「【Need more scientific fragments 】」グリーンランド 地球最後の2日間 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【Need more scientific fragments 】
この手のパニック映画にはつきものの、日常でもよく出会う…
素直に指示を聞けない、なんで?どうして?と発狂したように理由を問いただすくせに、説明しても不貞腐れたように行動が迅速じゃない人、
外出間際に関係ない用事を済ませようとして結局は時間が押して大事なイベントに遅れそうになる自分の思いつきを優先して行動する身勝手な人、
大切な物なのに無造作に管理して、どこにあるのか確認さえできなくなる人、
余計な一言で周りの雰囲気を壊すような人は、
至極当たり前なので、イライラなどせず、予定調和としてスルーして鑑賞していましたが、後で、何故か物足りないところを感じて、よく考えてみたら、彗星の登場とか、破片が落ちてくることを観測・分析・確認するNASAの様子とかSF要素が欲しかったなと思って…。
タイトルのfragments は彗星の破片にかけて要素という意味で書いてみました。
(以下ネタバレ)
余計なスーパーの強盗の場面とか、トラックの荷台でのあれやこれやを止めて、ちょっとSF感をだした方が、ストーリーに重みが出た気がする。
今や、彗星の軌道なんかは、かなり予想可能なはずだし、はやぶさ2が、小惑星のりゅうぐうにタッチダウンして戻って来る時代なんだから、ちゃんとストーリーを考えて欲しい気がした。
これは、SFパニックじゃなくて、単なるパニック映画だ。
まあ、ハラハラはするけどね。
でも、あの親子が、飛行機を止めさえしなければ、隕石の破片が落ちてくる前にグリーンランドの飛行場に早く到着出来ていただろうし、パイロットも亡くなることもなかったと思うと、やっぱり、人として、このエンディングには納得してはいけないなと思ったりしました。