「笑いあり、試練あり、なかなかの感動作」ラブ&モンスターズ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
笑いあり、試練あり、なかなかの感動作
この主役どこかでみたことあると思ったら、『メイズ・ランナー』のディラン・オブライエンじゃない。そのなのに、イケてないというかヘタレの役。今回は、それがあってる。役作りがうまい。
地球に落下してきた巨大隕石を爆破したときに放出された化学物質で昆虫や両生類が巨大化した世界が舞台。主人公のジョエルは、生き残った同世代の人間と地下のコロニーで暮らしている。巨大生物との戦闘では、足手まといにしかならないので、料理担当兼雑用係。そのジュエルが離れ離れになった恋人を探しに、無謀にも外の世界に踏み出す。
クロスボウすらまとも撃つことができないジュエルが旅を通して、肉体的にも精神的にも成長していくところにどんどん引き込まれていく。相棒となる犬との出会い。AIロボットからもらう素敵なプレゼント。サバイバーの擬似親子から学ぶ生き残り術。
ジョエルはどこにでもいそうな青年だからよけいに応援したくなる。それなのに、エイミーとの再会は、波乱含みでさらに試練が待ち構えている。これがあるから最後は感動するだけどね。
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