グリーンランド 地球最後の2日間のレビュー・感想・評価
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2012
彗星の落下で滅亡の危機に瀕した地球で、シェルターのあるグリーンランドを目指す家族の物語。
色々と似た映画を思い出してしまいますね。「彗星」括りでいえば、「ディープインパクト」。彗星からの隕石・・・と言うことで言えば「君の名は」が思い浮かびます。
ただ、もっとも近い映画としては、「2012」でしょうか?「近い」というよりは、基本プロットはまんま「2012」ですね。
突然の人類滅亡の危機、存続の為のシェルター、主人公家族のシェルターまでの脱出劇、そして前を向けるエンディング。
ですから、私的評価も「2012」と似た寄ったものになります。
正直、人類滅亡の中で家族だけが逃げ惑うストーリー展開は、余りカタルシスを得ることが出来ません。どうしても、「エゴ」の問題が見えてしまうからです。人間なら当たり前なのですが、映画の主人公として見た場合、それは興ざめを感じるものです。
例えば、飛行機を強引に止め重量オーバーで多くの人を危険にさらす主人公と、子供を拉致して飛行機に乗ろうと画策する夫婦と、どれほどの差があるのでしょうか?
エゴはエゴとして、しっかりと描かれていれば、人間ドラマとして秀逸なのでしょうけどそういう描き方ではありませんし。
映画全体で、もう少しディティールを求めても良かったようにも思います。人類存亡の危機・・・ですから、戒厳令が引かれるでしょう。或は逆に無法地帯に近い状態になるかもしれません。
報道制限もされると思います。そんな中でインターネットがどのような役割をするのか・・・等が描かれたら、今の時代に即した興味深い物になったように思います。スマフォは持っているけど、メールのやり取りだけ。情報はTVやラジオ・・・では時代設定は何時ですか?と思わざるを得ません。
最後に夫婦どちらかの犠牲があるのであれば、それは映画的に凄くインパクトがある展開だったと思いますが、予定調和とも言えるエンディングではただ漫然と終わっただけのように思えます。
大作ではありますが、私的評価は極めて厳しめです。
パニック大作を期待して観たからつまらなかった
地球規模の大災害。
でもSF駆使したパニックシーンはほとんどなし。
世界中の科学者、政治家、ヒーローなどそれなりの登場人物たちが頭脳と叡智を寄せ集めたり批判・対抗しあったりなんてシーンは皆無どころか、映画が始まったときにはそんなのは終わっていて、すでに出来上がっていたノアの方舟のような計画に従って選民者家族が避難するという内容。
結局この映画は、選民者家族となった主人公家族とそこに絡む人たちとの醜い争い騙し合い助け合いなどしながらの一家避難道中物語。
ひどい奴らばかりですが、主人公もかなりひどい奴というか自分勝手な奴。
間接的に無実の人たちを大量殺戮しているし。
そういう映画だったのか〜
地球パニック映画ではなく
人間対人間パニック映画でした
「黙認して」「規則なの」「破ればいい!!」
映画「グリーンランド 地球最後の2日間」
(リック・ローマン・ウォー監督)から。
巨大な隕石が地球に衝突し、世界滅亡まで48時間。
それにしては、なんだかじっくり時間が過ぎていた。
さて、人々のパニックは当然のように至る所で起きるが、
いくら暴徒化しても、結果はほとんどの人が死ぬことを
意識していないようで、緊迫感がなかった。
しかし、選ばれた人だけがグリーンランドに建設した、
シェルターに行けて助かる・・という発想は笑えたし、
それも、アメリカ人だけみたいな設定は、滑稽だった。
ノアの方舟のように、他の動物、生き物も、という視点は、
この作品にはなくて、人間のエゴだけが浮き彫りにされた。
面白かったのは、せっかく政府に選ばれたのに、
息子の持病で受け入れ拒否されたシーンで、
母と検査官の会話は、絶妙だった。
「黙認して」「規則なの」「破ればいい!!」
「自分の家族なら?」(それでも規則優先?と詰め寄るが)
「家族は選ばれてない。軍人の99%もね。
志願して働いているだけ」の台詞を聞いて、
初めて自分の愚かさを知るシーン。
選ばれなくても(死ぬことになっても)、
こうして選ばれた人のために働いている人がいる。
それを教えてくれた会話だったなぁ。
いきなり人類滅亡か
不特定多数の人間がいきなり命の危機に晒されたらどうなるか?
