西成ゴローの四億円のレビュー・感想・評価
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これや!ここが舞台の映画を観たかったんや!女装旅行の思い出。←またか…
アマプラで偶然にタイトルを見つけた時に「これを観ずして何を観るんや!」と思ったです。また女装絡みです。
『さがす』を観た時は、まだ西成を訪れる前でしたので、レビューに体験談を活かすことができなかったんですよ。行った後であれば「あぁ!これね!阪堺電車の今池駅やん!女装で乗ったったw」だったんですが。
『次元大介』では「あぁ!あそこね!あの時計屋がモデルなんやね!」と、そこそこ楽しみました。まさか全国区映画に動物園前商店街が出てくるとわ!でした。
本作では、雑多な街並みがモニタに映るたびに「あぁ!ここや!あそこやん!」って大はしゃぎしながら観てました。
「覚醒剤の売人は西成から出ていけ!」って垂れ幕が冒頭に出てくるんですが、マジであんな世界観の街なんですよΣ(oдΟ;)!!
商店街の塀にも「居酒屋で覚醒剤を売るな!」ってペンキで書かれていますからね。
客に睡眠剤入りの酒を飲ませて、90万円もぼったくったカラオケ居酒屋のあった街ですからね。
「どんな街やねん!」と思われるでしょ。そのまんまのデンジャーゾーンなんですよ。
まぁ、言うてもこのご時世ですから、命の危険が危ないとかではないんですが。私の知る限りでは…体験した限りでは…観光で訪れる分には…あとは知らんけど。
商店街のふつーのお店では、真っ昼間から酔っ払った人たちの陽気なカラオケソングが、あちらこちらから聞こえてくる平和そのものの街です。
街にある“名前のないお好み焼き屋”と呼ばれている屋台に行ってみたくて情報を集めていた時なんですよ。
一枚100円のお好み焼きなんですよ。お店の正式な名前がないんですよ。
「すぐ向かいが警察署ですし、大丈夫ですよね?(^_^;」の質問に「(警察署が)機能していればね」と返ってきたんですよ。ガク((( ;゚Д゚)))ブル
でも、行ってきたんですよ。女装姿で夜の街、ホテルのレンタル自転車漕いで。←マジかΣ(oдΟ;)!!
ちなみに一枚は屋台で食べて、残り四枚は持ち帰りで買いました。イートインとかテイクアウトとか、そんな小洒落たこと言うような街じゃないんですよ。100円の割にはしっかりとしたお好み焼きでした。きちんと豚肉・卵入りですから。ちょっと粉を練りすぎの感は否めませんでしたけれど。(笑)
日雇い労働者の皆さま向けに、一泊500円の宿があるような街なんですよ。マジで。
自販機のペットボトルジュースが軒並み80円~100円の街なんですよ。
ちなみに私が泊まったホテル、三泊で1万500円ほどだったです。サウナ付き大浴場、トイレ共用、三畳一間の洋室。
メイクと着替えして、寝るだけですから、それで十分です。
海外からのバックパッカーさんの姿も多かったです。
前回に続き二度も女装でご迷惑をおかけしてしまいました。その節は本当にありがとうございました。ホテル来山さん。とてもフレンドリーでよきホテルです。
あっ、宣伝じゃなくてレビューでしたよね。
監督・脚本兼主役の上西雄大。演技がやや拙いかな?と思いながらも不思議なの魅力のある方でした。
得体の知れない記憶喪失の主人公に、雰囲気がピッタリとハマっていらっしゃいました。
この映画、資料を探そうにも、ネットではWikipediaのように詳細が記された物が見当たらないんですよね。
公式サイトと.com様に記載の文面程度の資料しかない、ほとんど何もわからない状態での鑑賞でした。
幼い子供を含めた一家惨殺事件の犯人として「人殺しのゴロー」と呼ばれる男。そんな彼が、元家族だった難病の娘の治療費4億円を稼ぐために奔走するお話です。
ある夜ホームレス狩りの半グレ連中に叩きのめされて傷つき、運び込まれた警察病院から謎の組織?に連れ去られます。
刑事が半グレに「お前ら…ひょっとして、触ったらアカン男に手ぇ出したかもしれんぞ」「警察病院から持って行かれたんじゃい。しかもどえらいところにのぅ」と言います。
お話が俄然面白くなる予感がします。
謎の男・日向(津田寛治)の元で、失っていた記憶の一部を呼び戻されます。お互いを暗号名「コウモリ」「カラス」と呼び合うふたり。
日向が言うには「お前はかつて、ある外交官一家の護衛についていた。それをその外交官が掴んだ中国の機密事案を追かけていた中国国家がなんちゃら…」(津田さん、お声小さいよ…全般的に)と、お話は一気に国家機密レベルに関わるところまで風呂敷が広がります。
「金がいるんや!」と言うゴローに対し「なら働け。お前はヒューミントトップの諜報員だった。その技術を活かして働け。この男を殺せ。それで2千万もらえる」と資料の封筒と、オートマチック拳銃(コルトガバメント?)をゴローに渡す日向。(それは随分と馴染みのある握り心地だった… byゴロー)ヒューミントとは何ぞや?
そして夜の道頓堀キター*・'(*゚▽゚*)'・*
この度の女装旅行、女装友だちの案内で、ふたりして女装で道頓堀に行ったんですね。真っ昼間でしたけれど。←正気か?Σ(oдΟ;)!!
