した最低レベルの映画。
狼蘇山三部作 #全員切腹 #破壊の日 #狼煙が呼ぶ
とうとう観てしまった。
やっとというか。
映画「全員切腹」をいつ観に行くかがここ最近の課題だった。
名古屋ではセンチュリーシネマで1日3回の上映。
そのうち1回は、狼蘇山三部作として過去作と合わせて上映される。
見るならそこでしょ。
先週末は豊田利晃監督の舞台挨拶があったのに、仕事で行けず。
上映期間が延長された今週末には、窪塚洋介プラス豊田監督の舞台挨拶ときた。
しかし、気づいたときには時すでに遅しで完売。
早速あきらめ、今日の平日、ほぼ貸し切り状態で。
カミさんと二人でゆったりと観ることができました。
2020年に「プラネティスト」と「破壊の日」を観て、豊田監督の大ファンとなったわたし。
カミさんは今回が豊田監督作の初体験。
上映順も、狼蘇山三部作の時間軸で順番にやってくれたのでよかった。
2019年の「狼煙が呼ぶ」は初見なので、破壊の日を観てなかったら、ラストシーンの東京の風景は意味がわからなかっただろうけど、あれはオリンピック会場だった。
時代が交差して描かれる、狼蘇山神社の時代劇シーンは鬼気迫るところで、タイトルがどーん。
そして、タイトル後のラストシーン。
このタイトルの唐突な挿入の仕方は独特で、破壊の日も同様のやり方だったのが印象的。
とにかく一作目は内容がよくわからなくても、ど迫力の時代劇シーンが印象的で、その後の予告編のようだった。
二作目、2020年の破壊の日は、オリンピック開催日に設定されていた7月24日を狙って上映するというはっきりとしたメッセージ性の強い映画。
そこに、コロナ禍という疫病の要素が加わり、映画づくりと時代がシンクロしながら、強烈なメッセージを投げかけてくれた。
とにかく、三部作を連続で観ると、違和感なくつながって、監督が意図したかどうかは別として、より深く面白い見方ができたと思う。
三作目の全員切腹は、窪塚の切腹シーンが話題になってたけど、監督の起用の仕方と演者の才能が響き合えばこんなにも引き出せるのかと、驚くほど完成度の高い切腹シーンに感動した。
普通、感動するような場面ではないのにだ。
それくらい窪塚の才能もすごかったし、そこは監督の腕の見せ所。
渋川清彦の斬首シーンも強烈すごかったなぁ。
こんなの大手の映画会社の時代劇ですら見たことも無い、鬼気迫るど迫力と映画の素晴らしい力を出し切ったようなクオリティーのよさだった。
狼蘇山三部作のどのシーンも心に響く、わたしにとってしみじみする懐かしく美しい風景ばかり。
監督のそういう趣味のよさとか感性に共鳴する。
修験でもいろいろあるけど、こうゆう世界観を持ったこうゆう出で立ちの修験者が大好きなので、見ていて嬉しくてたまらなくなる。
音楽に関しても、すごく良い。
全部が全部好きな曲ってわけでなくとも、そのシーンにぴったりはまる音だったり歌や曲だったり。
感情が高ぶって冷静に考えれないようなタイミングでこれはと思う曲が流れても、あえて監督が意図したはずだから、ここは落ち着こうと気持ちを切り替えたり。
日本の映画界でこんないいセンスと、それをちゃんと撮って作品として完成しちゃう、とんでもない監督と出会えて本当によかった。
監督、次回作も楽しみにしてますからね!