知らないところで決められた避難者の選別など、冒頭20分でイヤな予感しかしない。
よりにもよってご近所さまが集まってる場面でお家のテレビに大統領から避難命令、「うちには来てないわよ?」と皆に不安の色が拡がる。
スマホに連絡がきて、QRコードまで出てくる。
ただちょっと疑問が残る。
避難者の選別は良いが警備に当たっている兵士は皆避難出来るのだろうか?出来ないとわかっていて素直に警備するか?
作中では99%がシェルターに入れず、警備している兵士の家族も入れてくれない
だとすれば選別されなかった兵士は反乱を起こさないのか?
DMのあるネイサンが入れるかも疑問だったが…
結果は拒否される。
ここまでは大作の雰囲気を醸していたが、この作品はドラマで長々やった方が良かったのではないか?
二時間に詰め込んでは、パニックで混乱している雰囲気は伝わっても、ネイサンを拐った夫婦の想いやネームバンドの奪い合いで殺しあったシーンももっとドラマ仕立てに出来たと思う。
その為、ラストにグリーンランド到着後は“さらり”と流して終わってしまう。
隕石の落下の衝撃は空の上まで衝撃波がくるのが恐いと思ったが、あれだけの範囲に地面を掘り返し建物を崩壊させるレベルの破壊力があるとどうしようもない。
東京が沈黙みたいな話が出ていたが狭い日本だとあれを喰らったら逃げる所がないなぁ。
直撃しなくても津波とか逃げられそうもない。
ミサイルあるのに隕石に当てられないのか?とか疑問は感じたが、兵器は人間を殺す為にしか使えないのが残念。
飛んでくるミサイル落とす技術あるなら、隕石砕くぐらいやれよ。
2時間それなりにハラハラさせられ、眠くなることなく楽しめました。 ...
2時間それなりにハラハラさせられ、眠くなることなく楽しめました。
母子と父とが空港で離ればなれになった辺りから、展開がまったりしてきた感あり。
選ばれし者と選ばれなかったもの。各国でその選択が行われていたのかは分からないが、多くの国に生存者はいた模様。
果たしてどちらがよかったのだろう..
最後シェルターの扉が開いた瞬間、日が差し鳥がさえずる光景とは逆に、これからの大変さがずーんと重く感じられた。
私だったらおじいちゃんと同じく、普段の生活を続け、成り行きに身を任せるかもしれない。
地味
終始暗い感じを引きずっている印象で最後に主人公の家族が助かっても何だか晴れた気持ちにはなれなかった。まぁ地球が絶滅する話だから仕方がないけど、ハリウッドエンターテイメント的な派手な演出はそれほど無く、隕石落下の映像もイマイチ迫力が無かった印象。
ストーリーのポイントは2つ。
①離ればなれになった家族が再会できるのか?(家族愛)
②シェルターのあるグリーンランドまでたどり着けるのか?(人類存続)
主人公の家族だけが何だかんだ言って都合良く生き延びる展開が本当に都合良すぎて犠牲になった人達が可哀想。あまり感情移入出来なかった。
微かな疑問として、
①たった9ヶ月でシェルターから出られるの?(しかもあんたら意外と元気そうだね…)
②鳥はどうやって生き延びた?
③無線設備は文明崩壊後も使えるの?
設定がとにかく都合良すぎる印象があった。(まぁ映画やからね…)
本当はMr.ノーバディを観るつもりだったけど直前で「映画館で観るならスケールが大きい隕石落下モノの方が良いかな」と思いこの映画に変えました。後悔はしていませんがわざわざ劇場で観なくても良かったかな…と言うのが正直なところ。
まぁ悪くは無かったけど、かつて恐竜を絶滅させた隕石よりもはるかに巨大な隕石が衝突した割には人類生き延びちゃうんだね…って感じで拍子抜けしたのと、
助からなかった多くの人類がいることが心のどこかにあって、アルマゲドンやディープインパクトみたいに最後に“良かったー!”とはなれず、希望を持たせてくれる、と言うよりはむしろ自分だったら助からない側の人間になるんだろうな…と絶望感の方が強かったです。。。
以上
DHC-6 Twin Otter USAF仕様19人乗り
途中、なんか日本車ばっか登場してる気がしたけど、最後はアメリカの田舎らしく、Ram 1500 Big Horn。最初もクライスラーのトラックだったしリアルなアメリカン親父生活やなぁ。と。
そうなんですよー。ちょっとリアルなんです。世に溢れる「地球最後の日(でも人類最後の日じゃありませんから)」ものの、爆発的な荒唐無稽エンタメ感が無い、久しぶりにリアルなヤツ。家族が一時的に離れ離れになり、ハラハラします。お父さんが普通の人だし、スーパーマンも出てきません。頼りになるのは軍だけ。
すごく素直な気分で見れる、やや控え目な「地球最後の日(でも人類最後の日じゃありませんから)」ものだった。
でも。
やっぱり、日本は津波に飲み込まれてしまいましたか?それとも核シェルターを持ってないからアウトでしたか?
