グリーンランド 地球最後の2日間のレビュー・感想・評価
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極限状態の中で起こる人間ドラマを描いた作品
彗星群が地球に降り注ぎ、壊滅的な状況に置かれるという設定で、以前みた「ディープインパクト」を彷彿させる映画だと思い鑑賞。
実際は、ド派手な演出とかはなく極限状態の中で起こる人間ドラマに視点を当てた作品だった。
特に政府選別で、地下シェルターへ避難できる家族とそうでない家族、両者の苦悩を上手く描かれていてリアリティを感じた。
もし同じ境遇になったとしたら、最後まで生き残るためにもがくのだろうか?、といった具合に色々考えさせられる映画だった。
ただ、最後は強引な感じの構成でツッコミどころ満載だった点があって残念だったか。
もう空は嫌だぁぁぁ~
タイトルなし(ネタバレ)
2時間それなりにハラハラさせられ、眠くなることなく楽しめました。
母子と父とが空港で離ればなれになった辺りから、展開がまったりしてきた感あり。
選ばれし者と選ばれなかったもの。各国でその選択が行われていたのかは分からないが、多くの国に生存者はいた模様。
果たしてどちらがよかったのだろう..
最後シェルターの扉が開いた瞬間、日が差し鳥がさえずる光景とは逆に、これからの大変さがずーんと重く感じられた。
私だったらおじいちゃんと同じく、普段の生活を続け、成り行きに身を任せるかもしれない。
グリーンランド
その中の一家族
主人公以外の 選ばれなかった99.999…%の人達は 残り48時間...
主人公以外の
選ばれなかった99.999…%の人達は
残り48時間を
どのように過ごしたのだろうか
軍人さんは働いてたけれど
一般人は
働かずに家族や親しい人と
過ごすと思う
公共交通は動いてないから
クルマのない人は引きこもるのかな
義父のように
ジタバタせずに
自宅で普段と変わらずに過ごし
自分の人生を振り返って
その時を迎えたい
花火のように
綺麗な彗星を眺めながら
★以下、非常時の教訓
命を繋ぐ大事なモノは
リスク回避のために
分けて持った方がいい
家族は絶対に離れちゃダメ
映画だから奇跡的に再会できたけど
普通なら絶対無理
家族の絆が素敵でした
地味
終始暗い感じを引きずっている印象で最後に主人公の家族が助かっても何だか晴れた気持ちにはなれなかった。まぁ地球が絶滅する話だから仕方がないけど、ハリウッドエンターテイメント的な派手な演出はそれほど無く、隕石落下の映像もイマイチ迫力が無かった印象。
ストーリーのポイントは2つ。
①離ればなれになった家族が再会できるのか?(家族愛)
②シェルターのあるグリーンランドまでたどり着けるのか?(人類存続)
主人公の家族だけが何だかんだ言って都合良く生き延びる展開が本当に都合良すぎて犠牲になった人達が可哀想。あまり感情移入出来なかった。
微かな疑問として、
①たった9ヶ月でシェルターから出られるの?(しかもあんたら意外と元気そうだね…)
②鳥はどうやって生き延びた?
③無線設備は文明崩壊後も使えるの?