で、来月は1ヶ月かけてのジムジャームッシュ特集がはじまるので、また忙しくなるなこりゃ(笑)
監督の言葉なんだろうね
超短編だった。ストーリーを書いたら2行くらいで書けそうだ。でも、始まりから終わりまで、高い緊張感が保たれていて実際の時間以上には感じる映画だった。
監督が切腹させたいと思っている人たちはこの映画を観ることはないだろう。監督が社会に向けて叫びたい言葉がセリフとなって窪塚洋介から吐き出された。
彼のきれいな顔と独特の雰囲気のおかげでより一層の迫力をうんでいた。
前から好きだけど、こんな血の似合う美しい男はあまりいないと思う。
豊田信者だけど
ちょっとしゃべりすぎだなー。主張もヤフーニュースのコメント欄みたいだったし。豊田は言語でない説得力が圧倒的な人だと思って心酔していたのでちょっとがっかり。ただやっぱり映像と音楽はカッコよい。あと窪塚くんってやっぱりすごいハンサムね。
本当に一度死んだみたいなものの窪塚の芝居
2021年映画館鑑賞78作品目
8月29日(日)フォーラム仙台
26分のショートムービー
ポスターのVサインが窪塚洋介らしい
世が世ならお前ら全員切腹だ
お前らとは映画のメッセージとして誰なのか
菅義偉(政府)なのか尾身茂(知識人)なのか玉川徹(マスコミ)なのか
それとも国民全体なのか
初めからメッセージなんてなく明治になっても奉行所気取りのあいつらだけに向けた罵声なのか
それはよくわからない
江戸時代かと思えばざんぎり頭が目立つので明治初期
窪塚洋介が演じた浪人雷漢吉右衛門は井戸に毒を撒いて疫病を流行らせた疑いをかけられる
結局濡れ衣を着せられ切腹するハメになる
雷漢は切腹前に講釈を垂れる
渋川清彦演じる明治政府の下っ端は介錯人奉る
鮮血で顔面が真っ赤になる
切り落とされた雷漢の顔はリアルだ
タイトルは全員切腹だが切腹するのは主人公雷漢吉右衛門ただ1人
殺陣シーンはない
尺八に太鼓がBGM
迫力が大いにある音響
和の心
作品冒頭に1人だけ登場する遊女役の芋生悠は赤に橙といういかにもな着物姿で長屋をウロウロ
般若のお面をかぶり小指を切る
セリフもなければ素顔も見えない
出番はそれだけ
とにかく顔を出したがるハリウッド俳優では無理だろう
遊女というより物の怪の類か
一番の見せ場は窪塚洋介切腹のシーン
圧巻の表情の移り変わり
こんなリアルな切腹は初めて観た
映画館の大きなスクリーンと音響システムで観て感じてほしい
狼煙、破壊、切腹
鬱屈とした怒りを爆発させる豊田利晃の最後を〆る本作の強く熱い気持ちが伝わらない。
怒りの形相で啖呵を切りながらも演説のように説教くさい言葉を並べる姿、何に対しての怒りや訴えなのか共感できる分かりやすい言葉が単純に響き、狼煙や破壊での怒涛にブチかます表現すら超えた怒りからくる興奮度、役者一人一人の存在感と音楽による衝撃、高く保たれていたテンションが最後にダダ下がり。
主演に窪塚洋介を持ってくるのは良いが、どうせならばKEEで貫いて欲しかった。
なんか強いメッセージは感じだが、私にはこぼさずしっかり受け取ること...
なんか強いメッセージは感じだが、私にはこぼさずしっかり受け取ることが出来なかったかも。音楽とか迫力ありすぎて、豊田さんを感じられて良く、窪塚さんのお芝居も良かった。
ミニシアター支援をする豊田利晃監督だからこその心意気、だが時間が足りない…!
豊田利晃監督が世直しする意欲的短編。ミニシアターにアマビエの絵を描いて送るなど、芸術を届ける側への支援をする人だからこその強い言葉。26分ではまだまだ足りない…。それほど香ばしい血の匂いがする。
コロナ禍で生まれてきた分断は、上の人間のご都合主義とそこに搾取される民衆という構図。それを置き換えるような舞台で話が進む。止まらない疫病に片っ端から斬首をする上の人たち。本当に切腹すべきは誰か…。窪塚洋介の重く強い言葉が駆け巡る。同時に、憤りの行方を暗に照らす。ますます苦しくなっていく世の中を痛烈に描く様は愉快で深い。
芋生悠が出ることもあって期待していたが、仮面を被ったまま。なんだか贅沢で面白かったけど。他の作品も観て、一気に世直ししてもらいたい気分だ。
怒りの結晶
とある町の長屋の井戸に毒をまいて疫病を広めた濡れ衣を着せられて切腹を命ぜられた浪人の話。
コロナ禍や現在の世相に掛けて、罪人に仕立て上げられた男が啖呵を切るという、ほぼ風刺の効いた主張のみというつくりで、迫力もあるし潔くてなかなか面白かった。
切腹。ビストルズなる和楽器楽団の激しく音圧バリバリなBGMがかなり印象的でこれも又良かった。やっぱり音は大事だね。
ちなみに、芋生悠は面を被っており顔も出さなければ台詞も無く、クレジットになければ誰か判りません
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