それも、リアルやなぁw
良かった。なかなか。
平日の16:35開演で、人は少ないだろうとは思ってたけど、まさかのプライベート。TOHOさんでは初の「マイシアター」だったw
ディープ・インパクト以来の隕石パニックの傑作 ついに爆誕!
まず一言、最高です!
ディープ・インパクトやノウイングが好きな方なら絶対嵌るはず。
隕石衝突系のsfパニック好きにはたまりません。
ストーリーは至ってシンプルですし、ご都合主義もあるでしょうが、いいんです。
そしてシンプルだからこそすごく考えさせられます。
製作者がそこまで意図していたかは置いといて、生きるか死ぬかの状況で現れる人間の本性、何気ない日常のありがたみ、そして最後は運!ということをしみじみ感じました。
1、生きるか死ぬかの状況で現れる人間の本性
ご近所家族からの「子供だけでも助けて欲しい」との懇願を断るものの、アクシデントで家族とはぐれ、今度は自らが人々に無理な懇願をする主人公、基地に我が先にと押し寄せ暴徒と化す民衆、母子を助けたかと思ったら自らの命欲しさに負けて子供を誘拐する老夫婦、どれもものすごくリアルでした。彼らを非難する気は微塵もありません。僕自身を含め、生きるか死ぬかの瀬戸際では、自分と家族が最優先、その他の人は全て二の次になるでしょう。そういうところを変な綺麗事で済ませず生々しく描いてくれたところが個人的には大変素晴らしいな、と思いました。
ただ一方で、そんな状況においても他人のための優しさをまだ持ち合わせている方々を描いてくれていた部分も素晴らしいと思います。こういう人々は実際の緊急事態においてもいると思いますし、本当に尊い存在として敬意を表したいです。
2、何気ない日常のありがたみ
僕たちは普段、面倒だな〜と思いながら仕事に日々勤しみ、なんとなく日常生活を送り、当たり前のように家族、恋人と一緒に過ごすことができています。そこに対して、ありがたいとか、幸せだとか感じられることはそんなに多くありません。それが「普通」のことだと思っています。
でも明日世界が滅びるかもしれない、となった時、初めてそれまでの日常、「普通」が、いかに幸せであったかに気がつくのではないでしょうか。今はようやく落ち着いてきましたが、コロナが世界で猛威を振るい、飲食店も娯楽施設も全て閉鎖され、地域によっては暴動も起こっていた時、僕たちは普段の日常のありがたみを初めて感じることができたように、この映画を通じて、なんの変哲もない、至って普通の生活をこうして送ることがいかに幸せなことなのか、強く再認識することができました。
3、最後は運!
主人公家族が政府からの避難命令を受け取り、途中はぐれたのに合流し、飛行機に乗ることができ、シェルターに間一髪で間に合って、3人とも助かることができました。そんなの無理だろう、ご都合主義もすぎる、そう言いたくなる気持ちもよくわかります。でも一か八かの緊急事態で生き残る人達ってそういう豪運の持ち主なんじゃないでしょうか。よく飛行機事故なんかで数百人中1-2人だけ助かることがありますが、彼らが助かった理由を調べると、そんなことあるの!?、と首を傾げてしまうぐらい「ご都合主義」な生還の仕方をしています。僕に緊急事態で生き残る豪運があるのか、定かではありませんが、少しでも生き残る確率が上がるように普段から善行を積んでおこう、と思いました。でもおそらく極秘の避難命令は来ないので、来なかったら家族と黙ってくたばりますが・・・笑
いろいろ書きましたが、隕石衝突系のsfパニック好きには最高の映画なので一度は見てみることをお勧めします。CGや音響、迫力もこれまで観てきた同じようなジャンルの映画と比較して一番だと思います。
ぜひ本作を通じて、普段の日常のありがたみと人間の生々しさ、主人公の豪運の凄さ(笑)を感じてください!