設定がとにかく都合良すぎる印象があった。(まぁ映画やからね…)
本当はMr.ノーバディを観るつもりだったけど直前で「映画館で観るならスケールが大きい隕石落下モノの方が良いかな」と思いこの映画に変えました。後悔はしていませんがわざわざ劇場で観なくても良かったかな…と言うのが正直なところ。
まぁ悪くは無かったけど、かつて恐竜を絶滅させた隕石よりもはるかに巨大な隕石が衝突した割には人類生き延びちゃうんだね…って感じで拍子抜けしたのと、
助からなかった多くの人類がいることが心のどこかにあって、アルマゲドンやディープインパクトみたいに最後に“良かったー!”とはなれず、希望を持たせてくれる、と言うよりはむしろ自分だったら助からない側の人間になるんだろうな…と絶望感の方が強かったです。。。
以上
DHC-6 Twin Otter USAF仕様19人乗り
途中、なんか日本車ばっか登場してる気がしたけど、最後はアメリカの田舎らしく、Ram 1500 Big Horn。最初もクライスラーのトラックだったしリアルなアメリカン親父生活やなぁ。と。
そうなんですよー。ちょっとリアルなんです。世に溢れる「地球最後の日(でも人類最後の日じゃありませんから)」ものの、爆発的な荒唐無稽エンタメ感が無い、久しぶりにリアルなヤツ。家族が一時的に離れ離れになり、ハラハラします。お父さんが普通の人だし、スーパーマンも出てきません。頼りになるのは軍だけ。
すごく素直な気分で見れる、やや控え目な「地球最後の日(でも人類最後の日じゃありませんから)」ものだった。
でも。
やっぱり、日本は津波に飲み込まれてしまいましたか?それとも核シェルターを持ってないからアウトでしたか?
それも、リアルやなぁw
良かった。なかなか。
平日の16:35開演で、人は少ないだろうとは思ってたけど、まさかのプライベート。TOHOさんでは初の「マイシアター」だったw
良い!
ディープ・インパクト以来の隕石パニックの傑作 ついに爆誕!
まず一言、最高です!
ディープ・インパクトやノウイングが好きな方なら絶対嵌るはず。
隕石衝突系のsfパニック好きにはたまりません。
ストーリーは至ってシンプルですし、ご都合主義もあるでしょうが、いいんです。
そしてシンプルだからこそすごく考えさせられます。
製作者がそこまで意図していたかは置いといて、生きるか死ぬかの状況で現れる人間の本性、何気ない日常のありがたみ、そして最後は運!ということをしみじみ感じました。
1、生きるか死ぬかの状況で現れる人間の本性
ご近所家族からの「子供だけでも助けて欲しい」との懇願を断るものの、アクシデントで家族とはぐれ、今度は自らが人々に無理な懇願をする主人公、基地に我が先にと押し寄せ暴徒と化す民衆、母子を助けたかと思ったら自らの命欲しさに負けて子供を誘拐する老夫婦、どれもものすごくリアルでした。彼らを非難する気は微塵もありません。僕自身を含め、生きるか死ぬかの瀬戸際では、自分と家族が最優先、その他の人は全て二の次になるでしょう。そういうところを変な綺麗事で済ませず生々しく描いてくれたところが個人的には大変素晴らしいな、と思いました。
ただ一方で、そんな状況においても他人のための優しさをまだ持ち合わせている方々を描いてくれていた部分も素晴らしいと思います。こういう人々は実際の緊急事態においてもいると思いますし、本当に尊い存在として敬意を表したいです。
2、何気ない日常のありがたみ
僕たちは普段、面倒だな〜と思いながら仕事に日々勤しみ、なんとなく日常生活を送り、当たり前のように家族、恋人と一緒に過ごすことができています。そこに対して、ありがたいとか、幸せだとか感じられることはそんなに多くありません。それが「普通」のことだと思っています。
でも明日世界が滅びるかもしれない、となった時、初めてそれまでの日常、「普通」が、いかに幸せであったかに気がつくのではないでしょうか。今はようやく落ち着いてきましたが、コロナが世界で猛威を振るい、飲食店も娯楽施設も全て閉鎖され、地域によっては暴動も起こっていた時、僕たちは普段の日常のありがたみを初めて感じることができたように、この映画を通じて、なんの変哲もない、至って普通の生活をこうして送ることがいかに幸せなことなのか、強く再認識することができました。
3、最後は運!
