「地味」グリーンランド 地球最後の2日間 opencarさんの映画レビュー(感想・評価)
地味
終始暗い感じを引きずっている印象で最後に主人公の家族が助かっても何だか晴れた気持ちにはなれなかった。まぁ地球が絶滅する話だから仕方がないけど、ハリウッドエンターテイメント的な派手な演出はそれほど無く、隕石落下の映像もイマイチ迫力が無かった印象。
ストーリーのポイントは2つ。
①離ればなれになった家族が再会できるのか?(家族愛)
②シェルターのあるグリーンランドまでたどり着けるのか?(人類存続)
主人公の家族だけが何だかんだ言って都合良く生き延びる展開が本当に都合良すぎて犠牲になった人達が可哀想。あまり感情移入出来なかった。
微かな疑問として、
①たった9ヶ月でシェルターから出られるの?(しかもあんたら意外と元気そうだね…)
②鳥はどうやって生き延びた?
③無線設備は文明崩壊後も使えるの?
設定がとにかく都合良すぎる印象があった。(まぁ映画やからね…)
本当はMr.ノーバディを観るつもりだったけど直前で「映画館で観るならスケールが大きい隕石落下モノの方が良いかな」と思いこの映画に変えました。後悔はしていませんがわざわざ劇場で観なくても良かったかな…と言うのが正直なところ。
まぁ悪くは無かったけど、かつて恐竜を絶滅させた隕石よりもはるかに巨大な隕石が衝突した割には人類生き延びちゃうんだね…って感じで拍子抜けしたのと、
助からなかった多くの人類がいることが心のどこかにあって、アルマゲドンやディープインパクトみたいに最後に“良かったー!”とはなれず、希望を持たせてくれる、と言うよりはむしろ自分だったら助からない側の人間になるんだろうな…と絶望感の方が強かったです。。。
以上