おまけ)本編途中で申し訳程度に東京の崩壊のニュースラジオを入れてくれてたけど、せめて最後のでっかい隕石で崩壊して欲しかったなあ(泣)
まあ日本のような小さな島国じゃあ、どっちにせよ300mの津波でプレートから剥がされて終わりだと思うけど・・・
エンターテイメントを期待して観に行くと、何かが大きく物足りないと感じました。
ディザスタームービーは大好きなジャンルなので期待して観に行きました。
ですが何かが大きく物足りないと感じました。
それが何かを辿っていけば、このジャンルにつきものの、どうしようもない絶望感とそれに立ち向かっていく悲壮感の描写かな?と思いました。
今作は、科学者でもなければ軍人でもない、どこにでもいる一般市民の家族が主人公という切り口が斬新だったのが裏目に出たのかな…と感じてしまいました。主人公のみならず人類は降り注ぐ隕石に対してただ傍観するのみなんだもの。一切立ち向かわないんだもの。
かといってその厄災に対しての絶望感もあまりなさそうなんだもの。
助かりそうな選択肢を終始、匂わせているのがダメだったのかな?
しかも一般市民とはいえ、何故か?(ここの説明全く無し)「“選ばれた民”であるが故にどのみち助かる運命にあるんでしょ?」が絶望感を削いでしまったことは否めません。
テーマの“家族愛”に重点を置きすぎてしまったのがキャッチコピーの「~地球最後の二日間~世界崩壊まで残り48時間」のディザスター描写を割いてしまったのかな?
またせっかくの設定の割には徹底した破壊描写も、もうひとつだったような気もします。
主人公一家が右往左往する様の描写の連続が正直うんざりとさえ感じてしまいました。(私が家族愛の薄い人なのかなぁ…)
そして登場人物が「マジクソ夫婦」を除けば善人ばかりなのも、緊迫感に欠けたような気もします。
基本的に人間の性悪な部分を徹底的に描いて、その対比として性善な部分を例外的に美しく描く程度にしていてもよかったのかも。
そして何よりも楽観的すぎるラストが興醒めでした。
せっかく走馬灯の伏線を張りながら、呆気なく助かってしまったラストは大いに不満の残るところでした。
主人公がそれこそ走馬灯を脳裏に思い描き、いよいよ終末カウントダウンを耳にしつつ暗転していくカットで締めくくる、そのまんまのバッドエンドの方が良かったように思いました。
私はてっきりあのカットで終るものかと思っていました。
私が暖かい人の情けも、胸を打つ熱い涙も知らないで育ったから、こういったレビューになったのかなぁ。(そんなことない!生前のお母さん!ごめんなさい!)
隕石よりも人が怖い
「巨大隕石が衝突するまでの二日間人類はどのような行動をとるのか」に興味があったので、鑑賞してきました。そして、私自身怖いのは隕石よりも人間でした。お金や持病で選別されたり、殺人、窃盗、誘拐といった理不尽や犯罪のオンパレードで、恐怖と他者に対する不信感をほぼノンストップで体験できた。
地球が消滅すると知った人類は理性と秩序が機能しなくなる光景をこの映画で堪能し、自分だったらどうするかと考えてしまう時間だった。
唯一の癒しが主人公夫婦の息子ネイサンがとにかくかわいかった。「ドクター・スリープ」で幼いダニーを演じたロジャー・デイル・フロイド。糖尿病を患っていて、二日間を生き抜くには不利な立場であるが、チャーミングで無邪気な姿を見ていると、絶対この子だけは生き残ってほしいと思いました。殺伐とした環境を盛り上げるには絶妙なキャスティングでした。
主人公たちはグリーンランドにある秘密の核シェルターに避難し、9か月間の後世界中の人々と通信でき、全人類絶滅が避けられて、一応ハッピーエンドだったけど、荒廃した地球を見て改めて「自分は何ができるか」を考えると、この先大変だろうなぁと思ってしまった。
地球滅亡時に見せる醜さと優しさ
ディザスタームービーの醍醐味って、ド迫力のCGで描かれた自然現象を、うぉー!スゲー!なんて思いながら鑑賞することなんじゃないかと思う。
そんなことを期待しながら観た本作。でっかい隕石が落ちて、1つの都市が消滅してしまった!なんてことをサラッと流してしまう。えっ!!なんて肩透かし!
