劇場公開日 2022年2月25日

「中盤以降のコメディタッチandウェルメイドはいい」Ribbon ONIさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0中盤以降のコメディタッチandウェルメイドはいい

2022年3月4日
iPhoneアプリから投稿

予告編(作・岩井俊二)がしんねりしていたので観るのをためらっていたけど、確かに立ち上がりはそんな感じなのだけど中盤から、そう、小野花梨(超絶いい)が出てきたあたりから完全にコメディ色が強くなり、女の子の友人をやらせたらこの人の右に出る者はいないという山下リオに繋がると本当に元気が出て、泣ける青春映画にまとまってとても良い気持ちで劇場を後にできます。

脚本も書いてるのんちゃんのメッセージではなく、自分を見ててくれている人、たったひとりでもそれが勇気になる感じがちゃんと伝わっていて。

なので、振り返ってみると予告編がこの映画の良さを伝えきれてないのでは、という気もしてくる。予告編もこの際若い勢いでやっちゃってもよかったのではないかと。でも将来、日本のブックスマートみたいなもの作れそうな人だと思いました、のんちゃん。

ONI