ラブ&モンスターズのレビュー・感想・評価
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タイトルがミスリードしているような
人類の95%が死滅した世界を7日間、(正確には14日間)生き延びられないでしょ。さながらドラクエシリーズのバトルみたいなら感じで、モンスターとどこで遭遇するか分からないという展開。
もっといっぱいだったり巨大なやつが出てこないのはおかしい。実際、両親がやられたのは巨大なやつだったっぽいし。
まあ、そうはいっても軽い気持ちで見れる本作。
モンスターも何気に愛嬌あるし愛すべき作品だわな。
意外にも面白かったよ!
もっとガキンチョ作品かとおもいきや!
少年から大人への成長ストーリーだ。
地球は、巨大化した昆虫類に餌となってしまい。
地下で暮らす。
しかし、ジョエルは、やっと7年かかって地上へ
恋人を探す旅へ
人や、ワンちゃんとの出会いで成長していく。
やはり、希望を捨てると言う
強いアメリカだな。
僕は好きだ。
ワタリガニのでかいのは美味そうだと思う。でも、人間食べちゃったからね。
化学物質で哺乳類以外の生物が変化した。とされているが、大気が何かの物資で汚染されている訳だから、哺乳類にも何らかの害はあるはずだ。
人間を頂点とする食物連鎖は壊れたのだが、生物の中で頂点に立っていた昆虫が巨大化したと言う事は、即刻、破滅する世界だと思う。
さしあたり、人間は何を出来るだろうか?
少女終末旅行と比べて、こちらの方が現実に近い終末期なのだと思う。対策方法を考えておくべきだ。
ワタリガニのでかいのは美味そうだと思う。でも、人間食べちゃったからね。
『地球上で一番は人間』と鑑賞者は思う事なかれ。
昆虫が一番多くの種を抱えている。つまり、人間が頂点と言う考えは間違い。そして、頂点に君臨する昆虫が巨大化した訳だから、如何なる理由があっても地球は滅ぶ事になる。人間が生きのびる方法は昆虫を捕食する事以外ないと思う。
但し、冬季をどう乗り越えるかが課題となる。同時に計画的に狩猟しないと、絶滅する可能性や、毒を持つ可能性があるので、呑気に容易とも言えない。
いずれにしても、生命は利他的なので、この映画の状況ならば、さしあたり、恐れる事もないのかもしれない。がしかし、ゆっくり、人類は滅ぶだろう。この状況では、地球の終末期で有ることは否めない。
勿論、何も起こらない今の状況(つまり、現実)でも、ゆっくり地球は『滅びの宴』に向かっている。理由は言うまでもない。
愛は何よりも強い?
テンポ良く捲し立てるようなモノローグは決して真新しいものではないが、作品によっては変な話だが生き急いでいるような印象を抱かせる。
やはり今の時代は何でもテンポアップしないと視聴者がついていかないのだろうか。
地球上の生物が軒並み巨大化し、食物連鎖の底辺に追いやられた人間が地下でひっそりと暮らしているという設定はとてもワクワクさせられた。
コロニーの中でも戦闘はからっきしのジョエルは、別れてしまったエイミーという恋人に会うために単身で外の世界へと繰り出す。
命の危険と隣り合わせの環境にも関わらず、そんなに呑気で大丈夫なのかとハラハラするぐらいジョエルの行動は危うい。
しかし彼はピンチになりながらも、飼い主を失った犬や、途中で出会った中年男と小さな娘に助けられながら目的地へと向かっていく。
そして彼はついにエイミーとの再会を果たすのだが…。
いたってシンプルでストレートなストーリー。
登場するモンスターの造形も面白く、それだけで十分楽しめる作品ではあるが、とりたてて何か心に残る作品ではなかった。
映画ではなく連続ドラマにすればもっと世界観が拡がったのではないかと思った。
ジョエルが出会ったモンスターを後の世のためにスケッチにするのだが、その絵があまりにも巧みすぎて、命のやり取りをしているのに一体どこにそんな余裕があったのかと疑問に思ってしまった。
ジョエルはとても非力な存在だが、いつもギリギリのところで助けられる。
そういう巡り合わせがあるのもその人間の強さである。
彼はエイミーへの愛のために突き進む。
愛の力は偉大だが、それは諸刃の剣でもある。
愛に裏切られると人は豹変する。
そして愛を失った人間は平気で人を陥れる。
この映画でもやはり一番醜いのはモンスターではなく人間だった。
モンスターの中にも人間に友好的な者も存在するというのは面白かった。
まだまだ世界観は拡げられそうなので、続編が作られてもいいのではないかと思った。
これは拾い物!
劇場公開されるはずがコロナ禍でNETFLIXでの公開。
ガツンと来る作品ではないが、ちょっと懐かしいモンスターたちの雰囲気や、主人公が旅の途中で出会う親子、犬、ロボットともエピソードはどれも印象的で、最後まで気持ちよく鑑賞できる。
続編を作れそうなエンディングなので、仲間たちとの新たな冒険を見てみたいと思った。
良い意味で王道 「アナ雪」と「マッドマックス怒りのデスロード」の融合
それまでの環境を飛び出し、旅に出て、経験や出会いを通して成長する。「良い物語」の王道。
軽い気持ちで「見てみようかな」と思わせる導入部分の演出。
わかりやすい展開の中で程よく発生するエモイベントや、伏線の回収など最後まで飽きさせない&物語が進むほど引き込まれ満足感が高まる作り。
一人で見ても、家族や友達と観ても楽しめる素敵映画。
家族や友達とネットフリックで何を観るか迷ったらこの映画を観ればOKって感じです。
コロナ渦に対応しつつ普遍的なメッセージ性も含まれてて素晴らしい。
マッドマックス怒りのデスロードにアナ雪の王道展開とモンスター映画のエッセンスを足したような映画(ほめてる)
B級“愛とモンスター”映画ではあるけれど、ただそれだけでは終わらない!
