「島のDJ」太陽と踊らせて odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
島のDJ
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スペインのリゾートアイランド、イビサ島のビーチハウスで長年DJを務める老人ジョン・サ・トリンサが島と音楽と半生を語るドキュメント。
出てくる人々は皆、ジョンのかける音楽を称賛するばかり、DJが主人公だから劇中で終始音楽が流れています(73曲)、風光明媚なビーチの映像と音楽だけで十分、老人の語る過去や能書きには正直あまり興味をもてませんでした。
ただ、ビーチと言っても磯の様だしギリシャ人が松島と呼んだように松に覆われているいたって地味な景観、自然美というよりパーティアイランドと呼ばれるクラブハウスの方が目当てなんでしょう。
驚いたのは日本製作の映画というところ、監督、製作は台湾生まれ、歌舞伎町で育ちアメリカで映像プロダクションを設立したというリリー・リナエさん、25歳の時訪れたイビサ島でジョン・サ・トリンサに会い、彼の魅力にひかれ映画を思いついたという、それから構想5年、貯金とクラウドファンディングで集めた資金で作ったそうです。まあ、好みは別としてリリーさんの想いは伝わりました。
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