主人公家族が政府からの避難命令を受け取り、途中はぐれたのに合流し、飛行機に乗ることができ、シェルターに間一髪で間に合って、3人とも助かることができました。そんなの無理だろう、ご都合主義もすぎる、そう言いたくなる気持ちもよくわかります。でも一か八かの緊急事態で生き残る人達ってそういう豪運の持ち主なんじゃないでしょうか。よく飛行機事故なんかで数百人中1-2人だけ助かることがありますが、彼らが助かった理由を調べると、そんなことあるの!?、と首を傾げてしまうぐらい「ご都合主義」な生還の仕方をしています。僕に緊急事態で生き残る豪運があるのか、定かではありませんが、少しでも生き残る確率が上がるように普段から善行を積んでおこう、と思いました。でもおそらく極秘の避難命令は来ないので、来なかったら家族と黙ってくたばりますが・・・笑
いろいろ書きましたが、隕石衝突系のsfパニック好きには最高の映画なので一度は見てみることをお勧めします。CGや音響、迫力もこれまで観てきた同じようなジャンルの映画と比較して一番だと思います。
ぜひ本作を通じて、普段の日常のありがたみと人間の生々しさ、主人公の豪運の凄さ(笑)を感じてください!
おまけ)本編途中で申し訳程度に東京の崩壊のニュースラジオを入れてくれてたけど、せめて最後のでっかい隕石で崩壊して欲しかったなあ(泣)
まあ日本のような小さな島国じゃあ、どっちにせよ300mの津波でプレートから剥がされて終わりだと思うけど・・・
エンターテイメントを期待して観に行くと、何かが大きく物足りないと感じました。
ディザスタームービーは大好きなジャンルなので期待して観に行きました。
ですが何かが大きく物足りないと感じました。
それが何かを辿っていけば、このジャンルにつきものの、どうしようもない絶望感とそれに立ち向かっていく悲壮感の描写かな?と思いました。
今作は、科学者でもなければ軍人でもない、どこにでもいる一般市民の家族が主人公という切り口が斬新だったのが裏目に出たのかな…と感じてしまいました。主人公のみならず人類は降り注ぐ隕石に対してただ傍観するのみなんだもの。一切立ち向かわないんだもの。
かといってその厄災に対しての絶望感もあまりなさそうなんだもの。
助かりそうな選択肢を終始、匂わせているのがダメだったのかな?
しかも一般市民とはいえ、何故か?(ここの説明全く無し)「“選ばれた民”であるが故にどのみち助かる運命にあるんでしょ?」が絶望感を削いでしまったことは否めません。
テーマの“家族愛”に重点を置きすぎてしまったのがキャッチコピーの「~地球最後の二日間~世界崩壊まで残り48時間」のディザスター描写を割いてしまったのかな?
またせっかくの設定の割には徹底した破壊描写も、もうひとつだったような気もします。
主人公一家が右往左往する様の描写の連続が正直うんざりとさえ感じてしまいました。(私が家族愛の薄い人なのかなぁ…)
そして登場人物が「マジクソ夫婦」を除けば善人ばかりなのも、緊迫感に欠けたような気もします。
基本的に人間の性悪な部分を徹底的に描いて、その対比として性善な部分を例外的に美しく描く程度にしていてもよかったのかも。
そして何よりも楽観的すぎるラストが興醒めでした。
せっかく走馬灯の伏線を張りながら、呆気なく助かってしまったラストは大いに不満の残るところでした。
主人公がそれこそ走馬灯を脳裏に思い描き、いよいよ終末カウントダウンを耳にしつつ暗転していくカットで締めくくる、そのまんまのバッドエンドの方が良かったように思いました。
私はてっきりあのカットで終るものかと思っていました。
私が暖かい人の情けも、胸を打つ熱い涙も知らないで育ったから、こういったレビューになったのかなぁ。(そんなことない!生前のお母さん!ごめんなさい!)