どうやら、選ばれた家族だけがシェルターに避難できる(らしい)という状況で、生き残るために人間はどこまで汚く醜くなり、どこまで他人のために行動できるのかを描く映画のようだ。地球が滅亡しそうなときに見せるあの醜い姿。でもこの状況では仕方ないよななんて思ってしまう。でも、人間はそんな捨てたもんじゃない!そんな希望が持てるラストも用意する。そりゃそうだ。
でも!
ジョンのとる行動はなかなかひどい。妻と息子が乗っていないかも?と思ったら、扉が閉まりかけていた飛行機から降りようとしてしまう。結果、その飛行機が基地に侵入してきた群衆の暴挙にあい、燃料に引火して飛行機が大爆発。多くの犠牲者を出すことになった。仕方ないとは思うけど。しかも後半も離陸しようとしている飛行機を、滑走路に侵入して邪魔をしてその飛行機に乗り込んでしまうし。助かるためには仕方なかったとは思うけど。なんかスッキリしない!
そんな後半では細かい隕石や超巨大な隕石が落ちるシーンがさすがにそれなりの尺で描かれる。これこれ!これぞ醍醐味!って思っていたら、やっぱりそれでも物足りない。CGに回す予算不足していたのか!?
彗星クラーク大接近ーーー⁉︎
地球に巨大隕石の衝突という、ありそうな設定。
ギャリティ一家の生き残りをかけての機転、行動、勇気に引き込まれた119分間。
新型ウィルス感染者急増で命の選別を迫られた昨年からの世界を想起させられた。
こういう時に政府に選ばれるのは賢くて専門職で、いないと困る人々なのね。
私には政府からメールは来ないな。そしたらシェルターには入れないし残された48時間をどう過ごすのかなぁ…そう考えながら観た。
建築技師のジョン・ギャリティ、妻と息子が、泣き叫ぶ友人一家を振り切って避難する姿。
そして持病を持つ者は輸送機に搭乗拒否というリアリティ。
善と悪、搭乗用のリストバンドを盗む者。シェルターまでの経路を教えてくれる者。
人間の様々な本性が炙り出されていく。
リアリティと最新VFXで描き出された地球最後の2日間。
本作で学んだ生き残りの心得
その1 :毎日8キロ走って鍛えた体力。
その2:最悪の事態に対応できる機転。
その3:判断した事を即実行する勇気。
その4:生きることへの執着。
科学的な整合性はよく分からないけど前回みたジオストームより内容的に我が身を重ねられた。ヘラルド・バトラーのこれから映画製作を楽しみにします。
世界崩壊までの48時間。
私は何をすればいいのだろう…そう問いかけるディザスタームービー。
ツッコミどころ満載だけど
地表の蒸発、また地球全体を覆う火災での熱波と二酸化炭素、世界中の元発電所からの放射能が充満しているはずの屋外、隕石衝突たった9カ月後にシェルター外で呼吸できる、太陽が見えているというのはあんまりだし、とどめの欠片(直径14km、ということは恐竜絶滅のときの隕石の1.4倍。体積で2.7倍)がヨーロッパを直撃したはずなのに、完全に蒸発してなきゃおかしいパリは、エッフェル塔はひん曲がってたものの、燃えても街並みは原型のまま残ってる。ヘルシンキには生き残りもいるらしい。誰かパリやヘルシンキはヨーロッパだとアメリカ人に教えてやってくれ。また、空を飛んでいた鳥は何を食べていたのかしらん。その前に、地表のどこで生き延びていたのか。ま、全部、助かった後のことで、ストーリーを左右するわけでも無いし、大雑把なアメリカ制作だからいいか。映画だし。
で、意地の悪いツッコミはこのへんで置いといて、パニック映画好きとしては見逃すわけにいかない。面白いです、パニック映画を久しぶりに堪能。ただ、家族が助かりさえすればよいという主人公と思いきや、人を殺したことを後々まで悩み、必死に手を洗う主人公。その贖罪のためか橋下から這い出て見知らぬ他人を救う優しい主人公。車のことで置き手紙をする律儀な主人公。別にいいじゃないか、正当防衛なんだから。車?持ち主が選別されてなければ、数時間で死ぬの確実なのに伝言?あるいは地表に残された車がどうなっているか想像できないのか?本気で返却する気だったのか?