グリーンランド 地球最後の2日間のレビュー・感想・評価
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バトラー参上!いや、自分の家族だったら?
一生の記憶、走馬灯の夢を見る --- 地球というよりは家族を守るために、我らがジェラルド・バトラー再び参上!息子の糖尿病然り、随所で見事にサスペンスにかけてくる仕掛け満載で、見ているコッチもめちゃくちゃ追い込まれる。手に汗握るとはこのこと。口から心臓の出そうなドキドキハラハラバクバク感から目が離せない!窮地に立たされたときの人間の醜さが、その辺のホラー映画より怖いんじゃないのかというレベルでヤバい。あの家族離散は絶望的。自分の家族だったら?そうこうしている内に最初の方の主人公の行いが、差異を伴う反復として自ら身に降りかかる側で繰り返され、主人公として成長もする。途中、身を守るためとは言っても、(普段の取るに足らないバトラーには普通のことかもしれないが)決定的な罪を犯してしまうわけで、そう考えると後の方に出てくる主人公然とした見ず知らずの人助けのシーンもより意味がある。にしても、バトラーさんいつも通りな感じで、窓割って侵入してから「誰か?」と言うのは、もはや建築士設定としてどうなのかと笑った。彼に守れないものはない?
It's been a long day... 本来なら"『エンド・オブ・ステイツ』のジェラルド・バトラー主演 × リック・ローマン・ウォー監督!"…と始めるべきところだろうけど、あまりハマらなかったので、そこは割愛。代わりにリック・ローマン・ウォー監督といったら個人的代表作『ブラッド・スローン』。男臭い骨太感に家族愛。心配は吹き飛び、期待は裏切られなかった。『ジオストーム』では宇宙から地球を守ったけど、ってあれも『エンドオブステイツ』のことも忘れよう!?そりゃ銃が出てきて目先のドンパチとか見えやすい分かりやすいカタルシス盛り上がりの方が好きって人の気持ちも分からないではないけど、本作はもっと根本的・本質的に掘り下げて本質的な面白さと向き合う。正直、本作を見たからと言って、ディザスター映画全般への苦手意識がなくなるわけではなかったが、大いに楽しませてもらった。選ばれる側というスタートというのが少し意外だったかも。からの絶望に叩き落とされる。見応え十分な恐怖のスリルライドに見事なエンタテインメントっぷり。客席の隅に追いやられるか前かがみになるかはあなた次第。
P.S. おい、隅の席だからって喋っていいと思ってるクソカップル、お前らマジくたばれ。スクリーンの真ん中まで聞こえてるし。ああいう連中は作中みたいに地球最後の危機がやって来たとき自己中な振る舞いしそう。
Filmarks : roundglasses
【”ノアの方舟” ディザスター映画男ジェラルド・バトラーが大活躍し、人類を救う話かと思いきや、存亡の危機に瀕した際の人間の善性と悪性を鮮やかに描き出した奥深い映画であった。】
ー 今作の根底には旧約聖書の「創世記」で描かれた”ノアの方舟”があると思う。
神が、地上に増えた人々の堕落した姿を見かねて、”大洪水で滅ぼす”と告げられた”神に選ばれたノア”が、方舟に全ての健康な動物のつがいを乗せて、40日間荒れ狂った洪水の中、生き残る物語である。
映画化もされ、鑑賞したが、動物たちは船に乗り込む際、実に整然とした態度で乗り込んでいた・・。ー
■感想
1.人間の悪性を描いた数々のシーン
・現実にも起こっているが、クラーク彗星衝突による、壊滅的被害予想が出された際に、暴徒化し店に乱入する愚かしき人々の姿。
ー 殺人まで、侵している。しかも、車椅子の老婆を撃ち殺すとは・・。ー
・大統領アラートにより、シェルターに避難する権利を与えられた”選ばれた”離婚寸前のジョン(ジェラルド・バトラー)と、妻アリソン、糖尿病の息子ネイサン。