グリコの看板を背に記念撮影してきましたとも!←うわぁ…( ̄▽ ̄;)
あっ、レビューレビュー(• ε• ;ก)
刑事が言うには、ヒューミントとは、日本の諜報機関らしくて。だから一体何ぞ?
日向から手渡されたガバメントを手に「思い出した。これは俺の銃やんけ」と笑みを漏らすゴロー。
映画の世界では頻繁に登場するとは言え、ガバメントみたいなデカい銃、極秘の任務には適していない気がするんですけど。せめてグロックにしようよ。時代も令和なんやし。
コウモリ(日向)が会う、これまた謎の男が言うには「御大(誰それ?)はヒューミントの存在とカラス(ゴロー)をひどく憎んでいる」らしいです。さらに「東京の水道水は放射性セシウムに汚染され、それを政府が隠していた。それを迂闊に酔って口にする防衛大臣。これ~…世に出すのは記者の報道責任だよ」と。謎の男の正体は何やらの記者ということはわかりました。でも"御大"って何?誰?そもそも、この記者も何者ぞ?次から次へと謎の多い作品です。
そして記憶を完全に呼び戻したゴロー。自分がヒューミントNo.1の処理係だということを。
慣れた手さばきで記者とボディーガードを倒します。「お前の持ってるネタよこせ。そしたら楽に殺したる」って、問答無用のゴローさん、カッコよすぎです。その最中、記者が気になる言葉を吐きます。「俺を動かせているのは、日本のフィクサーだぞ!」だからフィクサーって誰!御大=フィクサーってこと?!記者との関係は?
拷問の果てに記者を屠るゴローの拳には、もはや迷いはありません。
この映画、泥臭い舞台にも関わらず、擬闘が本当にスタイリッシュです。上西さんのアクションがキレッキレです。
情けないオッサンの逆転活劇が大好きな私にとって、ゴローの活躍は胸のすく思いでした。ガンアクションも申し分ありません。痛快です。
フィクサーの前まで辿り着くゴロー。フィクサーを演ずるのは『円盤戦隊バンキッド』で主人公・バンキッドペガサス役を熱演された奥田瑛二その人。←『バンキッド』もう忘れたれし!
フィクサー・瑛二さんが言うには、ゴローは自分の息子を殺した張本人ということらしくて。それが冒頭の一家惨殺事件だったの?そりゃぁ憎まれもしますって。
ゴローは記者から奪った、水道水のセシウムの一件の秘密が隠されたマイクロSDカードを買ってくれとフィクサーに頼みます。
に対し、相手は「そんなもん、お前を殺して奪うだけや」と不敵な笑みを漏らします。
一瞬の隙を付かれてフィクサーの銃弾を受けてしまう絶対絶命のゴロー。
「お前はまだ死ねる身分やない。お前の記憶が戻る日までがお前の命の期限や。いね(帰れ)」と、あしらわれてしまいます。
ゴローさん、あと一歩のところで非常に悔しい!カードを日向に売ったゴローさんは、引き換えの大金を抱えて、通称・四角公園?(三角公園かも?)を、とぼとぼと歩いて行きます。
日向から「殺せ」と指令を受けた相手って、記者?(にしては小物すぎるし)それともフィクサーだったってこと?お話はまだ前編だから、後編【死闘編】で明らかにされるってこと?
フィクサーへ一矢報いてほしいし、娘の安否も気になります。
是非後編も観たいです。
一本の映画として4点と西成補正加点0.5点でこの評価にしました。
この作品、お金絡みだけに、面白い試みが挿入されているんですよ。新しいキャラクターが現れたり、お話の転機が訪れるたびに、所持金・預貯金・借入金がRPGゲームのパラメーターのように表示されるんですよ。レジの音のガラガラ、チーンって。キャラクターのステータスが一目瞭然です。
卵かけご飯(大盛)△250円て!w牛乳代△120円て!w
本作でのゴロー、最終的には1億2千万円を手に入れて娘の治療台に充てます。
いずれ、その活躍によって、所持金合計が4億円になるのかなーと期待大です。
現在 【4億円まで、あと2億7479万円805円】です。端数5円てw←1円を笑う者は1円に泣くんやで。
映画に合わせて作ったのかな?「西成の神様」が歌うエンディングテーマソングの『西成TOWN』も世界観にピッタリで、よきでした。この映画に関しては歌があった方がベストでした。
後編が楽しみです。
人夫
大阪は西成で日雇い労働者として働く記憶を無くした元受刑者が、娘の病気の治療費4億円を稼ぐ様になる話。
記憶は無いが過去にとある一家を殺し服役したものの、何故か恩赦の対象となり5年で出所し西成に辿り着いた主人公が、小さなトラブルを切っ掛けに少しずつ断片的に記憶を取り戻して行くと共に、元妻から娘の病気のことを聞かされて、金を稼ぐ術を模索していくストーリー。
あらすじ紹介に記されているけれど、なんとまさかの諜報機関ヒューミントのトップエージェントだったとか、そのツテで下請け仕事を請け負って…って4億円結構あっと言う間!?まあ、前後編2部作だしねw
ちょっとだけ軽めのノリと派手さは無いけど圧倒的な実力を見せつける格闘と、そして大きな力を有する人物や、半グレにヤクザにと話が拡がり、ベタだしリアリティの欠片もないけれどドロドロ感もなかなかあって次作に期待が膨らんだ。
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