本年度アカデミー賞視覚効果賞ノミネート作品。
…って、それまで全く知らなかった。アメリカではコロナ渦の昨秋にひっそりと公開。一応全米興行ランキングはチェックしてたけど、記憶ナシ。(後で調べてみたら、ちゃんと初登場9位)
日本ではつい最近Netflixで配信されたばかり。内容も気軽に見れて面白そうだし、何よりこのタイトル!
“愛と怪物”!
モンスター映画好きとしてはユニークなタイトルに惹かれ、見てみた。
小惑星が地球に接近。人類はミサイルで撃破に成功するも、化学物質が地球に降り注ぐ。
それによって、地球上の生物が突然変異。巨大凶暴化し、人間に襲い掛かる。
あっという間に世界は滅び、人類の95%も死滅し…。
生き残った人類は地下のコロニーで隠れるようにして暮らしていた。
主人公の青年ジョエル。目の前でモンスターに両親を殺され、恋人エイミーと離れ離れになって、7年。
ある日7年ぶりに無線でエイミーと連絡が取れた。
そしたら、居ても立ってもいられなくなった。
ジョエルは地下から外の世界へ。
エイミーに会いたい一心で、モンスターたちが徘徊する中を、危険な旅に出る…!
B級モンスター映画×YA終末映画のよくあるパターン。
設定や話的には新鮮味は無いだろう。
でもその分、しっかりとツボ抑え。
モンスター映画好きとしては、出し惜しみなくモンスターを見せてくれるのが嬉しい。
しょっぱなから巨大アリ、旅立って早々巨大ガエル(ちなみに私はカエルが大嫌いなので卒倒してしまうだろう)、巨大ムカデ、巨大ヘビみたいな?トカゲみたいな? クモンガ…じゃなくて、巨大クモみたいなのも。クライマックスは、身の丈10mはある巨大ガニ!
昆虫、両生類、爬虫類、甲殻類、様々な生物をモチーフに。
デザインもかなり不気味。
さあ、B級映画好き、モンスター映画好きは集まれ~!
設定や主人公の状況はスリリングそうではあるが、作品自体は非常に娯楽作。
例えるなら…と言うか、誰もが必ず『ゾンビランド』を彷彿する。主人公の軽快なナレーション、ユーモア、あんなノリ。
そう、つまり、主人公のジョエルくん、彼女に会いに行く!…と息巻くものの、臆病なもやしっ子。今居るコロニーの仲間にからかわれる事が多く、自分は果たして役に立っているのか…? 勢いで旅立ったようなもの。
道中、ウディ・ハレルソンではないけれど、こちらではマイケル・ルーカー演じるタフなサバイバーとその相棒の少女と出会い、サバイバルの術を教わる。
様々な生物がモンスター化した世界でも、犬は人間の相棒。“ボーイ”という名の賢い犬と出会い、長旅を続ける。とにかく、このワンちゃんが最高~! もう今年のBEST助演ワン優賞決定なくらい。
AIロボットとも出会う。
旅は本当に、出会いと別れ…。
モンスターに襲われ、窮地に。
そこを救ったのが、エイミーと仲間たち。遂に辿り着いたのだ。
…しかし、喜びも束の間。
エイミーたちは今居る場を旅立とうとしていた。
ジョエルが来る直前、船でやって来た一団が居て、安全な新天地へ一緒に乗せて貰う事になっていた。
リーダーはモンスターたちとも闘ってきた頼りになる男。
さらにジョエルにはショックな事が…。
2人が離れて7年は長過ぎた。
ジョエルは一途にエイミーを想っていたが、エイミーの方はその間…。
悩みながらもジョエルは、一緒に船に乗せて貰う事を選択する。
せめて最後に、コロニーの仲間に別れの挨拶を。
その時、初めて気付いた。地図に皆から激励や別れを惜しむ言葉が。
無線が繋がり、久し振りの会話を懐かしむ。
突然無線が切れた。再びモンスターに襲撃されたのか…?
ジョエルは決心を変えた。
帰る。コロニーの仲間の元に。
その時、もう一つ気付いた事が。リーダーの男に不審な点が…。
この手のジャンルでモンスターよりもっと恐ろしいのは、言うまでもない。
目的は食料や物資強奪。安全な場所へ連れてってくれるなんて真っ赤な嘘。
さらには信じた人々を口封じ。
鎖と電気ショックで従わせたモンスターを使って。
“モンスター”という名のクズゲスな人間をやっつけろ!
ヘタレだった主人公の活躍が痛快。
悪党どもの皮肉な最期も痛快。
“ラブ”の方はちょっと切ないけれど…
“モンスター”への愛は実はたっぷり。恐怖や脅威の対象ばかりじゃない。共存や微かな希望さえ感じさせる。
主人公の成長物語としても、サバイバル・アドベンチャーとしても、ラブ&モンスター映画としても、上々!
面白楽しく、ハートフルでもある。
アメリカでは昨秋、日本では今、コロナ渦に公開/配信された事も作品の娯楽性やメッセージ性の意義あり。
見れて良かった。
続編がありそう
ちょっとナヨった主人公ジョエルが
危険なひとり旅でひとまわり大きくなるという
非常に単純なストーリーだった。
エイミーがなんでジョエルを受け入れなかったのか
理由が秘密で終わってしまったのでちょっとすっきりしないよね。
続編ありそうなので次回是非明かして欲しいな。
続編やったらみますよー。
怪獣がいっぱい出て来るモンスターのクオリティーも高くて
なかなか迫力があったな。
お手軽にすごいCGが出来るようになっていい時代だ😆
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