ウソくさいエピソードの挿入は不要。主人公は別に良心の人・優しい人じゃなくていい。主演男優から律儀で優しい男にしてくれという脚本への注文でも有ったのか?良い人間ぶりがくどい。そのわりには滑走路に飛び出して飛行機の離陸を妨害し、グリーンランド到着を遅らせたため、結果的に衝撃波を受けて善意のパイロットを死亡させてしまう。このあたりへの後悔はあまりないみたい。家族と自分だけを守るエゴむき出しな男でいいじゃないか。嫁さんの方は子供を守ることだけで迷いがない。よほど潔いね。この嫁さんを薬局で乗せた夫婦だって生き残るためには何でもするわ、やり方は汚いけど。ぼんやりしていたら確実に死ぬんだよ。
結局、なんのかんの文句はたれたものの、2時間のパニック映画というか家族愛の映画、十分に元を取りました。ところで、日本語副題「地球最後の2日間」は不正確。主人公とその家族には、最後ではないと信じて生き残ろうと努力する2日間だよ。虚しいことをしている2日間ではない。「デッドラインまでの2日間」が正しい。グリーンランドだけじゃ何の映画かわからないというので付けた副題だろうが。
ディザスターものまではいかなくてもジェラルドバドラーの安心感
やっぱり一般市民目線のパニックものはVFX少なめ&市民目線のカメラワークで少し酔った(笑)
だけどジェラルドバドラーが出てるお陰で良かった~
それと字幕だと融解破片のシーンは中々良かった!
本当に
ああ言う隕石が来る事はありそうだし、もしクラークが来たら、政府が任意の人間を生かそうとする事もありそうだし、そうなったらある意味の暴動は起こるだろうし、怖さを感じる内容でしたね。被害が出ないのであれば、クラーク来襲は少し見てみたい気もしますが。
地球最後の日に何をするか
母親が息子とはぐれて必死になる姿は見ていて辛い、再会は不可能と思えたが、そこはまあ映画、そんな時に軍の係官が信じられないほど丁
寧に対応してくれる、人間はどん底の状況で親切にされたらどれ程感謝するだろう、幼い子供がいる家庭ならここで、グっとくるはず。
なんとなく見てみようかな〜ぐらいが良い!
空き時間があったので暇つぶしに見てみる事にしました!
地球滅亡系好きなんですが、んー…どっちかというと家族愛だったり危機的状況にある時の人間の醜さを描かれているので、地球が滅亡していく様は彗星がひたすら落ちてくるのみって感じなので、地球滅亡系好きとしては物足りなさもありました。
なので期待しすぎずに見ると良いと思います。
結局2人は浮気で不仲だったってこと?って最初のぎこちないシーンが後半まで意味分からないまま進んだし、シェルターの場所まで直接行けばすんなり入れるんかい!とかちょいちょい突っ込みどころがありました(笑)
アメリカなら出来そう、日本は?
迫力ある、映画館で観るべき映画が観たいと思い、選んだのがグリーンランドでした。
大体のストーリーは知った状態で鑑賞。
アメリカ合衆国ならこれが出来ると感じました。
国や人類のために必要な人を選別して緊急事態に助ける。
システムや設備を秘密裏に構築して、いざという時発動する。
この時、日本はどうなってるか?と考えるとゾッとした。公平に全員死ぬんだろうな。アメリカに助けを求めて無視されて終わる事くらいは想像に易い。
上の感想がすんなり思い浮かぶ程、迫力のある映像と音響だった。主人公たちのキャラクター付けはありがち。決裂が天変地異で和解するがあまりにも簡単に和解する。時間無いからそれはしょうがないかも知れないが、ちょっと違和感があった。時間が無いのだからもう少し安直でも良いのでは?と感じた。
アメリカでの暴動や殺し合いはあるだろうな。日本では一部でのみある位でほとんどが大人しく死んでしまう、それ以外の選択肢は無いんだろうな。
コロナ禍でどうしても日本と比較してしまう。
それでもほとんどの人間が死んでいったというのがこの映画の結末だ。ハッピーエンドでは無い。
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