隕石よりも人が怖い
「巨大隕石が衝突するまでの二日間人類はどのような行動をとるのか」に興味があったので、鑑賞してきました。そして、私自身怖いのは隕石よりも人間でした。お金や持病で選別されたり、殺人、窃盗、誘拐といった理不尽や犯罪のオンパレードで、恐怖と他者に対する不信感をほぼノンストップで体験できた。
地球が消滅すると知った人類は理性と秩序が機能しなくなる光景をこの映画で堪能し、自分だったらどうするかと考えてしまう時間だった。
唯一の癒しが主人公夫婦の息子ネイサンがとにかくかわいかった。「ドクター・スリープ」で幼いダニーを演じたロジャー・デイル・フロイド。糖尿病を患っていて、二日間を生き抜くには不利な立場であるが、チャーミングで無邪気な姿を見ていると、絶対この子だけは生き残ってほしいと思いました。殺伐とした環境を盛り上げるには絶妙なキャスティングでした。
主人公たちはグリーンランドにある秘密の核シェルターに避難し、9か月間の後世界中の人々と通信でき、全人類絶滅が避けられて、一応ハッピーエンドだったけど、荒廃した地球を見て改めて「自分は何ができるか」を考えると、この先大変だろうなぁと思ってしまった。
大がかりなスペクタクルよりも、個々人の葛藤から人類の危機を描く一作。
超人的な能力を持った軍人も天才的な科学者もいない世界が直面した人類破滅の危機を描いているため、どっかんどっかん破壊される都市の様子や絶対不可能な難局を切り抜ける英雄の活躍を見て気分爽快になりたい!という期待は残念ながらあまり叶えられそうにありません。
危機に対して全く無力な一般市民の家族が右往左往する描写が続くあたり、『アルマゲドン』(1998)や『ディープ・インパクト』(1998)よりも、どちらかというと(ちゃんと撮影した)『クローバー・フィールド』(2008)に近い雰囲気かも。
ただし、彗星が降り注ぐ場面は短めではあるものの、特に音響が凄まじい迫力で、思わず座席で身をすくませるほどでした。確かにたっぷりと予算を掛けた大ぶりなスペクタクルシーンは控えめですが、場面ごとにタイム・サスペンスが用意されているため、退屈することはありません(ちょっと設定が分かりにくい部分もなくはなかったけど)。このあたり、さすがスタントマンとしての経歴を持つリック・ローマン・ウォー監督の演出術です。
スコット・グレンのご尊顔を久々に劇場で拝めたのは収穫!しかし彼が登場すると、『ライトスタッフ』(1983)のごとく、パイロット仲間達と宇宙に飛び出して危機を一気に解決してしまうのではないかと錯覚しそうになりました。本作最大のミスリードは、実はここ!
地球滅亡時に見せる醜さと優しさ
ディザスタームービーの醍醐味って、ド迫力のCGで描かれた自然現象を、うぉー!スゲー!なんて思いながら鑑賞することなんじゃないかと思う。
そんなことを期待しながら観た本作。でっかい隕石が落ちて、1つの都市が消滅してしまった!なんてことをサラッと流してしまう。えっ!!なんて肩透かし!
どうやら、選ばれた家族だけがシェルターに避難できる(らしい)という状況で、生き残るために人間はどこまで汚く醜くなり、どこまで他人のために行動できるのかを描く映画のようだ。地球が滅亡しそうなときに見せるあの醜い姿。でもこの状況では仕方ないよななんて思ってしまう。でも、人間はそんな捨てたもんじゃない!そんな希望が持てるラストも用意する。そりゃそうだ。
でも!
ジョンのとる行動はなかなかひどい。妻と息子が乗っていないかも?と思ったら、扉が閉まりかけていた飛行機から降りようとしてしまう。結果、その飛行機が基地に侵入してきた群衆の暴挙にあい、燃料に引火して飛行機が大爆発。多くの犠牲者を出すことになった。仕方ないとは思うけど。しかも後半も離陸しようとしている飛行機を、滑走路に侵入して邪魔をしてその飛行機に乗り込んでしまうし。助かるためには仕方なかったとは思うけど。なんかスッキリしない!
そんな後半では細かい隕石や超巨大な隕石が落ちるシーンがさすがにそれなりの尺で描かれる。これこれ!これぞ醍醐味!って思っていたら、やっぱりそれでも物足りない。CGに回す予算不足していたのか!?
もし自分が選ばれたら...
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