だが、彼らの腕に巻かれたタグが原因で、バラバラになる”家族”
ー ジョンと離れ離れになってしまった、妻アリソン、糖尿病の息子ネイサンを車に乗せてくれた中年夫婦が、行った事。助かりたい気持ちは分かるが・・。
ネイサンが糖尿病を理由に、シェルター避難対象から外されてしまうシーン。
正直、観ていて腹が立つが、”ではお前はいざと言うときに家族を守るために暴徒にならないか?”と問われると・・。ー
2.人間の善性を描いたシーン
・アリソンが息子ネイサンを助けようと、軍の女性に”貴女にも家族がいるでしょう!”と詰め寄った際に言われた言葉、”家族は選ばれなかった・・、私は自分の役目を務めているだけ。”と言われ、絶句した後、謝罪するシーン。
軍人や、優しき保健婦たちが、自らの命の保証がないのに、懸命に働く姿。
ー 現況下の、医療従事者の方々の尊崇な姿が脳裏を過る・・。ー
・ジョンを北へ向かうトラックに乗せた運転手。乗り込んだ席の隣に座っていた黒人の若き男性がジョンに教えた事。(一方、ジョンの反対側に座っていた白人男性が行った愚かしき出来事・・)
・ジョンが命懸けでシェルターのある、グリーンランドへ飛ぶ飛行機を止め、渋々乗せたパイロットたち。重量オーバーの危険性がありながら乗せる姿と、彼らの最期の言葉。
◆シェルターと重い扉が開き、生き延びた世界各国の人々が交信する声の中、ジョン・ギャリティ家族を始め、人類が再生していく予感を思わせるラストは希望を持たせてくれるが、有事の際の人間性の発露について、イロイロと考えさせられた作品である。>
<真の人間性は、存亡の危機に瀕した時に問われるのだな・・、と思った奥深い作品。
激甚化する気象、いつ起こるか分からない大地震。
BCPを如何にキチンと実施していても、最終的には人間の善性の発露如何なのだろう・・、と思った作品でもある。>
展開が鈍い
J.バトラーの新作公開という事で自然と期待値が高まっての鑑賞となった。
隕石落下が続き地球に支障はないと言われてるいる中バトラーの下に政府から緊急避難通達が届く。
この通達は国によって家族が守られる通達であり国に選ばれた国民しか与えられない。バトラーは高層ビルなどを手がける建築技師という事が認められたのであろう。
冒頭でお隣さんなどにもその通知がバレ、自分達だけが国指定した飛行場に行く際少し揉める。
到着後も通知が来てない者たちと少しガチャガチャする。しかしバトラーの息子が糖尿病を患ってる事を理由に国から拒否され避難場所から離れる事となる。
そこでバトラーと妻と息子そして息子と妻がバラバラになりみんなが合流するために必死になるのがメインストーリー。なんかこのやりとりを終始描かれて大きな展開が起きることもない為中盤越えたあたりで飽きてしまった。
終盤に進むにつれて恐竜絶滅の時のよう地球が滅びる事がメディアから報じられ国民がパニックになる。自分の命を守る事を必死になりバトラー一家の通知許可証(バンド)を巡って醜い争いなども起きるがまぁ明日地球が滅びるならこれくらいは起きるだろうなんて予想できるレベルのトラブル程度しか描かれていない。
その辺の窮地に追い込まれた人間の醜さなんかを描いていくのかなと途中は期待したが特にそういう印象も受けず、むしろバトラー一家も中々強引な時もあったから、理解の有無は別としてまぁ自然な姿の一部であろう。
全体的にどの描写も展開が鈍く進む印象を受けた。
まぁ音響面では迫力あるシーンが少しあったのでその点は最低限は映画館で映画を見ることにおいて楽しむ事はできたかな。
人間と恐竜の違いを見せてやれ
家族でシェルターまで旅する話
予告編の段階でありがちなディザスタームービー感がいなめない。
どうせジェラルドバトラーが右往左往しながらなんだかんだご都合で助かるんでしょ?
とまったく期待しないで鑑賞しました。
なかなかどうして面白かったです。
「カリフォルニアダウン」「スカイスクレイパー」のドゥエイン‣ジョンソンよろしく、彼がパパなら絶対に大丈夫でしょ、危機に陥っても絶対助かるでしょって感じで、ジェラルドも「エンドオブ~」シリーズとか「300」とかで強い男性をやってるので、今作でもなんちゃって危機なんじゃないの?なんて思ってました。
一応、予告では普通の父親っていってたけれど、いや、ジェラルドが普通の父親の役いまさらできるわけないでしょと思ってました。
今作のジェラルドは普通の父でしたね、設計士で仕事人でしたけれど、冒頭のランニング中の妻とのシーンなんかめちゃくちゃしょぼくれてましたよ。
おぉ!?
元気ない彼を見れるなんて、この時点で良作の雰囲気が!
物語が進むにつれて頼れるお父さん像の具現化みたいになりますが、それでも普段の彼の作品よりは大分一般人です。
そんなこんなで、クラーク彗星が地球に降り注ぐのでシェルターまで逃げるのですが、そこらへんの大作ディザスタームービーと違ってど派手な破壊とか噴火とか地割れとかは控えめ。
主に人間ドラマが中心です。大破壊が見たかった人は物足りないかもですが、一般人視点が新鮮でした。
シェルターに入れる「選ばれた人」と「選ばれなかった人」の感情のぶつかり合いが見ていて切ない。
誕生日会の時のあの空気感は心が冷っとしましたね。
旅の時に出会う人々も助かりたいがためにやむなく行動を起こしたりで誰を責めるわけにもいかず、ただただモヤモヤしながら「助かるためには仕方がない」で割り切るしかない。
こういう葛藤が何度もあって、その都度、自分ならどうしたらいいだろうと考えさせられる。
空港→実家→飛行場→シェルター
大まかにこの4つが目的地になるが、道中出会う人、とるべき行動、どれもリアルでドラマチックだった。
なかでも嫁の父役のスコット・グレンはいい感じでしたね、刻まれたシワが人生を語っていたし、目に宿る強い意志が凄い。
娘と孫は任せたぞ!ってのと別れ際の潔さみたいなものが目頭を熱くさせてくれました。
軍人たちの行動もよかった、自分たちはシェルターに入れないのに職務を全うしている姿は心を打ちます。
助からないであろうとわかっていて、最期のその瞬間まで仕事ができる人間がどれほどいるだろうか。
最期なんだから好き勝手やるべきって考えの人もいるだろうし、最後なんだからこそ整然としようって考えの人もいるだろう。
どちらがいいとかどちらが尊いとかは言えないけれど、この映画を見た人は心にそれぞれ答えを見つけているはずだ。
ディサスタームービーって主人公補正でご都合がおおいけれど本作は控えめ。
それによって派手さも少なくなってるがその分、観客側に近い映画になっている。
これから自分にも降りかかるかもしれない災害の参考もしくわ心構えとして役立つ気がする。
私はこの映画好きですね、ローランドエメリッヒの様な映画とは一味違った災害映画です。
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劇中セリフより
「なんとなくわかるんだ、もう助からないって」
人生のタイムリミット決められた時、後悔しない生き方を心掛けたいものですね。
ジェラルト・バトラーが好きなので見ましたが 災害やパニックムービー...
ジェラルト・バトラーが好きなので見ましたが
災害やパニックムービーになるとすぐに主人公が不法侵入や窃盗を平気で行うところ、
群衆がすぐに暴動を起こしたり、普段いい人なのにサイコな思考にはまる人。
そういった所がなかなか受け入れられません。
2021
2012の隕石バージョン。
スヴァールバルの人間盤と呼ぶべきシェルターがグリーンランドに作られており、そこにたどり着くまでの話。
ディザスタームービーであるが、人に注目。
自分や家族だけは助かりたいという人だらけの中、聖人の様な人々も多々いる。
ただ、シェルターに選ばれなかった=死亡確定の状況で軍や医療が正常に機能するはずはないと思うのだが…
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